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学校法人 東放学園

東放学園映画専門学校が福島県双葉町を舞台にした短編映画『おかえり』を制作!経済産業省「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」

(PR TIMES) 2022年09月06日(火)18時15分配信 PR TIMES


東放学園映画専門学校(所在地:東京都新宿区、校長:松島 司)は、経済産業省が映像や芸術文化を通じて福島浜通りの復興を後押しする「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」の一環として、福島県双葉町(ふたばまち)を舞台にした短編映画『おかえり』(監督:伊豆倉将宙 脚本:梶田慎悟)を制作しました。
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*福島県浜通りについて
福島県東部の太平洋に面したエリア。福島県いわき市、相馬市、南相馬市、新地町、浪江町、富岡町、楢葉町、双葉町、広野町、大熊町、飯舘村、川内村、葛尾村の13市町村。

*双葉町について
東日本大震災における福島第一原子力発電所の事故により、全町民が避難生活を余儀なくされた地域。2022年8月30日に帰宅困難区域の一部で避難指示が解除され、11年5か月ぶりに居住が再開された。

このプロジェクトは、東京電力福島第一原子力発電所の事故による被災地域の復興に向けたもので、映像・芸術作品の制作などを通して、福島浜通りの新しい魅力を国内外に発信し、地域の活性化につなげることを目的としています。

映画制作は2022年5月に開始。企画に賛同した当校映画制作科2年生5名が福島県双葉町に赴き、シナリオハンティングを実施しました。東日本大震災・原子力災害伝承館で復興の歩みを学んだ後、双葉町役場職員の案内で町内の様子を視察。地震による被害を受けたままの状態で残されている住宅や商店、小学校などを目の当たりにした学生たちは、地元住民の方から話を聞いていくなかで、作品の構想を膨らませていきました。
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東京に戻った学生たちは各自、シナリオづくりに取り組みました。後日提出された脚本は10本。経済産業省の担当者のほか双葉町住民による投票の結果、10年ぶりに緊急避難指示が解除された故郷 双葉町に帰ってきた女性が震災前との違いに戸惑う心情を描いた梶田慎悟さんの脚本『おかえり』を制作することが決定しました。

撮影は、6月4日・5日の2日間に渡り、JR双葉駅や東日本大震災・原子力災害伝承館/双葉町産業交流センターの周辺、双葉北小学校、海の家 マリーンハウスふたばなどで行われました。シナリオハンティングに参加した5名のほか、撮影・照明・録音を担当する4名が加わり、監督を同科2年の伊豆倉将宙さんがつとめることになりました。

撮影風景(動画)https://youtu.be/qoEXKtrRces
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約1ヶ月の編集期間を経て、短編映画『おかえり』(6分)は完成。双葉町産業交流センターにて行われた8月21日のイベント内で上映会が行われ、トークセッションには監督の伊豆倉将宙さんと脚本を担当した梶田慎悟さんが登壇しました。


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今回のプロジェクトは、参加した学生たちにとって、何ものにも代えがたい経験となりました。当校では今後も、国や地方自治体、企業などとの産官学連携を積極的に行い、地域社会に貢献する活動を続けていくとともに、学生が将来に向けてより多くの社会経験を得る機会をつくっていきたいと考えています。

【学生コメント】
脚本:梶田慎悟さん(映画制作科2年/22歳/岩手県出身)
僕自身が岩手県出身で東日本大震災を経験しているので、同じ東北の福島復興の力になればと思い参加させていただきました。シナリオハンティングで双葉町の様子を見て、被災当時から時間が止まっている印象を受けました。反面、整備が整っているJR双葉駅周辺は真新しく綺麗ではあったのですが、親しみが感じられませんでした。この物語を書く時に考えたのは、「新しくなった町は果たして帰りたかった町なのか」。10年ぶりに町に帰ってきた主人公が新しくなった町を見て感じる“心の葛藤”を描きたいと思いました。被災して以降は復興が大事と思っていましたが、今回のプロジェクトに参加して、11年経ち帰れるようになってきたからこそ見える景色や課題もあると感じました。これからその課題にどう取り組んで行くべきか、改めて考えさせられました。

