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Classiq Technologies Ltd.

ClassiqとAlice & Bobが提携し、高度な開発から論理量子ビットのエミュレータまでエンド・ツー・エンドの量子コンピューティングの実現を目指す

(PR TIMES) 2024年03月08日(金)13時15分配信 PR TIMES

量子ソフトウェアの開発企業であるClassiq Technologies(本社:イスラエル・テルアビブ、以下「Classiq」)は、本日、量子ソフトウェアとハードウェアのギャップを埋めることを目的に、フォールトトレラント量子コンピュータの開発のフロントランナーであるAlice & Bobと提携したことを発表しました。本提携は、ClassiqプラットフォームとAlice & Bobのキャット量子ビット(cat qubit)技術と論理量子ビット向けの有用なツールを組み合わせることで、フォールトトレラント量子計算時代への糸口を作ることを狙いとしています。
Alice & BobのCEOであるTheau Peronnin氏は、次のように述べています。
「ClassiqとAlice & Bobの提携は、パラダイムシフトを示す良い例です。量子コミュニティは、すでに論理量子ビットの重要性を理解していますが、論理量子ビットには全く新しいツールが必要です。論理量子ビットを実現する最も有望な技術であるキャット量子ビットと、最も洗練された回路合成エンジンであるClassiqプラットフォームを組み合わせることで、私たちは量子コミュニティに量子の未来を垣間見せることができます」

本提携の中核となるのは、Classiqが現在提供している多岐にわたる量子コンピューティングバックエンド機能を拡張し、キャット量子ビットをベースにした論理量子ビットのシミュレーションができる、初の論理量子ビットのエミュレータへの早期アクセスプログラムを加えることです。本提携によりノイズレベルに影響する複数のパラメータを制御できようになるため、研究者や開発者は、量子ノイズの影響の調査や、耐量子アルゴリズムを実際に近い量子環境でテストを行うことができます。

Classiqの最高経営責任者(CEO)であるニール・ミネルビは、次のように述べています。
「Classiqプラットフォームは、量子コンピュータを最大限に活用することに焦点を当てており、今回の重要な提携により、有用な数の論理量子ビットを実行することが可能になりました。1e-8(10の-8乗)のエラー率で100個の論理量子ビットを持つ量子コンピュータ( https://arxiv.org/abs/2401.09541 )を構築するというAlice & Bobの心躍るような計画に触発され、ClassiqプラットフォームもAlice&Bobの計画の進捗をシームレスにサポートできるよう適応させています。将来的には、資源量推定とコンパイルツールの機能強化が、更なる重点領域となるでしょう」

また、両社の代表は、以下の共同声明を公開しました。
「ClassiqとAlice & Bobは共に、量子コンピューティングにおける研究と探求の新たな扉を開きます。本提携は、量子コンピューティングの発展を加速させるという両社の共通ビジョンに基づいています。量子コンピューティングのコミュニティに最先端技術へのアクセスを提供することで、世界中の開発者や研究者は、量子コンピューティングにおける約束された未来の実現へ繋がる、フォールトトレラント機器に対する準備が可能となります」

■Classiqについて
量子ソフトウェアのリーディングカンパニーであるClassiq Technologiesは、アルゴリズム設計から実行に至るまで、量子コンピューティングへのシングルエントリーポイントを持つ包括的なプラットフォーム(IDE、コンパイラ、OS)を提供しています。高度な記述式の量子ソフトウェア開発環境は、あらゆるレベルの開発者の習熟度に対応し、量子プログラミングを自動化します。これによりAI、機械学習(ML)、線形代数のバックグラウンドを持つ人々を含む幅広い人材が、量子コンピュータ・ハードウェアのプログラミングに関する深い専門知識が無くとも、量子コンピューティングの活用を可能とします。Classiqは量子コンピューティングへのアクセスを民主化し、幅広い量子ハードウェアへのアクセスを含め、ユーザーが量子コンピューティング革命を最大限に活用できるようにします。Classiqのコアテクノロジーであるアルゴリズムによる量子回路コンパイルは、現在そして未来の量子エコシステムを支えるものです。また、量子コンピュータ、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、量子シミュレータで使用するソフトウェアを提供する先進的な計算ハードウェアプロバイダーとも緊密に連携しています。ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)、HSBC、Samsung、インテーザ・サンパオロ、NTTといった強力な投資家に支えられ、Classiqの世界クラスの科学者・エンジニアチームの数十年の量子専門知識が、画期的なソフトウェア開発プラットフォームに活用されています。詳細は、LinkedIn( https://www.linkedin.com/company/classiq-technologies/ )、X(旧Twitter https://twitter.com/classiqtech )、YouTube( https://www.youtube.com/c/ClassiqTechnologies )でClassiqをフォローするか、ClassiqのSlackコミュニティ( https://classiq-community.slack.com/ )やウェブサイト( https://ja.classiq.io/ )をご覧ください。

■Alice & Bobについて
Alice & Bobは、パリとボストンを拠点とするスタートアップ企業で、初の万能かつフォールトトレラントな量子コンピュータを実現することを目標に据えています。2020年に設立されたAlice & Bobは、すでに3,000万ユーロの資金を調達し、90人以上の従業員を抱え、GoogleグーグルやIBMのような大手テクノロジー企業を凌ぐ実験結果を実証しています。Alice & Bobは、当社創業者が開拓し、後にAmazonが採用した技術であるキャット量子ビットを専門としています。Alice & Bobは最近、キャット量子ビットアーキテクチャーの実力を示し、大規模で有用な量子コンピュータを構築するためのハードウェア要件を、競合アプローチと比較して最大200分の1に削減できることを実証しました。詳細は、LinkedIn( https://www.linkedin.com/company/alice-bob )、X(旧Twitter https://twitter.com/alice__bob?lang=en )、YouTube( https://www.youtube.com/channel/UCi7jVRRVTNYTuEODbrFAFVA )でAlice & Bobをフォローするか、Alice & BobのSlackコミュニティ(The Cat Tree https://the-cat-tree.slack.com/ )やウェブサイト( https://alice-bob.com/ )をご覧ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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