プレスリリース
株式会社久米設計(本社所在地:東京都江東区潮見2-1-22)は、当社が設計した「福岡大名ガーデンシティ」が照明デザイン賞 優秀賞を受賞しましたことをお知らせします。
照明デザイン賞とは
https://www.ieij.or.jp/award/design_his.html
照明デザイン賞は、光を素材とした、優れたデザイン的内容を持ち、創意工夫に満ちた作品を顕彰するものであり、近年、国内に竣工した空間に対する光環境や照明デザインにおいて、社会的、文化的見地からも極めて高い水準が認められる独創的なもの、或いは新たな照明デザインの可能性を示唆するもので、時代を画すると目される優れた作品を称え表彰するものです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123454/14/123454-14-c931cbc7c753a0b50c6c124809d6d18a-1378x1249.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【設計者コメント】
福岡市が主導する都市機能更新施策「天神ビッグバン」により、福岡は新しいステージへと進みつつあります。福岡大名ガーデンシティは、航空法の高さ制限の緩和によって、周囲から際立つ高さを獲得しました。ホテルやオフィスなど多彩な用途を一つのガラスの塊(インゴット)として統合するとともに、それらをライトアップの光によって演出することで、都市の新たなアイコンとして表現しています。低層部は、かつての小学校のグラウンドを、囲い込まれた都市の中庭として再生し、緩やかな温かい光で包み込みました。夕刻から夜間にかけて、安心感のある空間が形成され、多様な人々が集まる居場所となっています。
実現にあたって、多くの議論とさまざまなモックアップによる検証を重ねました。今回の受賞は、開発・建築計画と照明計画が同じ目標に向かって取り組んだ結果として評価いただいております。このプロジェクトに関わるさまざまな人々との協働により実現したものとして、改めて、深く感謝申し上げます。【建築概要】
名称:福岡大名ガーデンシティ
所在地:福岡市中央区大名2丁目6-50
建築主:大名プロジェクト特定目的会社(積水ハウス株式会社、西日本鉄道株式会社、西部ガス株式会社、株式会社西日本新聞社、福岡商事株式会社)
設計者:久米設計・醇建築設計共同企業体(株式会社久米設計九州支社、株式会社醇建築まちづくり研究所)
施工者:清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体/古賀・内山・岐阜〈大名〉建設共同企業体
延床面積:91,423平方メートル
階数:(タワー棟)地上25階/(テラス棟)地上11階
構造:(タワー棟)S・CFT・制振/(テラス棟)S
竣工:2023年3月
受賞:福岡市都市景観賞_市民賞・グッドデザイン賞・照明デザイン賞_優秀賞
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123454/14/123454-14-f15478b15e8130c51839e06700e7b304-1039x1559.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
福岡大名ガーデンシティ・タワー/立体的に雁行する多面的な建築フォルムは見る方角や場所・時間で印象が異なる。高さ制限緩和により生まれた頭頂部の外装フィンやガラスのエッジ・コーナーなど建築を際立てる照明デザインがまちの新たな夜間景観を創出している
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123454/14/123454-14-5e15716761f82774ffbf5b30a1e981b8-1606x1071.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ホテルエントランス/瓦をモチーフにした複雑で繊細な表情を照らす光
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123454/14/123454-14-83eeba60570be07f85fc1132ef9aa2e7-1606x1071.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
メインストリートから貫通通路を抜け、都会のオアシスへ誘う光
【設計コンセプト】
広場を中心として都市に開かれたクロスカルチャー拠点
福岡大名ガーデンシティは福岡市中心部の旧大名小学校の跡地活用事業です。オフィス、ホテル(ザ・リッツ・カールトン)、商業施設を組み込んだ「タワー棟」と、住宅や創業支援施設、地域の公民館からなる「テラス棟」、さらに消防団施設、イベントホール、広場を加えた複合施設で構成されています。長く地域に親しまれてきた旧小学校のグラウンドを都市に開放された広場として再生し、市民や地域住民、オフィスワーカー、海外からのホテル宿泊客など、多様な人々が集まるグローバルなビジネス環境とクロスカルチャーの拠点となりました。「タワー棟」の形態は、広場に通じる通路を中心に二つのボリュームに分割し、前後に雁行させることで、都市のアイコンとなる躍動感と象徴性を持たせています。この形態は、かつて城下町であった大名地区に残る「かぎ型」の町割に由来しており、貫通通路の視認性を高めるとともに、市の中心部である天神からの人々の流れを広場へと導くことで、天神エリア全体の交流と憩いの空間を創出しています。
【久米設計 ENGINEERING & DESIGN】
https://www.kumesekkei.co.jp/e_and_d/assets/0056/fukuoka_daimyo_garden_city.pdf【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。URL:https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地:東京都江東区潮見2-1-22
代表取締役社長 藤澤進【久米設計Instagram】
https://www.instagram.com/kumesekkei/
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