プレスリリース
今後も変化に適応しながら、力強い成長を続けていくと予測
” Home of Alternatives” をコンセプトに、オルタナティブ投資に特化したデータ、ツール、インサイトを提供するPreqin合同会社(本社イギリス、以下プレキン)は、2022年版の「Preqin Global Alternatives Report(以下グローバルレポート)」シリーズ計7冊と、「オルタナティブ投資動向2022」を公開しましたので、お知らせいたします。
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プレキンのグローバルレポートは、世界中のオルタナティブ投資動向に関する最も包括的で詳細な年次レビューです。プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル*、プライベートデット、ヘッジファンド、不動産、インフラおよび天然資源の7つのアセットクラスについて、各アセットクラスの最新動向や見通しをお届けしています。「オルタナティブ投資動向2022」は、各グローバルレポートからのハイライトを切り出し、日本語でまとめたサマリーレポートです。無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。
2022年版のグローバルレポートでは、プレキンのデータ分析やインサイトに加え、KKRやNuveenをはじめとする業界エキスパートからのインサイトを提供しています。日本からも、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会様より、海外投資家が日本のVC投資に関心を寄せる背景や国内VC業界の注目領域などについてお話をいただきました。
※今年のシリーズより、ベンチャーキャピタルがプライベートエクイティとは別に、独立したレポートとなりました。
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オルタナティブ業界の運用資産残高(AUM)は2010年以来、毎年増加を続けてきました。業界のファンドマネージャー たちは、現在総額13兆米ドルを超える資産を運用しており、2026年末のAUMは23.21兆米ドルにも上る見通しです。
2021年は、オルタナティブ投資の歴史の中で、極めて重要な一年でした。各国政府や経済がパンデミックの影響を引きずる中、プライベートキャピタルとヘッジファンド業界は盛り上がりを見せました。資金調達から投資活動、パフォーマンスまで、すべてが好調に推移し、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、プライベートデット、インフラ、天然資源がとりわけ良好なパフォーマンスを上げています。
2020年にレジリエンスを発揮したオルタナティブ資産は、2021年、急速に変化する環境の中でも、変化に適応し、うまく成長していけることを証明しました。債券をはじめとする伝統的資産からのリターン低下が予想されることから、年金基金やエンダウメント、ファミリーオフィス等の機関投資家は、オルタナティブ資産への投資意欲を高めていると言えます。
レポートサマリー(抜粋)
北米、アジア太平洋、欧州、先5年間の成長率は似通ったペースに
プレキンの予測によると、オルタナティブ市場のこの先5年間の成長率は、3つの主要地域において、驚くほど似通っていることが明らかです。北米では、2021年から2026年にかけての年平均成長率が15.4%になると予測され、主要地域の中で、最も速い成長が見込まれています。これに次いで、アジア太平洋地域が15.0%、欧州が14.0%と、僅差で続くものと見ています。北米においては、プライベートエクイティ、プライベートデット、不動産の3つのアセットクラスが、いずれも2026年に10億米ドル以上のAUMを誇ることとなるでしょう。中でも最大のアセットクラスであるプライベートエクイティは、プライベートキャピタルAUMの67%を占めることになると見込まれます。一方、アジア太平洋地域においては、プライベートエクイティが現在よりもさらに優位に立つ可能性が高いと見ています。そのAUMは1.87兆米ドルとなり、プライベートキャピタル市場全体の83%を占めることになるでしょう。これに続く不動産のAUMは、1,910億米ドルと、プライベートエクイティに遠く及ばない水準になるとプレキンは予測しています。
86%の機関投資家がこれまでと同額またはそれ以上の投資を予定
300を超える機関投資家が回答した2021年11月のプレキンサーベイによると、ほとんどの投資家が引き続きオルタナティブ投資プログラムにコミットしていることが明らかです。投資家は、オルタナティブ資産の高い絶対リターンとリスク調整後リターン、分散効果を高く評価しています。実際、平均86%のオルタナティブ投資家が、昨年、期待通りまたは期待以上のパフォーマンスが得られたと回答しました。資産をめぐる競争やバリュエーション、金利の上昇が投資家にとって最大の懸念事項となる中、半数以上(51%)の投資家が、今後12ヶ月、昨年と同額程度の投資を継続し、3分の1以上(35%)がオルタナティブ資産への投資を増やすことを検討しているもようです。
