プレスリリース
契約には、最大6つの標的に対する契約一時金および標的推薦料として最大2150万ドル、さらに研究・開発・販売の目標達成、1桁台半ばから2桁台前半のロイヤリティが含まれる
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【ニューヨーク2022年11月8日】
臨床段階の人工知能(AI)創薬企業であるインシリコ・メディシン(Insilico Medicine)は、サノフィ(Sanofi)と複数年、複数標的の戦略的研究提携契約を締結したと発表した。契約条件に基づき、本提携では、インシリコ・メディシンのAIプラットフォーム「Pharma.AI」を活用し、最大6つの新たな標的用の医薬品開発候補を提案する。
サノフィのChina Research HeadのChangchun Xiaoは「AIを活用した創薬のリーダーであるインシリコ・メディシンとの協働に期待している。今回の提携では、両社の能力が補完的で、科学チームが同じ場所にいることを生かし、サノフィの中国の研究開発拠点Sanofi Institute for Biomedical Research(SIBR)の創薬活動を後押ししていく」と語った。
本契約の条件に基づき、サノフィはインシリコ・メディシンに、インシリコのエンドツーエンド・プラットフォームPharma.AIの活用や、学際的な創薬研究者チームがアクセスして質の高いリード治療化合物を特定、合成、開発候補段階にまで進めるための契約一時金と標的推薦料を含め、最大2150万ドルを支払う。重要な研究・開発・販売目標が達成された場合は追加の支払いが行われ、総額は12億ドル以上になる可能性がある。本提携では、開発されたいかなる製品にも、1桁台半ばから2桁台前半の段階的ロイヤリティが設定されている。
インシリコ・メディシンの最高経営責任者(CEO)兼創業者のAlex Zhavoronkovは「AIを活用した創薬で明確な戦略を持つサノフィと協業できることを大変嬉しく思う。この緊密な連携により、サノフィは創薬パイプラインの充実に加え、トップクラスのAIスタートアップの能力を直ちに獲得できるようになる」と語った。
インシリコ・メディシンの共同CEO兼最高科学責任者のFeng Renは「サノフィと協力できることを非常に嬉しく思う。サノフィの豊富な医薬品研究開発の専門知識とインシリコの強力なAIプラットフォームを活用すれば、医療ニーズが満たされていない疾患向けの新たな治療法の発見を加速できると考えている。力を合わせて最先端のAI技術を活用し、医薬品の研究開発に大きなブレークスルーをもたらしていく」と語った。
インシリコ・メディシン(Insilico Medicine)について
臨床段階のエンドツーエンドの人工知能(AI)創薬企業インシリコ・メディシンは、次世代AIシステムを使って生物学、化学、臨床試験分析を結び付けている。同社は、深層生成モデル、強化学習、トランスフォーマー、その他最新の機械学習技術を活用して、新たな標的を発見し、望ましい特性を持つ新たな分子構造を設計するAIプラットフォームを開発してきた。インシリコ・メディシンは、がん、線維症、免疫疾患、中枢神経系疾患、老化関連疾患用の革新的医薬品を発見、開発するための画期的ソリューションを提供している。
詳細は、www.insilico.com を参照。
メディア関係と事業開発のお問い合わせは、Aggie.Chen@insilicomedicine.com までお願いします。
プレスリリース提供:PR TIMES