プレスリリース
日本ゼオン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊嶋 哲也 以下、当社)ではこの度、敦賀工場(福井県敦賀市)に世界最大幅の大型TV用光学フィルム製造ラインの2系列目となる設備が竣工いたしました。今回の増設により、既存設備と合わせたTV 向け位相差フィルムの生産能力は、トータル 21,900 万平方メートル へと増強しました。
当社は、光学フィルム(製品名:ZeonorFilm(R) 以下、ゼオノアフィルム)を、氷見二上工場(富山県高岡市、同氷見市)と敦賀工場で製造しています。ゼオノアフィルムは、当社が独自のポリマー設計技術で開発した熱可塑性プラスチック(シクロオレフィンポリマー)を原料に用い、世界初となる溶融押出法により生産された光学フィルムです。
シクロオレフィンポリマーの特長である高い光学特性と優れた寸法安定性を有しており、大型 TV やモバイル機器のディスプレ
イに視野角補償や反射防止等の機能を持たせる、位相差フィルム用途を中心に需要が拡大しています。
今回の投資は、液晶パネルの大型化に対応するため、世界最大幅となる2,500mm幅フィルムの生産ラインであり、2020 年 4 月より稼働した設備に続く2 系列目となります。新ラインの生産能力は、1 系列目と同じく年間5,000 万平方メートル となり、2 系列合計で 10,000 万平方メートル 、他拠点含む既設能力と併せて TV 向け位相差フィルムの生産能力はトータル 21,900 万平方メートル となります。
8月4日(金)に現地にて執り行われた竣工式には、福井県および敦賀市ならびに周辺自治会からご来賓をお招きしたほか、施工関係者、また代表取締役社長 豊嶋 哲也、敦賀工場長 川崎 洋輔ほか当社関係者を合わせ、58名が参加しました。
今後も安定・安全生産を徹底し地域の発展に寄与するとともに、市場ニーズを先取りした体制を整えることで社会の期待に応えてまいります。
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プレスリリース提供:PR TIMES