プレスリリース
*不二サッシカーテンウォール試験センター ISO17025認定範囲拡大*
不二サッシ株式会社(本社:神奈川県川崎市/社長:吉田勉)はカーテンウォールの実大性能試験時に試験体の挙動を詳細に数値化するため、『光学式モーションキャプチャ』※1を用いた試験方法を独自に開発し、業界初となる ISO/IEC17025の認定※2を取得しました。
※1 【光学式モーションキャプチャ】
複数のカメラでキャプチャ空間を構築し反射マーカーの位置をトラッキングする方式。
モーションキャプチャには光学式の他に慣性センサ式、機械式、磁気式など色々な原理を用いて動きをキャプチャする方式がありますが、その中でも光学式モーションキャプチャは絶対的な位置精度が最も高い方式となります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/40866/14/resize/d40866-14-12e24b3f3dcdc95f979d-0.jpg ]
3次元で人の動きをリアルに可視化するツールとしてモーションキャプチャは、映画やアニメといったものからスポーツ科学の分野などで使われていました。
当社ではこの技術をカーテンウォールの耐風圧性や耐震性試験における試験体の動きを高い精度で可視化し解析・分析を行うために導入しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/40866/14/resize/d40866-14-06a206b2655e5352aa26-1.jpg ]
※2 【ISO/IEC17025】
試験所・校正機関が正確な測定/校正結果を生み出す能力があることを、権威ある第三者認定機関が認定する規格。
ISO/IEC17025は”試験所認定”と呼ばれ、製品検査や分析・測定などを行う試験所及び計測機器の校正業務を行う
校正機関に対する要求事項が定められています。
【カーテンウォール試験センター ISO/IEC17025 認定範囲】
・カーテンウォールの気密性、水密性、耐風圧性、耐震性
【今回拡大した範囲】
・カーテンウォールの耐風圧性、耐震性(モーションキャプチャ法)
モーションキャプチャは、従来使用している接触式の電気式変位計では測定することが困難な「動きの速いもの」「複雑な形状」や「柔らかいもの」まで変位量を測定することができます。
また、3次元の測定の場合、電気式変位計ではX,Y,Z方向にそれぞれ変位計を取付け、計算により求めなければならなかったことが、モーションキャプチャでは容易に且つ高い精度で測定することが可能です。
このようにカーテンウォールの耐風圧性、耐震性の試験を行う際は、お客様のご要望にあわせ、今まで以上にさまざまな測定条件に対応し検証いたします。
不二サッシ株式会社のカーテンウォール試験センターは1997年11月に千葉事業所内で稼働を開始し、これまで多くの大型プロジェクト工事に参画させていただきました。
これからも今まで培ってきた豊富な経験と知識を有効に活用しながら、試験スタッフ一同、お客様のニーズにより高い次元でお応えするため、試験品質の向上に努めてまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES