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クラシエ薬品株式会社

<2021年の漢方薬市場を振り返り>『漢方セラピー』販売データを基にした「漢方トレンド2021」を発表!

(PR TIMES) 2021年12月20日(月)17時45分配信 PR TIMES

〜withコロナ時代の漢方:2021年は「イライラ」から「疲れやすさ」に〜

 漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社は、「漢方セラピー」ブランドの販売データ(2021年1月〜11月)を基にして、2021年度の漢方薬市場の変遷やwithコロナ時代の漢方動向をまとめました。本日12月20日、「漢方トレンド2021」として発表します。
「漢方トレンド2021」主なトピックス
【漢方薬市場動向】


2021年の漢方薬市場は漢方風邪薬の落ち込みで減少傾向に
『漢方セラピー』ブランドは5年連続で伸長、「ストレス」カテゴリが牽引
今年最も売れた漢方は『半夏厚朴湯』(ストレス・のどのつかえ)


【withコロナ時代の漢方動向】


2021年は「イライラ」から「疲れやすさ」に傾向が変化
行動規制の緩和を背景に「胃腸」・「足のつり」処方が回復基調に
「更年期」関連処方は継続的な拡大傾向に



【漢方薬市場動向】
● 2021年の漢方薬市場規模は漢方風邪薬の落ち込みで減少傾向に
 薬局やドラッグストアで販売される一般用漢方薬の市場規模は、2020年度まで継続的な成長が見られましたが、今年度は前年度比96.7%(見込)と減少傾向となっています。その要因の一つに漢方風邪薬の落ち込みが挙げられ、新型コロナウイルスの予防対策としてマスクの着用、手洗い、手指消毒、うがいなどの習慣が定着したことで、風邪の罹患率が減少したことが影響していると考えられます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-9cda63900340eccfe329-0.png ]

●『漢方セラピー』ブランドは5年連続で伸長、「ストレス」カテゴリが牽引
 漢方薬市場が落ち込む中、当社が薬局・ドラッグストアで展開する漢方薬ブランド『漢方セラピー』では、今年度は前年度比114.8%(見込)と伸長しており、5年連続で拡大しています。特に「ストレス」カテゴリの拡大が全体の伸長を牽引しており、コロナ禍に入った直近2年はその傾向が強く表れています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-c00ae67534c46aa60377-2.png ]


● 今年最も売れた漢方は『半夏厚朴湯』(ストレス・のどのつかえ)
 2021年1月〜11月の期間、『漢方セラピー』ブランドで最も売れた漢方処方は、ストレスやのどのつかえに対応する『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』という結果になりました。続いて、2020年に外出自粛等の影響を受けた『芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)』が2位となり、回復傾向となっています。また、気象病関連処方の『五苓散(ごれいさん)』と『苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)も上位にランクインしています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-8f8f2b8f1f1f5418ea2c-3.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-e1159edace89f27bcfa1-4.png ]


「クラシエ」漢方半夏厚朴湯エキス顆粒
【第2類医薬品】
体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:のどのつかえ感、不安神経症


[画像5: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-be4ad883106a27fe9b37-5.png ]


「クラシエ」漢方芍薬甘草湯エキス顆粒
【第2類医薬品】
体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん


[画像6: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-60de7784ea67e95fef04-6.png ]


「クラシエ」漢方五苓散料エキス顆粒
【第2類医薬品】
体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:頭痛、二日酔


【withコロナ時代の漢方動向】
● 2021年は「イライラ」から「疲れやすさ」に傾向が変化
 昨年の新型コロナウイルスの流行は、漢方需要にも大きな影響を与えています。外出自粛などの急激な日常生活の変化によるストレス要因の増加により、2020年度は「ストレス」カテゴリや「疲れ」カテゴリが大きな伸びを見せました。2021年度は行動規制が緩和されたことから、「疲れ」カテゴリの売上は減少しています。

 また、同じコロナ禍でも2020年度と2021年度では、ストレスのあり方が変化しており、20年度では「イライラ」処方が多かったのに対し、21年度は「疲れ」処方の需要が伸長しています。「不眠」カテゴリの変動を見ても、20年度はイライラに起因する『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』が拡大したのに対し、21年度は体力低下に起因する『加味帰脾湯(かみきひとう)』が前年度比119%まで拡大しています。急激な生活様式の変化や新型コロナウイルスへの不安による心理的な要因が、21年度は運動量・筋力の低下による疲れやすさ需要に変化したことが分かります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-94756d6ee95d880592b2-7.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-297856d8de5557ba0caa-11.png ]


● 行動規制の緩和を背景に「胃腸」・「足のつり」処方が回復基調に
 新型コロナウイルスの流行により、2020年度は落ち込んだ「足のつり」「胃腸」カテゴリは、行動規制の緩和を背景に、2021年度は回復基調を見せています。マスク着用の常態化により、アレルギー性ならびに季節性(寒暖)鼻炎の需要も低下傾向にあるため、「鼻炎」カテゴリは前年と同程度の推移となりました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-84c0101abdbfbe7ff0ab-12.png ]

<各カテゴリの展望>
「足のつり」カテゴリ
 外出自粛に伴い、2020年度は減少傾向の見られた「足のつり」カテゴリも、外出規制の緩和により中高年層の活動が活発化していることや、スポーツ関連イベントも除々に開催されていることから、前年度比110%と従来の需要が回復。リバウンド消費の影響を受けやすいカテゴリでもあるため、回復が見込まれると同時に、2022年度以降さらなる伸長も見込まれる。

「胃腸」カテゴリ
 2020年度は、外食機会の激減・会食の自粛により食べすぎや胃もたれ等の「胃腸」症状需要は低下。生活行動の変化に比例して需要が変化するカテゴリであるため、「足のつり」同様に、2021年度以降、回復・伸長傾向に。さらに、ストレス性胃腸障害の需要は、継続して拡大傾向にあるため、心身両面から需要が高まると予想されるカテゴリ。

●「更年期」関連処方は継続的な拡大傾向に
 2020年・2021年ともに伸長傾向にあるカテゴリの一つに「更年期」カテゴリが挙げられ、コロナ禍による精神的不調(イライラ)の増加が、需要拡大の要因の一つと考えられます。また、『漢方セラピー』の「更年期」カテゴリでは、年齢で細分化した処方を展開していることも要因となっています。これまで、更年期は一つの不調として単一処方による対処が主流でしたが、50代を境に更年期に関する症状の特徴が変化することに着目し、30〜40代の方には精神症状がメインとなる『加味逍遙散(かみしょうようさん)』を、50〜60代の方には身体症状がメインの『知柏地黄丸(ちばくじおうがん)』といったように、よりご自身の症状にあった処方を選択できるようラインアップしています。
[画像10: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-d516da0137bae90d0bc8-13.png ]



■『漢方セラピー』について

[画像11: https://prtimes.jp/i/72329/15/resize/d72329-15-e5e308f8a5983f1ef5ee-15.jpg ]

 『漢方セラピー』は、薬局・ドラッグストアで展開する漢方薬ブランドです。健康志向が高まり、セルフメディケーションが重視される中、大切な毎日にそっと寄り添う存在として漢方薬を活用して欲しいという想いを込め、2006年に誕生しました。わかりづらく難しいイメージのある漢方薬を、症状やお悩みに合わせてお客様自身が手にとってお選びいただけるようパッケージをわかりやすく工夫しています。40処方以上のラインアップを揃えており、病院に行くほどではない、ちょっとしたお悩みや、今まで対処が分からなかった症状などに対応します。



プレスリリース提供:PR TIMES

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