プレスリリース
―特別展「いちはらのお薬師様―流行り病と民衆の祈り―」オリジナル企画―開催期間:2023年12月12日(火)〜12月24日(日)※特別展開催終了まで
市原歴史博物館では、市原市内の高校生と連携し、12月12日(火)より、現在開催中の特別展「いちはらのお薬師様ー流行り病と民衆の祈りー」にて「Z世代解説付き薬師如来」の展示を開始いたします。
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市原歴史博物館では、12月24日(日)まで、特別展「いちはらのお薬師様ー流行り病と民衆の祈りー」を開催し、「流行り病」と「民衆の祈り」をテーマに、国や県、市の指定文化財である薬師如来像を含む43体の仏像を展示しています。
特別展の開催にあたり、博物館のコンセプトである「市民を、主人公に。」をもとに、市内の高校生と連携したオリジナル企画「Z世代解説付き薬師如来」を開催いたします。千葉県立姉崎高等学校と千葉県立袖ヶ浦高等学校の生徒計4名に参加いただき、高校生ならではの視点で仏像を観察し、X(旧Twitter)風の解説文を考案していただきました。
市民の方と一緒に特別展をつくりあげることで、より特別展を楽しんでいただくとともに、Z世代の視点を取り入れ、お子様や若い世代の方々に博物館や歴史に親しみを持ってもらうきっかけを創出していきます。
制作の様子
最初に学芸員による特別展の展示解説を実施。皆さん真剣な様子で解説に聞き入り、学芸員の説明に合わせ、仏像の細かいところまでよく観察していました。「その時代の人達が薬師如来にどういったことを求めているかを知りたいと思った」と仏像や歴史に対し関心を深めていただきました。
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さらに、それぞれの“推し薬師如来”を発表。「私はインパクトがあって、耳たぶがお洒落な仏像が一番推しです」といったZ世代ならではの観点による意見も飛び交いました。
4人で話し合いながら解説文の制作を行い、仏像の表情や持ち物を現代の身近なものに例えたり、仏像に関する豆知識をユニークに表現してくれました。
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高校生コメント
■千葉県立姉崎高等学校
以前3Dスキャンを活用した石灯籠をつくるワークショップに参加し、歴史に対し関心が深まりました。今回博物館の方に声をかけていただき、是非参加したいと思いました。
学芸員の方の解説を聞き、これまで仏像は崇拝の対象と思っていたが、様々な病に対処する祈りが込められていることを初めて知ることができました。
解説文の制作では、歴史や仏像に関して自分なりに解釈してオリジナルの解説文を考えるといった経験をこれまでしたことがなかったので、とても新鮮で面白かったです。じっくり観察したことで仏像に対して親近感が湧きました。
私たちと同じ高校生や中学生など若い世代の方に是非見ていただき、「仏様って面白いんだよ」ということが伝わればいいなと思います。
■千葉県立袖ヶ浦高等学校
自分たちが住んでいる街に立派な仏像があると知って、是非参加したいと思いました。様々な時代の仏像を一度に鑑賞する機会は中々ないので、貴重な経験ができて良かったです。また、時代によって異なる作り方や表情を見比べることができ、とても勉強になりました。
学芸員の方が「仏像の脇に立っている像は看護師やお医者様みたいなもの」というように身近なものに例えて説明していただいたので、解説文を制作する上でもイメージがしやすく次々にアイディアが浮かびました。
若い年代から年配の方、更には海外の方にも是非見ていただきたいです。
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特別展「いちはらのお薬師様ー流行り病と民衆の祈りー」
「流行り病」と「民衆の祈り」をテーマに、古代から現代までの様々な疫病や飢餓に悩まされてきた民衆の祈りの姿を市内に残る貴重な薬師如来像などの仏像彫刻や古文書などの歴史資料から読み解いていきます。
本展示会では、県内最古の白鳳仏である栄町龍角寺「銅造薬師如来坐像(国指定重要文化財)」をはじめ、市内に残る平安時代後期以降の木造薬師如来坐像や日光・月光菩薩、十二神将像など、県や市の指定文化財を含む43体が一堂に集結します。
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特別展「いちはらのお薬師様ー流行り病と民衆の祈りー」
開催期間:2023年10月1日(日)〜12月24日(日)
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
観覧料:一般個人800円、高校生個人500円/一般団体600円、高校生団体300円 ※団体20名以上
中学生以下無料
HP:https://www.imuseum.jp/rekisi_museum/tokubetsu/1100.html
特別展紹介動画:https://youtu.be/TnuvOutBq94
※特別展観覧料には歴史博物館・歴史体験館常設展示観覧料を含みます
プレスリリース提供:PR TIMES