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「フェローによる政策提言プラットフォーム」プロジェクト提言「価値に基づく医療システムの構築に向けて〜価値に基づく薬価制度に関する分析〜」を発表

(PR TIMES) 2022年04月22日(金)12時15分配信 PR TIMES

持続可能な医療システムの構築には、多様なステークホルダーを交えつつ、最適な価格設定法を定めていくことが重要であり、引き続き慎重な議論が必要

特定非営利活動法人日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)(事務局:東京都千代田区、代表理事:黒川清)は、提言「価値に基づく医療システムの構築に向けて 〜価値に基づく薬価制度に関する分析〜」を公表しました。
当機構では、2022年度より当機構に所属するフェローをはじめとした関係者が、個別に政策提言を発表し推進できる「フェローによる政策提言プラットフォーム」プロジェクトを始動しています。フェローらが喫緊の課題とする政策提言を、当機構内で精査し承認し、賛同のうえ、当機構が発出する政策提言の一環とすることで、政策に関心を持つ市民に選択肢を提示し、創造性に富み実現可能な解決策を示してまいります。

[画像: https://prtimes.jp/i/7152/14/resize/d7152-14-c0956e366767f81f1834-0.png ]



プロジェクトの第1弾として、昨今国際的にも議論が興隆している「価値に基づく医療システムの構築に向けて」をテーマとし、当機構フェローである五十嵐中氏(日本医療政策機構フェロー/横浜市立大学医学群 健康社会医学ユニット 准教授/東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学 客員准教授)が提言を行いました。

本提言では、少子高齢化、医療の高度化による医療費の増大に向けた対策は喫緊の課題であるとし、多面的な価値の反映を行うための具体的な量的・質的評価手法として、革新的医薬品を評価するための薬価制度、Value-based pricing(VBP)を提案しています。

提言者である、五十嵐中氏は、

「医薬品の価格付けについて、昨今多様な提言が各所から出され、多面的な価値を考慮することの議論が活発化していることは望ましい。しかし、価値の議論と費用対効果・医療技術評価の議論の混同や、定量化可能な部分のみに焦点があたることもまだ多い。具体例を用いた検討では、定量化部分だけでは十分に価値を反映できないケースも明らかになった。持続可能な医療システムの構築には、多様なステークホルダーを交えつつ、最適な価格設定法を定めていくことが重要だ」

とコメントしています。


日本医療政策機構 理事・事務局長/CEOの乗竹亮治は、

「市民主体の医療政策の実現を目指す、非営利中立の医療政策シンクタンクとして、患者・当事者のリーダーを含めたマルチステークホルダーによるグローバルな議論を通じて、政策提言を実施してきた。今後、政策の選択肢を迅速に提示するためにも、このような提言を幅広く発出できるプラットフォーム機能も積極的に担っていきたい」

とコメントしています。

当機構では、本提言を公表するにあたりZoomウェビナーを開催します。お申込みは、下記URLをご覧ください
URL: https://us06web.zoom.us/webinar/register/4716505347596/WN_LtVS_-b4TSKA3rdLI7mToQ

■ 日時: 2022年4月27日(水)16:30-18:00
■ 形式: Zoomウェビナー
■ 主催: 日本医療政策機構(HGPI)
■ スピーカー:
・五十嵐 中 氏
(日本医療政策機構フェロー/横浜市立大学医学群 健康社会医学ユニット 准教授、東京大学大学院薬学系研究科 医薬政策学 客員准教授)
■ 言語: 日本語
■ 参加費:無料


■日本医療政策機構とは
2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンク。市民主体の医療政策を実現すべく、中立的なシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供しています。特定の政党、団体の立場にとらわれず、独立性を堅持し、フェアで健やかな社会を実現するために、将来を見据えた幅広い観点から、新しいアイデアや価値観を提供しています。日本国内だけでなく、世界に向けても有効な医療政策の選択肢を提示し、地球規模の健康・医療課題を解決すべく、活動しています。

プレスリリース提供:PR TIMES

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