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【告知】新明工業 × 椿本チエイン × タダノ × 人機一体 の4社による「人機プラットフォーム」を活用した力制御電動シリンダ「人機並進駆動ユニット 」開発プロジェクトが始動します

(PR TIMES) 2022年03月16日(水)10時45分配信 PR TIMES

株式会社人機一体が目指す「先端ロボット工学技術の社会実装」に向けて、二つ目の人機プラットフォームとして「人機並進駆動ユニット社会実装プラットフォーム」が始まります。

力制御技術、パワー増幅バイラテラル制御技術を中心に、先端ロボット工学に関するコア技術の知的財産を多数保有する株式会社人機一体と、新明工業株式会社、株式会社椿本チエイン、株式会社タダノの4社は、人機一体のビジネスモデル「人機プラットフォーム」の一つである「人機並進駆動ユニット社会実装プラットフォーム」において、完全電動でありながら油圧駆動に匹敵する高出力・高耐衝撃性を備えた緩急剛柔自在な力制御が可能な電動シリンダ「人機並進駆動ユニット」の社会実装に向けた開発プロジェクトを、2022/03 月より順次開始いたします。

※ 株式会社人機一体   本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:金岡博士、 以下「人機一体」
※ 新明工業株式会社   本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:近藤 恭弘、以下「新明工業」
※ 株式会社椿本チエイン 本社:大阪市北区、 代表取締役社長:古世 憲二、以下「椿本チエイン」
※ 株式会社タダノ    本社:香川県高松市、代表取締役社長・CEO:氏家 俊明、以下「タダノ」
この開発プロジェクトに先立ち人機一体は、人機並進駆動ユニットの原理試作としての PoC 試作機である 人機並進駆動ユニット ver.4.0 と、社会実装コンセプトとしての PoC 試作機である 人機ショベル ver.1.0 を 2022/03/09-12 の 2022 国際ロボット展 @ 東京ビッグサイト にて初公開しました。これをキックオフとし、人機社は新明工業、椿本チエイン、タダノと共に人機並進駆動ユニットの早期の製品化を目指した開発プロジェクトを開始します。

※ PoC = Proof of Concept、概念実証



キックオフにおける各社代表からのコメント


[画像1: https://prtimes.jp/i/70266/16/resize/d70266-16-f83814472a254aefed4d-6.jpg ]

左から
 株式会社椿本チエイン モーションコントロール事業部 事業部長 執行役員 前田 隆雄 様
 株式会社人機一体 代表取締役社長 金岡博士
 新明工業株式会社 自動車事業本部 本部長 取締役 常務執行役員 山下 博久 様
 株式会社タダノ 執行役員 技術研究所長 野口 真児 様


【新明工業株式会社 自動車事業本部 本部長 取締役 常務執行役員 山下 博久 様】よりコメント
 株式会社人機一体様の「人機プラットフォーム」の枠組に参加できることを大変光栄に思っております。また、株式会社椿本チエイン様、株式会社タダノ様との協業も同じく大変光栄に存じます。
 様々な苦役からの解放やカーボンニュートラルを目指す、その手段の一つとして油圧を電動に置き換えることで、秀逸な制御を実装し新たな価値を創出するとともに、新たな市場創出にチャレンジして参ります。

【株式会社椿本チエイン モーションコントロール事業部 事業部長 執行役員 前田 隆雄 様】よりコメント
 人機並進駆動ユニットの研究開発参画により、今までの電動シリンダでは対応できなかった革新的な制御と機構を実装し、油圧から電動シリンダへの置き換えを加速して、新たな市場獲得の機会にしていきたいと考えています。

【株式会社タダノ 執行役員 技術研究所長 野口 真児 様】よりコメント
 カーボンニュートラルに向け建設機械業界でも電動化は進む。動力源が軽油・ディーゼルエンジンから電池・電気モータへ置き換わるだけでなく、アクチュエータも電動化させ、建設施工において、より安全で生産性を向上させる新たな価値を創りたい。
 本プロジェクトで株式会社人機一体様をはじめとする4社が各々の役割を果たし相互に協力しあって、人機並進駆動ユニットの社会実装を目指して参ります。



キックオフ参加者


[画像2: https://prtimes.jp/i/70266/16/resize/d70266-16-5ebf00912c7631c45a41-5.jpg ]

