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株式会社龍村美術織物

ユネスコ文化遺産・祇園祭2023

(PR TIMES) 2023年07月13日(木)17時45分配信 PR TIMES

龍村美術織物が「放下鉾」を彩る「下水引(したみずひき)」を244年ぶりに復元

2023年7月の祇園祭にて、株式会社龍村美術織物(本社:京都府京都市右京区、代表取締役:龍村育)が復元新調を手がけた「放下鉾」を飾る下水引(したみずひき)が披露されます。約244年前に与謝蕪村が描いた図柄である下水引は、龍村美術織物によって現代にその姿を蘇らせました。この懸装品を纏う「放下鉾」は、17日の前祭に山鉾巡行を行います。
[画像1: https://prtimes.jp/i/70312/16/resize/d70312-16-fd4689e146c8997ef5de-0.jpg ]

祇園祭に登場する鉾の一つである「放下鉾(ほうかほこ)」を、色とりどりの絹糸や金糸で彩る「下水引(したみずひき)」について、山鉾の維持管理を行う公益財団法人放下鉾保存会様(京都市)より制作依頼を受け、龍村美術織物が復元新調しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/70312/16/resize/d70312-16-e28c8e42d0415f953b8e-5.png ]

メディアでも話題の下水引(したみずひき)とは?

下水引とは山鉾の稚児や囃子方が陣取る欄縁のすぐ下に掛けられ、胴掛、前掛などの上部を飾る装飾幕で、放下鉾のそれは約244年前に制作されたとされ、江戸時代に俳人・画家として活躍した与謝蕪村(1716〜1784)が下絵を描き、豪華絢爛な刺繍を施した懸装品です。

2023年に復元新調された「下水引・西面」
[画像3: https://prtimes.jp/i/70312/16/resize/d70312-16-a34f5b56e90fe67adbe5-3.jpg ]

二世紀半の時を経て傷みが目立ってきていたところ、祇園祭の山鉾懸装品について復元や修復の実績のある龍村美術織物が復元新調を行いました。

江戸時代に制作された「下水引・西面」
[画像4: https://prtimes.jp/i/70312/16/resize/d70312-16-a985472e1714c9ee6f71-4.jpg ]

新調された下水引も原品同様に4枚で1組になっており、与謝蕪村が描いた中国の文人らが「琴」「囲碁」「書」などをたしなむ図柄を、時代考証や裏地の調査によって欠損した部分の色彩やデザインも明らかにし、職人の手作業による総刺繍にて再現されています。

制作は8年がかりで行われ、2015年から2年に1枚ずつのペースで復元新調されました。 制作の舞台裏を描いた特集記事は龍村美術織物公式サイトにて公開中です。

オリジナル特集記事:『祇園祭2023 蘇る放下鉾「下水引」に龍村美術織物が込めた想い』
https://www.tatsumura.co.jp/news/kyoto-gion-festival-2023/



7月17日「前祭(さきまつり)山鉾巡行」にてお披露目

1000年以上の歴史を持ち、日本三大祭りの一つである京都の「祇園祭」。今年はコロナ禍以前と同規模で開催が予定されており、多くの国内外からの観光客も見込まれています。

祇園祭の一ヶ月(7月1日〜31日)にわたる開催期間のなかでも前半の山場となる7月17日には、前祭(さきまつり)山鉾巡行が行われ、今回の下水引も広く一般に公開されます。変化し、移りゆく世の中のなかで京都の町衆の心意気を繋いで巡行される放下鉾、そしてそれを彩る「下水引」にぜひご注目ください。

関連商品

龍村美術織物公式オンラインショップでは「祇園祭」をモチーフにした掛額をご用意しています。 空間をグレードアップするインテリアとして、芸術性の高い織物作品をお楽しみください。

関連商品「掛額 祇園祭」:https://shop.tatsumura.co.jp/products/976



また、今回のリリースでご案内したもの以外にも、過去に『懸装品(けそうひん)』の新調、復元、修理を行ってきた実績をご紹介していますので、併せてご覧ください。

関連特集「懸装品実績紹介」:https://www.tatsumura.co.jp/products/kesouhin/

公式サイト:https://www.tatsumura.co.jp/

公式オンラインショップ:https://shop.tatsumura.co.jp/



一般公開概要

前祭山鉾巡行日時:2023年7月17日(月・祝)9:00〜各町くじ順により順次 巡行開始

予定地点:四条烏丸交差点付近
公益財団法人祇園祭山鉾連合会公式サイト:http://www.gionmatsuri.or.jp/
京都市観光協会オフィシャルサイト「祇園祭」ページ:https://ja.kyoto.travel/event/major/gion/

龍村美術織物について

龍村美術織物は、1894(明治27)年の創業以来、"独創と復元"というテーマを根底に、織物づくりに真摯に向き合ってきました。創業者である初代龍村平藏は、織物における芸術的完成を求め、古代裂(こだいぎれ)の復元研究に没頭し、様々な織物の知識、技法を学び蓄積することで得た「織の総合力」をもって、正倉院裂(しょうそういんぎれ)をはじめとする国宝や、名物裂(めいぶつぎれ)の復元を果たします。また、緻密さと大胆さを兼ね備えた新しい独創的な織物を、その知識と技術をベースに数多く創作していきます。この織物づくりにおける"独創と復元"という考え方は今日に至るまで連綿と受け継がれ、艶やかな色合い、立体的な表現、美的エッセンスが凝縮された独特な紋様など、龍村美術織物らしい唯一無二の独創性をもった織物を、日々世に生み出し続けています。

社名:株式会社 龍村美術織物
代表取締役:龍村 育
本社住所:〒615-0022 京都市右京区西院平町25 ライフプラザ西大路四条2階
Tel:075-325-5580
従業員数:62名
創業:明治27年 (1894年)
会社設立:昭和53年 (1978年) 2月23日
資本金:24,000,000円
事業内容:美術織物の製造および販売、各種緞帳・懸装品の企画・デザイン、製造および販売、和装雑貨などのインターネット販売
公式サイト:https://www.tatsumura.co.jp/
公式オンラインショップ:https://shop.tatsumura.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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