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今治市クリーンセンターが「フェーズフリーアワード2022」事業部門”Gold”を受賞

(PR TIMES) 2022年09月24日(土)06時40分配信 PR TIMES

株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)が愛媛県今治市に納入し運営するごみ処理施設、今治市クリーンセンターについて、今治市と共に「フェーズフリーアワード2022」事業部門の最高位にあたる“Gold”を受賞しました。

同施設は、日常時は年間約2万人が集いスポーツやイベントを楽しめる憩いの場として、災害時は市の指定避難所として避難でき、実際に避難所として活用されるなど、ごみ処理に加えて「いつも」と「もしも」の両方で地域に貢献する、日本で初めてのフェーズフリーごみ処理施設として高く評価されました。

当社はこれからも、フェーズフリーに資する取り組みを進めるとともに、地域に新たな価値を創出するごみ処理施設をご提案してまいります。
株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)はこのたび、一般社団法人フェーズフリー協会が主催する「フェーズフリーアワード2022」の事業部門において、今治市と共に応募した今治市クリーンセンター(愛称:バリクリーン)が、最高位にあたる“Gold”を受賞しましたので、お知らせいたします。

当社グループが設計・建設及び運営業務を一括して受託した今治市クリーンセンターは、施設全体のフェーズフリー化によりごみ処理施設に新たな価値を創出し、日常時は年間約2万人が集う市民の憩いの場として、非常時は市の指定避難所として避難所運営実績を持つなど、「いつも」と「もしも」の両方で地域に貢献する、日本で初めてのフェーズフリーごみ処理施設として高く評価されました。

当社はこれからも、フェーズフリーに資する取り組みを進めるとともに、地域に新たな価値を創出するごみ処理施設をご提案してまいります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/66486/14/resize/d66486-14-2da0fa8f42b430191f4f-2.jpg ]

フェーズフリーアワード

「フェーズフリー」とは防災に関わる新たな概念であり、ふだん身のまわりにあるモノやサービスを「日常時」と「非常時」というフェーズ(社会の状態)からフリーにして、いつもともしもに関わらず生活の質を向上させ、私たちの生活や命を守ってくれるものにしようという新しい考え方です。

非常時のための特別なものではなく、日常時にも非常時にも役に立つモノやサービスを普及させることによって、誰もが安心して豊かに暮らせる社会を作ることを目指しています。
※フェーズフリーについて https://phasefree.org/

一般社団法人フェーズフリー協会が主催するフェーズフリーアワードは、「フェーズフリー」を社会に広く認知してもらうとともに、より多くの「フェーズフリー」を生み出すこと、さらに、「フェーズフリー」を社会に還元し新たな気づきをもたらすこと、この3つを目的に企画されています。

2021年より開始され、様々なカテゴリーのユニークな事業・アイデアが集まり、表彰されています。
※フェーズフリーアワード詳細 https://aw.phasefree.net/

受賞した取り組み

1.取り組みの概要

今治市クリーンセンターは、「安全安心で人と地域と世代をつなぐ今治市クリーンセンター」を基本コンセプトとしてデザインされた、地域の憩いの場・防災拠点としての機能を有するごみ処理施設です。日常時のプラント稼働や地域の人々のさまざまな活動が非常時にも役立てられ、地域を守り安心を提供する拠点として新しいランドマークとなっています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/66486/14/resize/d66486-14-0b9d935783e507598e7b-3.png ]

2.フェーズフリーな性質の概要

計画段階からフェーズフリーのコンセプトで設計された施設になります。フェーズフリー化はハード・ソフトの両面で実践しており、計40項目に施されています。本施設は4年間の運営実績があり、日常のごみの安定処理に加え、豪雨災害で発生した災害ごみを処理した経験を有します。日常時は年間約20,000人が集う地域の核となっており、毎日のように市民が施設を利用しています。非常時には市の指定避難所として、2回の避難所運営実績を持つなど、まさに「いつも」と「もしも」の両方で地域に貢献する施設となっています。フェーズフリーにより、従来は敬遠されがちであったごみ処理施設が、地域に受け入れられる場へと変貌を遂げました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/66486/14/resize/d66486-14-4a602bb8351d315d8424-0.jpg ]


地域の人々が集う地域に開かれた場所としてスポーツに利用できるほか、ごみ処理施設の運営会社が市やNPOと連携してイベントを企画・実施しており、普段から賑わいや、環境・防災に関する啓発機能を発揮します。ごみの焼却熱を利用した発電に加え、常用非常用兼用の発電機により、施設の電気料金の削減に貢献します。

[画像4: https://prtimes.jp/i/66486/14/resize/d66486-14-0f116f8d52d3bb2c95e9-1.jpg ]


最大320名の市民が1週間避難するのに十分なスペース・サポート体制・食料品・日用品を備蓄しています。ごみ焼却による発電や常用非常用兼用の発電機により、停電時でも施設への電力供給が可能であるほか、運営会社が市やNPO・地域と連携して避難所運営を行うソフト面の対策も行っています。

3.審査委員による総評

一般的なごみ処理施設では、余熱利用による温水プールなどが併設され、災害時の避難所として指定されているケースも少なくない。しかし普段使わない施設での避難生活はメンタル面での負担も大きくなる。本施設は、計画段階から日常時の価値提供を積極的に盛り込むことで、建設に対する住民の理解を得やすくし、日常時から憩いの場として活用されることで非常時においても使い方が浸透することが企図されている。これにより利用者には安心した避難サービスを提供でき、普段の運営体制が、非常時の避難所運営につながる点で高いレベルのフェーズフリーを実現している。

関連記事

>フェーズフリーアワード 2022年度受賞対象 今治市クリーンセンター(バリクリーン)
https://aw.phasefree.net/award/pfaw2022b007/

>今治市クリーンセンターの紹介ページ
https://www.takuma.co.jp/pickup/bari_clean.html

>ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019グランプリを受賞
https://www.takuma.co.jp/news/2018/20190320.html



プレスリリース提供:PR TIMES

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