プレスリリース
日本女子大学×クボタ筑波工場 食堂での学生考案メニュー提供、アプリでの情報発信などスマートミールを通した “楽しい健康づくり” 研究進める
日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は株式会社クボタ筑波工場(以下、クボタ筑波工場)と共に、「楽しみながらできる健康づくり」をテーマにした取り組みを今年度から始めています。クボタ筑波工場の食堂において学生が考えたメニューの提供や、アンケートに基づくアプリを通した情報発信などで、学生の研究活動の充実と従業員の健康増進を目指しています。
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この取り組みは、家政学部食物学科 食経営管理学研究室(松月弘恵教授)の3年生8人が推進しています。同研究室は給食や健康増進をテーマに研究しており、一方クボタ筑波工場の食堂は本年、健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事である「スマートミール」認証制度※で最高評価の三つ星を獲得しました。よって両者の連携による「楽しみながらできる健康づくり」の相乗効果を期待しています。
メニュー開発はクボタ筑波工場で提供することを前提として、3年生前期の給食経営管理実習において、「スマートミール」の基準に従った献立を作成し、実際に100名の学生・教職員に提供して学内評価を受け、10回分のメニューを検証しました。さらに、クボタ筑波工場の食堂で使用している食器を取り寄せ、献立の微調整をした後に、クボタ筑波工場の食堂を運営する給食会社(株式会社グリーンハウス)と提供の可能性を検討して5日分のメニューが完成しました。クボタ筑波工場では、9月5日(月)から9日(金)を「日本女子大WEEK」として、学生の開発したスマートミールが提供され、完売となる日もあり、好評をいただきました。
提供されたのは「ピリ辛!厚揚げ回鍋肉プレート」や「さっぱり!鯖の甘酢餡かけ」など、主菜と副菜あわせて13品です。スマートミールのポイントである厳しい栄養基準の他、「主食、主菜、副菜がそろっている」「野菜等が140g以上」「塩分が控えめである」などをクリアしつつ、男性が多い職場であることから食べ応えも感じてもらえるメニューを実現させました。
「情報発信」では、学生たちが、栄養バランスの考え方や1日にとりたい野菜量など、健康的な食事に関する情報をまとめ、7月から毎週クボタ筑波工場の従業員向けアプリで配信しています。また「日本女子大WEEK」にあわせて、開発したメニューやその特徴を紹介するオリジナルの音声動画も作成し、食堂のデジタルサイネージで流すなど、「楽しみながらできる健康づくり」を効果的に伝えるための様々な工夫を行っています。
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「アンケート調査」では、「日本女子大WEEK」で提供されたメニューを実際に食べた従業員の回答を回収。実際に食べた従業員からは「おいしくヘルシーなので定番メニューにしてほしい」「味のバランスが良く美味しかった」「野菜が採れるので毎回食べています」などの感想が寄せられました。アンケートをもとに「メニュー開発」や「情報提供」の効果を検証し、今後の研究活動とクボタ筑波工場の従業員の健康増進の取り組みに活かしていきます。
※「健康な食事・食環境」コンソーシアムが実施する「健康な食事・食環境認証制度」のことで、「スマートミール」を継続的に、健康的な空間で提供している店舗や事業所を認証する。「スマートミール」の基準は,厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」(平成 27 年9月)や食事摂取基準2020年版を基本として決められている。
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、昨年120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。多様で非連続に変化する社会において、新しい明日を共に創る人材を育てています。詳しくは、https://www.jwu.ac.jpをご覧ください。
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