プレスリリース
菱川勢一が手がけるケモノアートをPLAY! MUSEUM 「どうぶつかいぎ展」にて展示〜耳を澄ませて、ケモノたちの声を聞いてみて。〜
2022年2月5日(土)より絶賛開催中!
数々の映画、MV、番組等を制作するクリエイティブカンパニー、ドローイングアンドマニュアル株式会社 (本社: 東京都 世田谷区奥沢、代表取締役社長: 唐津 宏治)に所属するアーティスト菱川勢一が、PLAY! MUSEUM 企画展示第6弾「どうぶつかいぎ展」にてケモノアートを展示しました。
DRAWING AND MANUAL アートプロジェクト「ケモノアート」
ドイツの作家、エーリヒ・ケストナーにより描かれた絵本『動物会議』をテーマにしたアートで「体感」というものを大切にし、目でも耳でも楽しめる展示を意識しました。静的な展示ではなく、ケモノと呼んでいる生きものたちと共に、可愛らしいアニメーションや、鳴き声で奏でられるリズムを使い、映像作家ならではの演出がされています。
人間たちにどのように伝えればいいのか、何を要求するべきなのか、一生懸命に話し合う動物たちは、可愛らしくも怖くも見えます。それぞれの「体感」を通して、それぞれの感じ方と思い出を作っていただけたら嬉しいです。エーリヒ・ケストナーが遺した、争いをやめられない人々に対する思いが、彼の表現したユーモアはそのままに現代の新たなアートとして表現された空間をお楽しみいただけます。
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PLAY! MUSEUM「どうぶつかいぎ展」概要
1949年、ドイツの詩人・作家であるエーリヒ・ケストナーにより描かれた名作絵本『動物会議』がテーマの展覧会。ケストナーの物語を8つの場面に分けて、8人のアーティストが各章を担当、本展のために制作した新作を展示します。それぞれの表現でリレー形式で物語を描き出す、現代版『動物会議』です。
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「動物会議」とは…?
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エーリヒ・ケストナー | ドイツの詩人・作家
1899年2月23日 - 1974年7月29日
代表作:「エーミールと探偵たち」
「飛ぶ教室」
「ふたりのロッテ」
ストーリーの主人公は、その名の通り、動物たち。ゾウ、キリン、ライオンなどたくさんのかわいらしい動物たちがストーリーを進めていきます。一見、子どもに向けられた絵本にも見える『動物会議』ですが、その先には戦争を止められない愚かな人間を痛烈に批判するというメッセージが込められており、二度にわたる戦争経験が強く反映されています。かわいらしい動物たちとユーモラスな絵本を通じて、戦争のような大きな過ちを二度と繰り返さないために大切なことを現代に向けて提示しています。
PLAY!MUSEUM「どうぶつかいぎ展」詳細
タイトル :「どうぶつかいぎ展」
展示期間 :2022年2月5日(土)〜4月10日(日)
会場 :PLAY! MUSEUM(東京・立川)
住所 :〒190-0014 東京都立川市緑町 3-1 GREEN SPRINGS W3 2F
テーマ :『動物会議』(1949年)著:エーリヒ・ケストナー 挿絵:ヴァルター・トリアー
制作スタッフ :Director:菱川勢一、Art Director:鈴木友唯、 Assistant:多田海 / 村山あかり / 畠中沙英
営業時間 :10:00-18:00 (平日は 17:00 まで/入場は閉館の 30 分前まで)
ウェブサイト :https://play2020.jp/
SNS :Twitter @PLAY_2020 / Instagram @play_2020_04 / Facebook @Play_2020
入場料(税込) :同時開催の「ぐりとぐら しあわせの本」展の料金も含む
一般 1,500 円 、大学生 1,000 円、高校生 800 円、中・小学生 500 円、未就学児無料
◯割引制度(併用不可) あり、詳しくはウェブサイトをご覧ください。
◯当日に限り入退場自由
◯平日は当日券のみ/休日はオンラインチケットの日付指定券を販売(希望者向け)
『いざ、動物会議』制作に秘めた思い | DRAWING AND MANUAL 菱川勢一のコメント
■菱川勢一
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DRAWING AND MANUAL 代表取締役会長 クリエイティブディレクター / 映像作家 / 写真家
http://seiichihishikawa.info/
東京生まれ。音楽レーベルを経て渡米、ニューヨークに拠点を移す。MTV等の音楽番組や情報番組、映画、MVやTVCM、ブロードウェイ情報番組などの演出を手がける一方、音楽と映像の演出に加えてアート活動へも精力的に力を注ぐ。帰国後の1997年DRAWING AND MANUALの設立に参加。多くの企業ブランド映像を手がけ、主なクライアントにソニー、ソニー・エリクソン、ホンダ、Apple、Panasonic、NTTドコモ、P&G、ティファニー、メルセデス・ベンツ、資生堂など。
<これまで手掛けた代表作>
・Xylophone |森の木琴
・21_21 Design Sight 展覧会「動きのカガク展」
・映画 新青春
<コメント>
僕は今回の展示で表現したものを「どうぶつ」ではなく「ケモノ」と称しています。
ものによっては熊のような、ものによってはライオンのような、何やら動物のような生き物たちを集めました。来る人に「かわいい」とか、「この子なんかやんちゃ」とか、そういうのをそれぞれ感じてもらいたいなと思い、あえて言及はせずに植物も含めて、生きているものたちが集まって話し合っているという表現をしました。これは昨今の多様性というところに繋がっており、人は外見で判断しがちですが、本当のことはわからない。その謎めいた部分こそがそれぞれの個性なのではないかと。例えば、動物園に行ってあれがライオンだよと定義するよりも、なにかわからないけど茶色い大きい動物、という認識で良いなと思っていて。兎にも角にも、集まってとりあえず会議しよう!としているけれども、みんなそれぞれ意見が違っていて、簡単にはまとまらない。けれども、会議ってそういうものですよね。十人十色という言葉があるように、多様性というのは良いようにも悪いようにも取れます。そういうことをあれこれと考えながら、制作しました。
時々「そうだ、そうだ!」というように同調する鳴き声、空中にフワッと集まってきたケモノや、壁にかかっているケモノ。そのケモノたちを囲む植物。丸く大きな獣が主役に見えますが、実はよく見るとたくさんの生き物の表現をしています。僕自身、製作中からこの時間が愛おしく、終わってほしくないと思えるものとなりました。是非お楽しみください。
DRAWING AND MANUAL について
DRAWING AND MANUAL = 図画工作を活動の理念としたクリエイティブカンパニーです。
1997年にグラフィックデザイナーと映像作家が集まって創立され、モーショングラフィックス展という展覧会を開催し「動くグラフィックデザイン=Motion Graphics」という新しい概念を世界に先駆けて打ち出しました。創立から24年、この間にさまざまな環境の変化がありました。これからもサステナブルで、楽しみながら学べるモノやコト、年齢や性別や言語を問わずに皆さんが楽しめるものを考え、つくり、伝えるのが私たちの仕事です。「希望」と「未来」を図画工作する会社として社会や暮らしのためのアイデアを生み、工夫をし続けます。
会社名 :ドローイングアンドマニュアル株式会社
代表取締役会長:菱川 勢一
代表取締役社長:唐津 宏治
設立 :1997年5月26日
事業概要 :ブランドデザイン・映像制作・TV番組企画制作・広告企画制作・グラフィックデザイン・Web制作・プロモーション企画
HP :https://drawingandmanual.studio
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