監督:伊豆倉将宙さん(20歳/映画制作科2年/20歳/神奈川県出身)
シナリオハンティングでは、被災地の状況を知るだけでなく、被災者の方の内面に触れることができました。それらはテレビのニュースやSNSでは伝わってこないものばかりで、本当に貴重な体験をさせていただきました。改めてなぜ自分が映画をつくりたいのかを振り返るきっかけにもなりました。この作品では、人物の感情を画にするうえであえて後ろ姿を切り取っています。登場人物が目の前の出来事や物を見て、何を感じ、何を思っているのかを観客に考えてもらいたかったからです。そこにはいろんな正解があると思います。観客のみなさんが登場人物と自身を重ねて観てもらえたら嬉しいです。またこの作品を観た双葉町の方が少しでも前向きになっていただけたら幸いです。

学生インタビュー全文
https://www.tohogakuen.ac.jp/movie/news/detail/1934

【映画概要】
『おかえり』2022年/6分/カラー

■あらすじ
綺麗になった現在の双葉に対し、違和感を感じている女性の物語。
久しぶりに帰ってきた地元は復興が進み、街並みは震災前とはまるで違う。
そこには自分の知っている双葉を感じることができない。
それでも、過去を振り返り、今を見つめることで、今も昔も変わらない双葉を見つけ出す。

■キャスト
岡 凛、巖川虎太郎

■スタッフ
監督:伊豆倉将宙
脚本・制作:梶田慎悟
プロデューサー:中村純平
助監督:本田実那、巖川虎太郎
撮影:ビャンバジャブ・アマル、黒岩陽太
照明:埋田向日葵
録音:武長美寧

制作著作:経済産業省

【学校概要】
学校名:東放学園映画専門学校
所在地:東京都新宿区西新宿5-25-8
校長:松島 司
学科:映画制作科、プロモーション映像科、アニメーション・CG科、小説創作科、映画VFX専攻科

【東放学園について】
TBSの教育事業本部が設立した学校を前身として、1972年に設立した東放学園。1979年に学校法人東放学園認可。テレビ・ラジオ・映画・アニメ・声優・コンサート・音楽・タレント・芸能など、エンターテインメントの世界で活躍できるプロを育成しています。

【映画制作科について】
1997年に誕生した映画制作科(設立時はデジタル映画科)は、20年以上に渡り、映画・映像業界で活躍できる人材を育成してきました。演出・シナリオ・撮影・照明・録音・編集など、映画制作のすべてのパートを2年間で学ぶ学科です。校舎には撮影スタジオや映像編集室のほか、4Kデジタルカメラなど機材・設備が充実。授業では、映画業界で活躍する講師陣が現場の空気をそのまま伝えています。学生作品は積極的に映画祭に出品しており、近年は『カンヌ国際映画祭』『なら国際映画祭』『ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード』など国内外の映画祭にて、本校の多くの学生作品が高い評価を得ています。
[画像17: https://prtimes.jp/i/43938/16/resize/d43938-16-88640e59b4195ad451f9-18.jpg ]

【参照】
映画制作科が福島第一原発事故の被災地 双葉町を舞台にした短編映画『おかえり』を制作!
https://www.tohogakuen.ac.jp/movie/news/detail/1931

福島第一原発事故の被災地 双葉町でロケを実施!短編映画『おかえり』の制作舞台裏
https://www.tohogakuen.ac.jp/movie/news/detail/1932

学生インタビュー全文
https://www.tohogakuen.ac.jp/movie/news/detail/1934

撮影風景(動画)
https://youtu.be/qoEXKtrRces



プレスリリース提供:PR TIMES

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