プレスリリース
〜東京ビッグサイトで6月28日から開催の「地域防災EXPO」に共同出展〜
積水樹脂株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長 兼 CEO 馬場浩志、以下「当社」)は、三井住友海上火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:舩曵真一郎、以下「三井住友海上」)と共同で水災時の被災地の住民避難や災害対応の迅速化にも貢献するIoT浸水深センサの開発を開始いたします。また、本取組みを東京ビッグサイトで6月28日から開催される「地域防災EXPO」に共同出展いたします。
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1.本取組みの背景
地球温暖化に伴う風水害の多発・激甚化が社会課題となっています。水害時の保険金の一時金支払いには原則、被災した全建物について浸水深の現地調査が必要なため、保険会社では災害発生時多くの人員と時間を割いて対応しています。
一方、国土強靭化の一環として国が取り組む流域治水において、災害対応の迅速化に向けて浸水状況のリアルタイム把握の取組みがなされています。河川への水位センサの設置は進んでいますが、洪水や内水氾濫により市街地や建物などの地上が水に浸かる「浸水深」を計測するセンサの設置は今後の課題です。人命救助や復旧に向けての災害対応においては、多くの地点のリアルタイムな浸水深の把握が必要であり、これに対応できるセンサが求められていました。
2.IoT浸水深センサの共同開発の概要
これらの社会課題を解決すべく、当社では三井住友海上と協力し、IoT 浸水深センサの共同開発を開始しました。
当社は既に河川の水位監視ができる小型・軽量なIoT 水位センサを開発しており、現場の水位変化・異常をリモートで把握
することで河川管理の省力化に貢献しております。
今般の共同開発では、当社ではLPWA Sigfox ネットワークを活用し、災害時に地上の浸水深を遠隔から把握できるIoT浸水深センサを新たに開発、保険金支払に使用できる浸水深データの取得およびクラウドを通じたデータ提供について検討してまいります。三井住友海上では、クラウドに送信された浸水深データのデータベース化およびアラートシステムの構築、浸水深データを活用した保険金支払いシステムの構築について検討してまいります。
両社の技術を掛け合わせ、本センサを建物に設置し浸水深データを保険会社に連携することで浸水建物の現地調査の簡略化や迅速な保険金支払いを実現し、被災地の早期復旧に貢献します。また、データを官民連携することで浸水状況を速やかに把握することが可能となり、迅速な災害対応や地域への情報発信の実現にもつながります。
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3.今後の流れ
今後実用化に向けて実際の建物等フィールドにIoT浸水深センサを設置して検証を開始してまいります。
4.地域防災EXPO概要
会期:2023年6月28日(水)〜30日(金)
時間:10:00〜17:00
会場:東京ビッグサイト(東展示棟)
詳細はhttps://www.publicweek.jp/ja-jp/visit/bousai.html をご確認ください
<積水樹脂株式会社>
1954年の創業以来、複合技術を活かし安全・安心・環境保全に貢献するモノづくりによって、公共・民間の幅広い分野で
事業を展開しています。https://www.sekisuijushi.co.jp/
■本リリースに関するお問い合わせ
積水樹脂株式会社 総務広報部 土井 sjc_info@sekisuijushi.co.jp
TEL:06-6365-3204
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