プレスリリース
「大人向けプラネタリウム」で、テーマを掘り下げて解説
多摩六都科学館(東京都西東京市、館長:高柳雄一)では2024年7月17日(水)と7月21日(日)に大人向けプラネタリウム「ノチウ -アイヌ民族の星座をたずねて- <夏>」を投影します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141165/16/141165-16-0a2ecdb0021b93cdbf5e3b4882e55324-2994x919.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)GOTO
- 直径27.5mのドームスクリーンに、1億4000万個の星が映る
多摩六都科学館のプラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」は直径27.5m。世界最大級の大きさで、足元から頭上まで星空や映像に包まれる傾斜型のドームです。光学式投映機「CHIRONII(ケイロンII)」が大型スクリーンに1億4000万個を超える星々を映す中、プラネタリウム解説員が季節ごとに移り変わる星々や星座のお話を、当日の星空を眺めながら生解説でご紹介します。解説員によって異なるBGMや語り口も大きな特徴となっています。
プログラムは多彩で、当館のキャラクター「ペガロク」と解説員のかけ合いが楽しめる「キッズプラネタリウム」や、2〜3か月ごとにテーマが代わる「生解説プラネタリウム」、迫力のある映像作品を上映する「大型映像」などがあります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141165/16/141165-16-aef31188d067e8063d89163cadf0510c-3257x2171.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
サイエンスエッグに投影された満天の星々
- 大人向けプラネタリウム、7月のテーマはアイヌ民族の星座
中学生以上を対象とした「大人向けプラネタリウム」は、科学的なテーマのほか、文化やアートなど多彩な視点で星空を語る特別なプログラムです。
7月は北海道の風景と星空をプラネタリウムに再現し、アイヌ民族の星の伝承について紹介します。アイヌ民族が語り継いだ星の名前や星座の物語を、民族楽器による音楽とともにお楽しみいただけます。
「ノチウ」とはアイヌ語で「星」を意味します。アイヌ民族は自然への畏敬の念とともに生きてきました。彼らが夜空に描いた星座や星の名前とそれにまつわる物語からは、身近な存在である動物との関わり方、自然観察の視点、そしてユーモアも感じられます。このように夜空に描いた星座を、文字を使わなかった彼らは口伝えで残してきました。
見慣れた星座やギリシャ神話の物語とはひと味違うプラネタリウムを体験できる機会となっています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141165/16/141165-16-c116e90946c7622e61575c9d4e232d1a-1024x576.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
夏の南の空に見えるS字型のさそり座に、アイヌ民族は何を見たのでしょうか
- 北海道金環日食を先取り!
過去でも未来でも、地球のどこでも、自由自在に星空を再現できるプラネタリウム。今回は、2030年6月1日夕方、北海道の多くの範囲で見られる金環日食をご紹介します。
日食はアイヌ語でチュ゜・ライ【太陽・死ぬ】などと呼ばれ、アイヌ民族には欠けた太陽への掛け声や、太陽を助けた動物の物語も伝わっています。
しかし、金環日食をあらわすアイヌ語は現在のところ見当たりません。なぜでしょうか?
- 担当者よりひとこと
アイヌ民族には独自の星座があり、星や天について数多くの伝承が残っています。
しかし、アイヌの星座の存在は、アイヌ文化に関心が高まっている現在でもあまり知られていないようです。
ノチウ――星の伝承からは、アイヌの人々のかつての暮らしや信仰、自然環境への観察眼を感じることができます。しかも、星座が作られた地域『ご当地』で眺めるからこその季節感があったり、物語性だけでなく天文知識が織り交ぜらている星座があったり、アイヌ語の響きが新鮮だったり…と、その魅力は尽きません。
多摩六都科学館は、昭和20年代以降にアイヌの星座を記録した故・末岡外美夫(すえおかとみお)さんの書籍『アイヌの星(旭川叢書〈第12巻〉)』 (1979年)、『人間達 (アイヌタリ) のみた星座と伝承』(2009年)をもとに、2020年より生解説プラネタリウム【ノチウ -アイヌ民族の星座をたずねて-】の投影を続けています。
アイヌの人々が眺めた星座を、民族楽器トンコリの音色とともに、プラネタリウムでごゆっくりご覧ください。
イベント概要
名 称:【大人向けプラネタリウム】 ノチウ -アイヌ民族の星座をたずねて- <夏>
画像協力:公益財団法人 アイヌ民族文化財団
アイヌ語発音・表記指導:成田英敏
日 時:2024年7月17日(水)午後1時10分〜55分、7月21日(日)午後5時10分〜55分
会 場:多摩六都科学館 サイエンスエッグ
対 象: 中学生〜大人 ※小学生以下は入場不可
定 員:234人 ※当日開館時よりインフォメーションにて先着順で観覧券を販売
観覧料: 観覧付き入館券(大人 1,040円、中学生〜高校生 420 円)
【大人向けプラネタリウム】今後の予定
d141165-16-cbf7ddb17e1aabee5ca704bb7f1609bd.pdf[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141165/16/141165-16-ffd518abcc8ae1e3a613624f40cad618-1011x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
チラシはPDFでダウンロードできます
2024年
9月25日(水)午後1時10分 「キトラ古墳の天文図」 #キトラ古墳 #中国星座 #姫神
9月29日(日)午後5時10分 「キトラ古墳の天文図」 #キトラ古墳 #中国星座 #姫神
10月30日(水)午後1時10分 「衛星ツアー」 #太陽系 #宇宙旅行 #地球外生命
11月24日(日)午後5時10分 「熟睡プラ寝たリウム」 #睡眠 #寝落ちOK #勤労感謝の日
11月27日(水)午後1時10分 「熟睡プラ寝たリウム」 #睡眠 #寝落ちOK #勤労感謝の日
12月18日(水)午後1時10分 「カノープス」 #七福神 #南極老人星 #冬の星のさがし方
2025年
1月26日(日)午後5時10分 「星の一生」 #星雲・星団 #暗黒星雲 #冬が生まれる
1月29日(水)午後1時10分 「星の一生」 #星雲・星団 #暗黒星雲 #冬が生まれる
2月26日(水)午後1時10分 「ノチウ -アイヌ民族の星座をたずねて- <冬>」
#アイヌ語 #カムイ #トンコリ #北海道
3月16日(日)午後5時10分 「星空と四季」 #星の和名 #四季の風景 #星空
3月19日(水)午後1時10分 「星空と四季」 #星の和名 #四季の風景 #星空
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141165/16/141165-16-9d4360bab561a47ab4e6a2cb3ff54b77-1358x372.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]多摩六都科学館
1994年開館。直径27.5mのドームに1億4000万個の星々を映し出す世界最大級のプラネタリウムドームと、5つの展示室で観察・実験・工作が楽しめる体験型ミュージアム。
小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市で運営しています。所在地 〒188-0014 東京都西東京市芝久保町5-10-64
電話番号 042-469-6100
URL https://www.tamarokuto.or.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES