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株式会社坂ノ途中

株式会社坂ノ途中、有機農業データプラットフォーム構築へ 〜KOBASHI HOLDINGS株式会社と資本業務提携〜

(PR TIMES) 2023年04月14日(金)14時45分配信 PR TIMES

「100年先もつづく、農業を。」というメッセージを掲げ、環境負荷の小さな農業の普及に取り組む株式会社坂ノ途中(京都市南区/代表取締役 小野 邦彦)は、KOBASHI HOLDINGS株式会社(岡山県岡山市/代表取締役社長 小橋正次郎)と資本業務提携をいたしました。
農業用機械・部品の製造、販売事業において100年以上の歴史を持つKOBASHIグループと連携することで、既存事業のみでなく、農業者の経営ハードルを下げるために生産者を巻き込んだオンライン農業プラットフォームの構築など新しい取り組みを進めてまいります。
あわせて、この取り組みの実現に向けて、INSPiRE Mutualistic Symbiosis Fund 1投資事業有限責任組合を引受先とした資本増強も行いました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41621/13/resize/d41621-13-9bfde66c66ce8cbb2271-0.jpg ]


◆有機農業データプラットフォームの構築へ
坂ノ途中は2009年の創業以来、新たに農業をはじめた「新規参入者」をパートナーとして、化学合成農薬や化学肥料を使用せず育てられた農産物の流通販売を行ってきました。主力のネット通販では、約1万軒の定期宅配ユーザーに「お野菜セット」をお届けしています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/41621/13/resize/d41621-13-317e4dc1950ece1973e7-1.jpg ]


提携生産者の数は約400軒。そのうち8割程度が新たに農業をはじめた「新規参入者」です。一般的には、農業で生計が成り立っている新規参入者は1/4以下という厳しい現実があります(平成31年3月 総務省 農業労働力の確保に関する行政評価・監視 -新規就農の促進対策を中心として- 結果に基づく勧告 p.11)。
ですが、坂ノ途中の提携農業者からは、81%が生計が成り立っているという回答を得ています(坂ノ途中提携農家向けアンケート 令和4年5月実施、回答者数156名)。
これまでに培ってきた有機農業に取り組む新規参入者とのつながりや社内に蓄積してきた様々なデータを活かし発展させる形で、有機農業のデータプラットフォームの構築に取り組んでまいります。
品目ごとの需給情報や収益性の可視化などを通じて栽培計画と経営の高度化をはかりつつ、生産者のコミュニティ形成を通じて栽培技術や経営に関するノウハウを共有することで、新規参入者の営農ハードルを下げることを目指します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/41621/13/resize/d41621-13-ce681597520706e6fb66-2.jpg ]


◆KOBASHI HOLDINGS株式会社と資本業務提携
坂ノ途中では、上記の取り組みを進めていくにあたり、「坂ノ途中の研究室」を設置し構想を練りながら、パートナーとなってくださる企業を求めてきました。
KOBASHIグループの小橋代表から「100年続く農業を目指して、ご一緒しましょう!」とお声がけいただき、この度の資本業務提携が実現しました。
新規参入者は、栽培への大きな情熱を持つ一方で、設備や機械への投資経験が少なく必要な情報にアクセスできないという課題があります。これによりミスマッチな投資決定をしてしまう、あるいは機械化を進められず望まないかたちでの労働集約的な経営を続けてしまうというケースが多く見受けられます。坂ノ途中のこれまでの経験に、畔塗り機ガイアや代かき機サイバーハローなど先進的な農業機械で知られるKOBASHIグループの知見を組み合わせることで、新規参入者が適切な投資判断をするためのサポートなど、新規参入者の営農ハードルを下げるための多面的なアプローチが可能になります。

[画像4: https://prtimes.jp/i/41621/13/resize/d41621-13-97fff8c268c07cc8205f-3.jpg ]


◆「坂ノ途中の研究室」について
坂ノ途中では2021年末に「坂ノ途中の研究室」チームを新設しました。第一歩目の取り組みとして、坂ノ途中が社会や環境にどのような影響を与えているかを測定し、世の中に発信していくことを意図し、「坂ノ途中の報告書(On the slope REPORT)」を作成。提携生産者のリアルを知るためのアンケート調査を行い、その結果も一部掲載しました。今後は情報発信を広く深く行うとともに、収集したデータを活用しながらオンライン農業データプラットフォームの構築のための取り組みを中心的に担っていきます。

[画像5: https://prtimes.jp/i/41621/13/resize/d41621-13-ec295c41613bf6371c7e-4.jpg ]

https://www.on-the-slope.com/report_2022/


【株式会社坂ノ途中について】
「100年先もつづく、農業を。」というメッセージを掲げ、化学合成農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っている。提携農業者の約8割が新規就農者。少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する農業者の増加を目指す。東南アジアの山間地域で高品質なコーヒーを栽培することで森林保全と所得確保の両立を目指す「海ノ向こうコーヒー」も展開。農業分野を代表するソーシャルベンチャーとして事業成長を続けている。京都市「1000年を紡ぐ企業」、経済産業省「地域未来牽引企業」「J-Startup KANSAI」など、受賞多数。
ホームページ https://www.on-the-slope.com/

【KOBASHI HOLDINGS株式会社について】
「地球を耕す」という理念のもと、100年以上にわたって農業・ものづくり分野で培ってきた知識や技術を応用し、より豊かな人々の生活および地球を次世代に残すべく、地球規模の課題解決に取り組んでいる。また、スタートアップ企業と新しい価値を共創し、社会的・環境的課題解決につながる技術の実用化を支援し、持続可能な社会の実現を目指している。
ホームページ https://www.kobashiholdings.com/

【INSPiRE Mutualistic Symbiosis Fund 1投資事業有限責任組合について】
日本の食の価値・魅力をフード・バリューチェーンの各領域から抽出し、主に成長する海外市場において事業開発で‘伴走’することにより、“世界と相利共生する日本”を目指す事を掲げ2022年7月に農林水産省の改正投資円滑化法に基づき組成されたファンド。運営主体である株式会社インスパイアグループは、事業開発型の投資活動を手掛ける企業。近年は、井村屋、八天堂、リョーユーパン、グルメ杵屋、七洋製作所などの海外事業立ち上げを支援し、雨風太陽、Dari Kなど食分野のイノベーションをめざす企業への支援にも力を入れている。

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株式会社坂ノ途中 会社概要
住所:京都市南区上鳥羽高畠町56
HP:http://www.on-the-slope.com/
代表者:小野 邦彦(おの くにひこ)
1983年奈良県生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、フランス系金融機関BNP Paribasにおいて金融商品開発を担当。2009年京都で株式会社坂ノ途中を設立。好きな野菜はカブ、オクラ、しいたけ。



プレスリリース提供:PR TIMES

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