※ 以下、順不同

【新明工業株式会社】
  自動車事業本部 本部長 取締役 常務執行役員 山下 博久 様
  自動車事業本部 理事 矢野 博幸 様
  テクニカル本部 本部長 理事 辻井 栄一郎 様
  自動車事業本部 技術部 部長 中村 光宏 様
  自動車事業本部 特装営業部 部長 篠原 恒人 様

【株式会社椿本チエイン】
  モーションコントロール事業部 事業部長 執行役員 前田 隆雄 様
  モーションコントロール事業部 技術部 パワトラ開発課 課長 川本 恭士 様

【株式会社タダノ】
  執行役員 技術研究所長 野口 真児 様
  技術研究所 安全システム創造ユニット ユニットマネージャー 三好 圭 様
  技術研究所 安全システム創造ユニット 高橋 将史 様

【株式会社人機一体】
  代表取締役社長 金岡博士
  取締役 諸岡 亜貴子



PF03 人機並進駆動ユニット 社会実装プラットフォーム


■ 人機並進駆動ユニット

 本プラットフォームのプロダクトとなる人機並進駆動ユニットとは、人機一体の保有する独自の力制御技術 プロクシベースト・アドミタンス制御(Proxy-Based Admittance Control = PBAC)を実装することにより、完全電動でありながら油圧駆動に匹敵する高出力・高耐衝撃性を備え、緩急剛柔自在な力制御が可能な電動シリンダです。人機一体において原理試作を重ねて PoC は達成されており、安定かつダイナミックレンジの広い、従来にはない高性能な力制御ができることが既に示されています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/70266/16/resize/d70266-16-20b69d458d85455ac151-3.png ]


※ 人機並進駆動ユニット ver.4.0 は、福島イノベーション・コースト構想による「地域復興実用化開発等促進事業費補助金」の支援を受け、福島県南相馬市にある「人機一体福島基地」において開発されました。


■ PF03 人機並進駆動ユニット 社会実装プラットフォーム

 人機並進駆動ユニット社会実装プラットフォームは、並行して同時実装される人機プラットフォームの中でも最も基盤となる、力制御アクチュエータとしての「人機並進駆動ユニット」を社会実装(製品化)するプラットフォームです。人機並進駆動ユニットの社会実装が実現することにより「固い」位置制御ベースの産業用ロボットから「柔らかい」力制御ベースの「人機」へのパラダイムシフトを起こすことができます。
 このプラットフォームにおいて、新明工業が活用企業、椿本チエインが開発企業、タダノがユーザ企業をそれぞれ担っていただけることになり、人機プラットフォームが成立しました。

 すなわち、人機社の独自技術を用いて、

椿本チエインが部品メーカとして電動シリンダの要素技術と要素部品を提供し、
新明工業がアセンブリメーカとして独占的に人機並進駆動ユニットを開発・製造・販売し、
タダノがクレーン・高所作業車分野で人機並進駆動ユニットを独占購入して電動化・高機能化を実現する、

という人機プラットフォームの仕組が、2022/03 月から順次動き出すこととなります。

 人機並進駆動ユニットの製品化により、産業用ロボット分野では、先述のように「固い」位置制御ベースの産業用ロボットから「柔らかい」力制御ベースの「人機」へのパラダイムシフトを起こすことができます(産業用ロボットの重機化)。さらに、これまで制御性能の悪い油圧シリンダしか使えなかった重機・建機分野では、高出力でも耐衝撃性に優れた電動シリンダとして人機並進駆動ユニットを導入することで、完全電動化・高精度化・高機能化を実現することが可能です(重機のロボット化)。

[画像4: https://prtimes.jp/i/70266/16/resize/d70266-16-7552e27cb070f7fc9a56-8.jpg ]

https://prtimes.jp/a/?f=d70266-20220315-9c04f735e449a96ec512c53d9845c803.pdf


■ 人機社の独自ビジネスモデル:人機プラットフォームとは

 金岡博士は、立命館大学ロボティクス学科の教員を務めていた時代から二十年に亘って独自の先端ロボット工学技術を蓄積してきました。これらの先端ロボット工学技術の社会実装を目指して設立した人機一体では、人機プラットフォームという独自のビジネスモデルを構築し、着実に社会実装への準備を進めています。


