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1つのICで192エリアのミニLEDを独立制御!マトリクス方式(8系統×24ch)の車載液晶バックライト向けLEDドライバ「BD94130xxx-M」を開発

(PR TIMES) 2023年06月08日(木)10時45分配信 PR TIMES

ローカルディミング機能搭載によりディスプレイの高精細化と低消費電力化に貢献

BD94130MUF-ME2、BD94130EFV-ME2
[画像1: https://prtimes.jp/i/62988/16/resize/d62988-16-1c083d92b82e0b33672f-1.jpg ]

ローム株式会社(本社:京都市)は、次世代のカーインフォテインメントや車載メータークラスターなどで採用が進んでいる大型ディスプレイに対応した車載液晶バックライト向けLEDドライバIC(以下、LEDドライバ)「BD94130xxx-M」(BD94130MUF-ME2、BD94130EFV-ME2)を開発しました。 

URL:https://www.rohm.co.jp/products/power-management/led-drivers/constant-current-serial-in-parallel-out?page=1&SearchWord=bd94130#parametricSearch

「BD94130xxx-M」は、8系統のスイッチコントローラと24chのカレントドライバを組み合わせたマトリクス方式(*1)のLEDドライバであり、バックライト用のミニLEDを1つのICで最大192エリアに分割して制御(調光)可能です。また、各エリアのミニLEDは、ローカルディミング機能(*2)により独立制御が可能なため、ディスプレイの高精細化と低消費電力化に貢献します。現在、車載ディスプレイにおいては、市場トレンドとしてエリア数の増加が進んでいますが、新製品はダイレクト方式(*3)の一般品と比べて、1つのICで制御できるエリア数が多いため、LEDドライバの実装面積と搭載数量を大幅に削減することが可能です。例えば、現在主流の10インチクラスの車載ディスプレイを搭載したカーインフォテインメントでは、約600エリアの制御が必要となりますが、新製品は、ダイレクト方式の一般品(48エリア対応品)と比較して、1/4のLEDドライバ数量で制御でき、LEDドライバの占める実装面積も最大約84%削減可能です。加えて、次世代コックピットになり画面の大型化が進むと、エリア数は増加するため、新製品の搭載メリットはますます大きくなります。
「BD94130xxx-M」は、2023年4月より当面月産10万個の体制で量産を開始(サンプル価格2,000円/個:税抜)しています。生産拠点は、前工程がローム浜松株式会社(浜松市)、後工程がROHM Electronics Philippines, Inc.(フィリピン)(BD94130MUF-M)及びROHM Integrated Systems (Thailand) Co., Ltd.(タイ)(BD94130EFV-M)となります。なお、インターネット販売も開始しており、チップワンストップやコアスタッフオンラインなどからご購入いただけます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/62988/16/resize/d62988-16-9214351d7a047fa5ce49-2.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/62988/16/resize/d62988-16-e1a238f89044c51e01d7-3.jpg ]


<背景>
近年、ADAS(先進運転支援システム)の進化やカーインフォテインメントの機能増加に伴い、車載ディスプレイには視認性向上に寄与する高精細化が求められています。これに対して、ローカルディミング機能搭載のLEDドライバは、液晶暗部のバックライトのみを消灯でき、高精細な液晶表示と低消費電力化に貢献することから、次世代コックピットを開発している各車載メーカーで検討が進んでいます。一方、ダイレクト方式の従来LEDドライバは、1つのICで制御できるエリア数が100エリア未満と少なく、画面の大型化に伴ってエリア数の増加が進む車載ディスプレイにおいては、LEDドライバ及び周辺部品の面積増大が課題でした。

<新製品「BD94130xxx-M」について>
「BD94130xxx-M」は、最大8分割可能なスイッチコントローラと24chのカレントドライバを組み合わせたマトリクス方式のLEDドライバです。スイッチコントローラの系統数は、レジスタの設定により3パターン(4、6、8分割)から選択できるため、エリア数やLED消費電流に応じて、さまざまな仕様に対応できます。また、LEDの温度特性に依存せず、フィードバック電圧を一定に保つフィードバックコントロール機能を内蔵しているため、熱設計工数の削減と損失割合の低減に貢献します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/62988/16/resize/d62988-16-b58fa12104548e517b5c-4.jpg ]


<アプリケーション>
新製品は、ローカルディミング機能を搭載しているため、ハイコントラストな車載ディスプレイを実現可能です。
電子ミラー(サイドミラー、バックミラー)

カーインフォテインメント

メータークラスター

ヘッドアップディスプレイ(HUD)




[画像5: https://prtimes.jp/i/62988/16/resize/d62988-16-2134d6d89781107cc6d2-4.jpg ]

<インターネット販売情報>
販売ネット商社:チップワンストップ、コアスタッフオンライン
それ以外のネット商社からも順次発売していきます。
(販売開始時期:2023年4月から)
■製品情報
販売対象品番:「BD94130MUF-ME2」、「BD94130EFV-ME2」

<用語説明>
*1)マトリクス方式
スイッチコントローラとカレントドライバの組み合わせにより、行列(マトリクス)状に並んだLEDを点灯させる方式。制御できるエリア数は多いため、カーインフォテインメントやクラスターパネルなど、大型液晶パネルを搭載したアプリケーションに最適。

*2)ローカルディミング機能
液晶パネルに表示される映像の明暗に合わせて、直下に位置するバックライトLEDの輝度を制御するLEDドライバの技術。これにより、高精細な液晶表示を実現することができる。

*3)ダイレクト方式
カレントドライバ1chあたり1エリアをダイレクトに制御する駆動方式。



プレスリリース提供:PR TIMES

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