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海士町役場【交流×挑戦】海士町とブータンで新たな教育モデルを共創

(PR TIMES) 2022年02月03日(木)17時15分配信 PR TIMES

地域活性化に向けた教育魅力化プロジェクト ブータン王国における地域課題解決学習(PBL)展開事業

 島根県隠岐郡海士町(町長 大江和彦)は、隠岐島前高校で実践されている教育モデルを基に、ブータンでの教育改革に協力するプロジェクトを令和4年1月より開始しました。これを受けて、2月16日(水)にブータン王国教育省や独立行政法人国際協力機構(JICA)とのキックオフミーティング会合を開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/73479/14/resize/d73479-14-3e8d302c9a8727cfae62-0.jpg ]



 生徒数減少による廃校の危機を逆転し、魅力ある教育で生徒数を倍増させた島根県隠岐島前高校で実践されている課題解決型学習(※)を基に、教育改革に取り組むブータンで教育モデルを開発・普及することを目指すプロジェクトが2022年1月より開始しました。

 プロジェクトの開始に当たり、協力機関であるブータン王国教育省や独立行政法人国際協力機構(JICA)との合同キックオフミーティングを2月16日にオンライン開催します。(当日は、同じくブータンでの教育事業を開始する浜田市や浜田市教育文化振興事業団の関係者の皆様と合同での開催となります。)

※課題解決型学習(PBL: Project Based Learning)とは、知識の暗記等ではなく、生徒が自ら課題を発見し解決する能力を身に付けることを目的とした教育法で、隠岐島前高校では島ならではの地域の資源や課題を基に実践しています。


1. キックオフミーティング概要(オンライン開催)
(1) 日時 2022年2月16日(水) 13:00〜15:00
(2) 場所 海士町役場、浜田市世界こども美術館、ブータン王国教育省
(3) 内容
    関係者挨拶(ブータン王国教育省次官、浜田市長、海士町副町長、他)
    事業紹介1.(ブータン王国での美術指導力の向上とアートを通じた地域活性化プロジェクト)
    事業紹介2.(地域活性化に向けた教育魅力化プロジェクトブータン王国における地域課題解決学習(PBL)展開事業)
※使用言語 日本語及び英語


2. プロジェクト概要
(1) 事業名:地域活性化に向けた教育魅力化プロジェクト ブータン王国におけるPBL)展開事業
(2) 実施期間:2022年1月〜2024年12月
(3) 背景・概要
 約10年前、少子高齢化や学生の島外流出により生徒数が減少した結果、隠岐島前地域で唯一の高校、隠岐島前高校は廃校の危機にありました。これを受けて、地域が一丸となって「教育魅力化プロジェクト」の下、地域課題にチームで協働的に取り組む課題解決型学習を始めとして魅力的な学校をつくる様々な取組を行いました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/73479/14/resize/d73479-14-5d1ade2c5efebcf90641-1.jpg ]



 その結果、離島・中山間地域では異例となる生徒数の倍増を実現し、日本全国、海外からも生徒が集まる高校になりました。その後、地域の資源や課題を活かして地域と共に学びの機会を持つ教育魅力化の動きは、島根県や全国にも広がりつつあります。また、こうした動きは教育にとどまらず、地域や社会づくりの主体を形成し、若者の地域への還流を呼ぶ地域創生の取組にもつながっています。

 ブータンでも近年地方から都市部への若年層の流出は著しく、重大な課題となっています。また、教育改革を行う計画も進んでいますが、知識やテスト重視の教育となっている現状があります。こうした状況の改善のために、教育の魅力化、課題解決型学習をブータンで共に創り上げることを目指してプロジェクトを実施することになりました。

 具体的には、JICAの草の根技術協力(地方自治体提案事業)として、海士町や地域・教育魅力化プラットフォーム等のメンバーや隠岐島前高校の生徒がブータンのチュカ県の3つのパイロット校にて課題解決型学習のツールの開発や授業の実施に協力します。これにより、ブータン版地域課題解決学習のモデルができ、地域活性化に資する人材が育成されることを目指します。

 こうした活動を通じて、「ないものはない」を掲げる海士町とGNH(国民総幸福量)を掲げるブータンとで、持続可能で幸福(ウェルビーイング)な社会の実現に向けた人づくり、地域づくり、国づくりにつながることを期待しています。


■海士町とは

[画像3: https://prtimes.jp/i/73479/14/resize/d73479-14-1b964a253241f03f071c-2.jpg ]


持続可能な島づくりを目指して海士町は、「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた挑戦を続けています。

これからも引き続き、島の歴史や伝統文化を「継承」し、島に根付いた半農半漁の暮らし、地域の絆や信頼から生まれる支え合いの気持ちを大切にしながら、「団結」して、みんなでしゃばる(方言:強く引っ張るの意)島づくりを目指していきます。

■海士町らしい価値観
「ないものはない」(なくてもよい、大事なことはすべてここにある)



プレスリリース提供:PR TIMES

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