プレスリリース
難水溶性薬物製剤化のための開発戦略、原薬物性評価、共結晶や非晶質固体分散体、ナノ結晶製剤など製剤技術を詳述した1冊!
化学・バイオテクノロジーなどの技術・市場動向レポート発行やセミナー開催を行う、株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区、代表:辻賢司)は、書籍『難水溶性薬物の経口製剤化技術最前線《普及版》(監修:川上亘作)』を2023年5月11日に発刊いたしました。定価は税込4,180円(本体価格3,800円+税)で、当社ECサイトおよび全国の書店でご注文を受け付けております。製剤技術に関わる方々にお薦めの一冊です。目次などの詳細については以下の当社サイトをご覧ください。こちらの商品は弊社電子書籍専用販売サイト「CMCeBook」にて電子版(DL版)も販売しております。
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9068&utm_source=web&utm_medium=B1404&utm_campaign=PRT
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監修:川上亘作
発行日:2023年5月11日
体裁:B5判、250頁
ISBNコード:978-4-7813-1695-6
価格(税込): 4,180 円
※普及版とは、初版の発行から時間が経過しておりますので、お求め易い価格にてご提供している書籍になります。
刊行にあたって
本書では製剤技術分野において第一線で活躍している先生方に執筆をお願いした。第1章では,難水溶性薬物の開発戦略や経口吸収に関わる一般論について,近年ますます重要性を増しているジェネリック医薬品の話題を交えて解説する。第2章は原薬物性に関する話題を集めているが,特に研究の進展が目覚ましい共結晶には多くのページを割いた。第3章は非晶質固体分散体,中でも特に溶解挙動に注目しており,また各調製法(溶融押出法・噴霧乾燥法)についても,それぞれ著者を変えての解説とした。またナノ結晶製剤も難水溶性薬物のための選択肢として確実に進歩を続けており,第4章で扱っている。以上の構成により,技術革新によって前書では既に物足りなくなったテーマが手厚く更新されている。本書が日本の医薬品開発に貢献できれば幸いである。(「はじめに」より)
本書は2016年に『難水溶性薬物の経口製剤化技術最前線』として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり、加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。
著者一覧(所属表記は2016年当時のものです。)
川上亘作 (国研)物質・材料研究機構
菅野清彦 東邦大学
片岡誠 摂南大学
野沢健児 沢井製薬(株)
竹内達 沢井製薬(株)
瀬田康生 東京薬科大学
米持悦生 星薬科大学
深水啓朗 明治薬科大学
伊豆津健一 国立医薬品食品衛生研究所
山本克彦 武田薬品工業(株)
山下博之 アステラス製薬(株)
平倉穣 アステラス製薬(株)
上田廣 塩野義製薬(株)
尾上誠良 静岡県立大学
尾崎俊亮 エーザイ(株)
小久保宏恭 信越化学工業(株)
植田圭祐 千葉大学
森部久仁一 千葉大学
小川法子 愛知学院大学
山本浩充 愛知学院大学
永禮三四郎 (株)奈良機械製作所
井上皓介 (株)奈良機械製作所
小嶋竜 アステラス製薬(株)
保地毅彦 アステラス製薬(株)
東顕二郎 千葉大学
橋本直文 摂南大学
高木和行 みづほ工業(株)
石井利博 アシザワ・ファインテック(株)
目次
第1章 難水溶性薬物の経口製剤化戦略
1 難水溶性薬物の開発戦略
2 難水溶性化合物製剤化のためのフレームワーク思考
3 難水溶性薬物の吸収性予測
4 難水溶性薬物のジェネリック医薬品開発戦略
第2章 難水溶性原薬の物性改善
1 難水溶性原薬の物性評価
2 塩による溶解性改善
3 塩と共結晶の類似点,相違点
4 共結晶医薬品の開発と評価
5 共結晶の探索法
6 共結晶の熱挙動
7 共非晶質:Coamorphousの研究動向
第3章 非晶質固体分散体
1 非晶質技術を利用した医薬品開発の現状
2 非晶質原薬物性の基礎
3 非晶質の溶解度
4 固体分散体のための添加剤の設計
5 固体分散体の過飽和溶解
6 シクロデキストリンを利用した固体分散体設計
7 溶融押出法による固体分散体調製と後工程における粒子の加工技術
8 噴霧乾燥法による固体分散体調製
第4章 ナノ結晶製剤
1 ナノ結晶化技術の基礎と医薬品開発の現状
2 自転/公転ミキサーによる難水溶性薬物のナノ粒子化製剤
3 高圧ホモジナイザーによるナノ粉砕
4 ビーズミルによる難水溶性薬物のナノ粉砕
プレスリリース提供:PR TIMES