プレスリリース
包装で使用されるプラスチック部品が不要になる新技術を導入し、米国とメキシコで共同販売へ生産時間の短縮とコーヒー豆の酸化防止によるコスト削減を実現
米国にてコーヒー技術の革新とドリップパックコーヒーやティーバッグコーヒーの受託製造をリードするNuZee Inc.(以下「NuZee」)(NASDAQ:NUZE)は、米国とメキシコで日本の新しい特許技術、TiMELESS(R)を販売する共同販売契約を締結したことを発表します。
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TiMELESS(R)は、コーヒー包装、ペットフード、その他様々な業界で非常に一般的である一方向のプラスチック製脱気バルブ(ワンウェイバルブ)を必要としない、革新的な超音波シーリングによる脱気技術です。
TiMELESS(R)は、包装・パッケージの製造・販売専門商社である株式会社MIB 代表取締役 渡辺徹氏が開発した技術です。本技術は更なる発展に向けて大手化学品専門商社である長瀬産業株式会社(東証PRM:8012)と共同開発中です。この度NuZeeは 共同販売契約の一環として、米国およびメキシコの顧客に対し、TiMELESS(R)およびTiMELESS(R)を用いたパッケージの紹介を行います。
北米におけるワンウェイバルブの消費量は、2022年には年間18.5億個、2028年には年間25億個に増加すると予想されています。NuZee、MIB、長瀬産業の3社は、この数字を限りなくゼロに近づけるべく、共同で取り組んでいます。世界のコーヒーワンウェイバルブ市場は、年間2億7,400万ドルと推定され、2028年には3億6,600万ドルに上昇すると予想されています。
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現在、焙煎したコーヒー豆を包装する際には、一般的にプラスチックのワンウェイバルブを用いて脱気を行っており、コーヒーの鮮度をより長く保つことができるようになっています。TiMELESS(R)の脱気技術は、パッケージに超音波溶着による流路を形成することにより、パッケージ内の酸素を脱気し、外からの二酸化炭素が入りづらくなります。北米では年間約18.5億個のプラスチックのワンウェイバルブが消費され(2022年には袋入りコーヒーで13.8億個、発酵食品で4億個)、一般的に埋め立て処理されています。NuZeeは、プラスチックのワンウェイバルブの代わりにTiMELESS(R)を活用することで、将来的にプラスチック廃棄物の削減に大きく貢献したいと考えています。
株式会社MIB 代表取締役 渡辺徹 氏のコメント
コーヒーバッグのプラスチックバルブを初めて見たのは12年前。なぜ弁が付いているのか違和感を感じたので、弁を外す技術の開発に着手しました。それがTiMELESS(R)です。しかし、バルブを交換する構造を思いつくのはそう簡単ではなく、12年間試行錯誤を続けました。ついにTiMELESS(R)は脱気機能を付与し、酸素濃度を低く保つ技術となりました。独自の脱気技術により、環境に配慮したパッケージでおいしいコーヒーをお届けするために、日々更なるTiMELESS(R) の開発もしています。
長瀬産業株式会社 課統括 田雑忠紹 氏のコメント
TiMELESS(R) は革新的な技術であり、NuZee、MIB とともにこの技術を米国のコーヒー市場に拡げられることを楽しみにしております。
NuZee 社長兼最高経営責任者 東田真輝のコメント
TiMELESS(R)は、米国とメキシコのコーヒー製品の鮮度保持に貢献すると同時に、プラスチックの削減に寄与し、より環境に配慮したコーヒーを世界に提供するという二つの利点を持っています。特にプラスチックの使用など環境保護が叫ばれている今、TiMELESS(R)の技術を用いた製品は注目されるでしょう。私たちは、TiMELESS(R)のような環境に配慮した技術を導入することで、コーヒー業界の革新に取り組んでいます。 NuZeeは、ワンウェイガス抜きバルブが不要になるTiMELESS(R)の技術の導入について、米国のトップコーヒーメーカーと協議をしています。
TiMELESSについて
TiMELESS(R)は、株式会社MIBが特許を取得したフィルムや紙の包装材料に適用できるガスコントロール技術です。包装フィルムのシール部分に微細な流路を設け、袋内のガスを制御することができます。コーヒー豆用の袋における脱気機能の付与や、青果物などの鮮度保持を可能にします。本技術は食品廃棄物の削減が期待でき、環境にも優しく、グローバルな展開が期待されます。なお、本技術は現在長瀬産業と共同開発をしており、コーヒー向けの拡販も長瀬産業が総代理店となっています。
株式会社MIBについて
株式会社MIBは、2001年に設立したパッケージ・包装資材の専門商社です。また、代表取締役 渡辺徹氏が独自開発した「TiMELESS(R)」の開発・製造・拡販も行っております。
長瀬産業について
長瀬産業株式会社は、1832年に京都で創業した化学品専門商社です。技術力、情報収集力、グローバルネットワークを駆使し、優れた製造・加工・研究開発機能と商社機能を併せ持ちます。TiMELESSの共同開発及び拡販活動も行っております。
NuZee Inc.について
NuZeeは、コーヒーのシングルサーブフォーマット(ティーバッグスタイル・ドリップバッグ)の受託製造を行うリーディングカンパニーです。NuZeeは、あらゆる規模の企業と提携し、シングルサーブやプライベートブランドのコーヒーカテゴリーでの発展を支援しています。環境に配慮した革新的なソリューションを、小規模なロースターから大手グローバルブランドまで柔軟に提供することで、NuZeeは米国におけるシングルサーブコーヒーの楽しみ方に革命を起こしています。ブランド独自のプロセスを通じて、パートナーと共に、焙煎、ブレンド、梱包、包装に至るまで、あらゆる面で受託製造のニーズを満たします。
URL:https://mynuzee.com/
将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、1933年米国証券法(改正)第27A条および1934年米国証券取引所法(改正)第21E条に規定されるセーフハーバー条項に基づいて作成された、将来の見通しに関する記述が含まれています。NuZeeは、このような記述は単なる予測であり、実際の出来事や結果は大きく異なる可能性があることをご承知おきください。これらの記述は、NuZeeの現在の予想を反映したものであり、経験や将来の変化によって、この記述または他のNuZeeの記述で明示または暗示された予測結果が実現しないことが明らかになったとしても、NuZeeはこれらの将来の見通しに関する記述を更新または修正する義務を負いません。さらに、これらの記述にはリスクと不確実性が含まれており、その多くはNuZeeが制御できないものであるため、実際の結果が将来予測の記述と大きく異なる可能性があります。これらのリスクおよび不確実性は、その多くがNuZeeのコントロールを超えたものであり、以下のものを含みます。製品の開発・製造・商業化および共同梱包サービスを提供するために必要な資金を含む事業資金を獲得するための計画、サプライチェーンの中断を含むCOVID-19世界危機によるNuZeeの事業への影響、NuZeeの製品および共同梱包サービスに対する市場の一般的な受容および需要、製品の製造および共同梱包サービスを提供するために必要なコーヒー豆の焙煎およびブレンドを行う第三者の焙煎業者へのNuZeeの完全な依存、およびNuZeeの商業化、マーケティングおよび製造能力と戦略。NuZeeの実際の結果、業績または期待が、将来の見通しに関する記述と異なる原因となるその他の要因については、NuZeeの公開レポートおよびSECに提出されたNuZeeのその他のファイリングの「リスク要因」および「経営陣による財務状況および業績の考察と分析」のセクションに記載された情報をご確認ください。
プレスリリース提供:PR TIMES