プライベートエクイティとベンチャーキャピタルがリード、ESG投資が加速
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プライベートエクイティとベンチャーキャピタルは、オルタナティブ市場の中でも、圧倒的に大きなアセットクラスです。2026年末時点のAUMは11兆米ドルを超えると予測されており、オルタナティブ資産AUMのほぼ半分(49%)を占めることになるでしょう。一方で、機関投資家は、引き続き安定したインカム投資を好むことから、プライベートデットが今後5年間で最も成長率の高いオルタナティブ資産クラスになるとプレキンは見ています。同アセットクラスは年平均17.4%で成長し、2026年末までにそのAUMは2.69兆米ドルに達することでしょう。インフラや天然資源をはじめ、オルタナティブ投資においても、環境・社会・ガバナンス(ESG)要素の重要性が増しています。
アジア太平洋地域では資金調達活動が鈍化しつつあるものの、2021年第1四半期から第3四半期までの9か月間で、総額1,520億米ドル規模のディールが観測されました。2020年通年の総額を28%上回り、これまでの過去最高であった2018年の1,520億ドルを上回る記録的な水準です。
プライベート市場の「リテール化」がゆっくりと進む
米国司法省が確定拠出年金(401k)によるプライベートエクイティへの投資を一部認めるなど、規制改革の面で一定の進展が見られました。しかしながら、オルタナティブ投資の「リテール化(個人投資家への開放)」に向けた動きは、総じて遅れていると言えます。とは言っても、今後数年間の内に、個人投資家がオルタナティブ投資の領域で、より大きな存在感を放つようになるとプレキンは予測しています。「リテール化」の進展は、オルタナティブ業界の知名度や評判に多大な影響を与えることになるでしょう。これは、最終的には、ポジティブな展開となり、従来不透明であったオルタナティブ市場の透明性が高まるきっかけとなるかもしれません。
プレキンのリサーチ・インサイト責任者であるDavid Lowery(シニア・バイスプレジデント)は次のように述べています。
「2022年も、新型コロナウイルス、インフレ、ESGに関するニュースが主要なヘッドラインを占めると見込まれます。これらは、オルタナティブ投資にも大きな影響を与えるかもしれません。世界経済は、引き続きニューノーマルへの適応を続けていくことでしょう。オルタナティブ業界は市場環境の変化にうまく適応することで知られており、今後も力強い成長を続けていくと予想しています。」
レポートダウンロード(無料)
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オルタナティブ投資の最新動向が1冊にまとまっています。無料でダウンロードできるレポートとなっておりますので、ぜひご覧ください。
▼ダウンロード▼
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オルタナティブ投資ウェビナーシリーズ開催
この3月、本レポートの内容についてウェビナーを開催します。
アセットクラスを3回に分け、データに基づいた投資動向やトレンドを解説していきます。
お申込みいただいた方には、レコーディングと資料を後日お送りいたしますので、お気軽にお申込みください。
言語:英語
通訳:日本語・韓国語・中国語
費用:無料
[表: https://prtimes.jp/data/corp/54135/table/15_1_58b056de9d5fbc65a3f451c49fa0fbd8.jpg ]
Preqin (プレキン)について
” Home of Alternatives” をコンセプトに、オルタナティブ投資業界にデータ・分析・インサイトを提供しています。同社は約 20 年にわたりプライベートデータの収集を通じて、オルタナティブ投資への理解を深めることに尽力してきました。これにより、11 万人以上の世界中の専門家にご利用いただいています。プレキン はクライアント企業との緊密なパートナーシップを通じて、お客様が日々最善の意思決定を行えるよう、新たなツールやインテリジェンスの提供に継続的に取り組んでいます。
詳細はウェブサイトをご確認ください。 https://www.preqin.com/jp/
お問い合わせ・データ提供・取材のお申し込み
プレキンでは、メディアの方々向けに記事に必要なデータ等を無料でご提供しております。ご入用の際は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
Preqin合同会社 マーケティング担当:冨岡
Mail: asiapress@preqin.com
ウェブサイト: https://www.preqin.com/jp
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