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「JIS T 8115化学防護服タイプ4」(スプレー防護用密閉服)に適合耐水性と通気性を両立する防護服リブモア(R)4500ASの発売について

(PR TIMES) 2022年04月20日(水)16時15分配信 PR TIMES

東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、このたび、高い粉じん防護性および耐水性と通気性を両立する生地を用い、さらに縫い目部分にシームテープを付けて製品の耐水性を高めることで、「JIS T 8115化学防護服タイプ4」(スプレー防護用密閉服)に適合する防護服「リブモア(R)4500AS」(以下、本製品)を開発しました。2022年5月9日から日本国内向けに販売を開始し、2022年度に年間5万着、2025年度に年間50万着の販売を目標とします。
本製品は、耐水性と通気性を両立する生地を用い、縫い目にシームテープも付けることで、「JIS T 8115化学防護服タイプ4」に適合する安全性と快適性を両立させることに成功しました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/63553/14/resize/d63553-14-319f7415e178cc83c083-0.jpg ]

 
 本製品の生地は、東レが2021年に開発したもので、緻密性の高い特殊耐水層(メルトブロー不織布)を、耐久性の高いスパンボンド不織布で挟み込んだ3層構造です。特殊耐水層の不織布を極めて緻密な構造に制御することにより、粉じん防護性に加え、従来のSMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンドの3層不織布)製法では難しかった耐水圧1,000mmH2O※1を実現しながら、約7cc/cm2・secの通気性を併せ持ちます。
また、生地には帯電防止機能を付与しています。

「JIS T 8115化学防護服タイプ4」に適合しながら約7cc/cm2・secの通気性を持つ防護服は世界初です。※2

本製品は、廃棄物焼却施設でのダイオキシン類対策や製造設備の大規模定期修繕作業など耐水性を必要とする作業現場をはじめ、化学プラント、メンテナンス、汚れ作業、アスベスト除去など、さまざまなシーンで使用できます。

■リブモア(R)4500ASの生地断面イメージ

[画像2: https://prtimes.jp/i/63553/14/resize/d63553-14-a1d763d905639911bd64-1.jpg ]


リブモア(R)は、2017年に発売以来、粉じん防護用、感染対策用、クリーンルーム用(滅菌仕様)などの多岐にわたる用途に向けて商品ラインナップを拡大してきました。引き続き快適性と機能性を両立した製品を開発し、さまざまなニーズに対応してまいります。


「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」において、東レグループの革新技術・先端材料によって取り組むべき課題の一つに、医療の充実と公衆衛生の普及促進に貢献することを宣言しています。東レは今後も、先端材料技術を活用し、環境、健康、安全、防災など人々の安心に繋がる高付加価値材料の開発推進により、企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」を具現化し、社会貢献とともに持続的な成長拡大を目指してまいります。


※1 縫い目部分の耐水圧は1,000mmH2O未満。
※2 当社調べに基づく。


<リブモア(R)4500AS製品詳細情報>
1.特徴 :
(1) 東レ独自SMS製法による耐水圧1,000mmH2O実現 [JIS L 1092 A法]
(2) 縫い目部分(裏面)へのシームテープ加工
(3) 衣服内の蒸れを軽減する通気性(約7cc/cm2・sec) [JIS L 1096 A法]
(4) 化学防護服適合タイプ
    JIS T 8115 :2015 タイプ4(スプレー防護用密閉服)
    JIS T 8115 :2015 タイプ5(浮遊固体粉じん防護用密閉服)
    JIS T 8115 :2015 タイプ6(ミスト防護用密閉服)
(5)東レ国内工場での生地生産
2.サイズ展開 : S、M、L、XL、2XL
3.用途 : 耐水性が必要となる粉じん作業、汚れ作業
4.販売開始 : 2022年5月
5.販売元 : サンリッチモード株式会社
6.販売価格 : オープン価格
7.購入方法 : 工具・ユニフォーム・安全衛生用品等の各代理店より購入可

                                                以 上


リブモア(R)ウェブサイト https://www.livmoa.toray/


<ご参考情報>
リブモア(R)シリーズラインナップ

[表: https://prtimes.jp/data/corp/63553/table/14_1_33568a166fe8b88dfeb154df12dd767f.jpg ]



【リブモア(R)のWBGT補正値について】
防護服は、有害物質等から作業者の安全・衛生を守るために重要な保護具の一種ですが、その反面、着用者の判断で着脱や暑さ調節がしにくいため、熱中症予防対策が重要になります。

厚生労働省、都道府県労働局、労働基準監督署が展開する「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」では、熱中症予防への取り組みとして、「WBGT 値の把握」や「通気性の良い作業着の準備」などさまざまな対応を推奨しており、防護服の素材選びも非常に重要になっています。

WBGT 値(暑さ指数)は、熱中症を予防することを目的として、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい気温、湿度、風速、輻射熱(放射熱)、身体作業強度、作業服の熱特性を考慮した、熱中症の発生リスクを評価する指標です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/63553/14/resize/d63553-14-507aa97167af22d43433-2.jpg ]


※グラフは、平成17年の主要都市の救急搬送データを基に日最高WBGTと熱中症患者発生率の関係を示したもの(引用元:環境省 熱中症予防サイト)

通気性の無い素材を使用した防護服など、着用する防護服の種類によっては、作業現場で計測したWBGT 値に、下記表の着衣補正値を加える必要があります。

代表的な防護服の素材は、「単層ポリオレフィン不織布製つなぎ服」に属することが多く、+2℃のカテゴリーに含まれますが、「単層のSMS不織布製のつなぎ服」に属するリブモア(R)の素材は、着衣補正値が0℃のカテゴリーに含まれており、暑熱環境での作業に適しています。※リブモア(R)5000は除く
[画像4: https://prtimes.jp/i/63553/14/resize/d63553-14-ccbf0ded3bffd10b53d2-3.jpg ]


                                               以  上



プレスリリース提供:PR TIMES

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