[画像5: https://prtimes.jp/i/70266/16/resize/d70266-16-8abae749dc917d695ae7-9.jpg ]


 テック系ベンチャー・スタートアップのほとんどは、製造業として自社製品を世に送り出すビジネススタイルですが、人機一体は違います。在庫や生産ラインを抱えず、また単なるファブレスメーカでもなく、そもそも人機一体は製品を作らず、競合も作りません。

 つまり、リソースのない弱小零細ベンチャーである人機一体が無理にメーカとなって既存メーカと競合しながらロボットを製造販売するのではなく、先端ロボット工学技術の知的財産権を武器に、従来技術では解決困難な課題を抱える企業様と連携し、それぞれの得意分野を活かして課題を解決する枠組(プラットフォーム)を提供する新しいビジネスモデルが「人機プラットフォーム」です。



関連情報


■ 新明工業株式会社

  社名:新明工業株式会社
 代表者:代表取締役社長 近藤 恭弘
 所在地:愛知県豊田市衣ヶ原三丁目 20 番地
 資本金:9810 万円
事業内容:EV/HV/FCV 等車両生産設備の設計、製作
     物流・生産システムの設計、製作、エンジニアリング
     自動化・省力化設備の設計、製作
     プレス金型の設計、製作
     各種自動車整備、新車・中古車販売
     各種車両特装およびレストア

公式ウェブサイト:https://www.shinmei.co.jp


■ 株式会社椿本チエイン

  社名:株式会社椿本チエイン
 代表者:代表取締役社長 古世 憲二
 所在地:大阪市北区中之島 3-3-3
 資本金:170 億 7600 万円(2021/03/31 現在)
事業内容:各種動力伝動装置および同付属品の製造販売
     各種輸送機械器具、同付属品の製造販売ならびに輸送機械装置の設計および設置工事の請負
     各種電気電子機器、同付属品の製造販売ならびに電気機器装置の設計および設置工事の請負
     建築工事の設計、施工、監理の請負
     前各号関連商品の輸入販売
     前各号の付帯事業ならびに出資

公式ウェブサイト:https://www.tsubakimoto.jp


■ 株式会社タダノ

  社名:株式会社タダノ
 代表者:代表取締役社長・CEO 氏家 俊明
 所在地:香川県高松市新田町甲 34 番地
 資本金:130 億 2156 万 8461 円
事業内容:建設用クレーン、車両搭載型クレーンおよび高所作業車等の製造販売

公式ウェブサイト:https://www.tadano.co.jp


■ 株式会社人機一体

人機一体は、金岡博士の理念と先端ロボット工学技術をコアに、パワー増幅バイラテラル制御システムとしての「人機」を開発・社会実装することにより「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」ことを実現する立命館大学発ベンチャー企業です。
フィジカルな苦役を無用とするためには「力学ベースの先端ロボット工学技術」の社会における広範な利用が不可欠であり、またそれによって十分に解決可能だと我々は考えます。しかし現状を鑑みると、ロボット工学技術が学術分野において膨大に蓄積されていく一方で、その社会実装は全く不十分です。
株式会社人機一体は「人型重機の社会実装」というシンボルプロジェクトを通してビジョンを強烈に訴え、力学ベースの先端ロボット工学技術の社会実装に突破口を開きます。

  社名:株式会社人機一体
 代表者:代表取締役社長 金岡博士(かなおかはかせ)
 所在地:(本社)〒525-0041 滋賀県草津市青地町 648-1 秘密基地人機一体
     (支社)〒975-0036
           福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場 45 番地 245
           南相馬市産業創造センター内
           人機一体福島基地
 資本金:2 億 1800 万円(2022/03/01 現在)
事業内容:先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援のための知的財産活用サービス

公式ウェブサイト:http://www.jinki.jp/
   電子メール:contact@jinki.jp
   ツイッター:https://twitter.com/mmseinc
 フェイスブック:https://www.facebook.com/mmseinc


■ 関連プレスリリース

【告知】株式会社人機一体は、世界最大級のロボット専門展【2022 国際ロボット展】に出展します
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000070266.html


以上



プレスリリース提供:PR TIMES

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