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株式会社シノプス

熊本のスーパー、ロッキーが13店舗でAI値引を導入

(PR TIMES) 2023年07月13日(木)14時15分配信 PR TIMES

惣菜の値引き・廃棄ロス率は2.3%改善。食品ロス削減に貢献

株式会社シノプス(本社:大阪府大阪市、代表取締役:南谷 洋志、以下「シノプス」)と株式会社サトー(本社:東京都港区、代表取締役社長:笹原 美徳、以下「サトー」)は、株式会社ロッキー(本社:熊本県上益城郡、代表取締役:竹下 光伸、以下「ロッキー」)が運営するスーパーマーケット全25店舗の中で惣菜を取り扱う13店舗に、適切なタイミングで適切な値引き率をAIで算出するシノプスのサービス「sinops-CLOUD AI値引」(以下「AI値引」)と、AI値引と連携したサトー製ラベルプリンター「FLEQV(R)(フレキューブ(R))FX3-LX」(以下「フレキューブ」)を活用した「AI値引きソリューション」の提供を順次開始したことをお知らせいたします。
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■背景
ロッキーでは以前より、シノプスが開発・提供する需要予測型自動発注サービス「sinops」を全25店舗で導入しています。日配食品(*1)・惣菜・パン・冷凍食品・グロサリー・菓子・飲料・酒・雑貨・ペット用品・衣料品・日用品・家庭用品・化粧品・OTC医薬品(*2)といったさまざまなカテゴリで稼働しています。惣菜コーナーでよく実施される駅弁フェアなど催事向けの商品や季節品・特売品は、データが不十分のためシステムによる自動発注が実施できない場合がありました。そのような商品に関しては、売り場担当者が経験や勘を頼りに発注数を決定するものの、最適な発注数を導き出すのは難しく、閉店まで売り切れない商品は値引き対応をしていますが、最適な値引き率・タイミングを見極めることも至難の業でした。そこで、惣菜カテゴリ全般における値引き・廃棄ロス率改善や収益向上、作業の平準化・省力化といった従業員の負担軽減などを目的にAI値引きソリューションの導入を検討いただきました。

*1 日配食品:毎日店舗に配達される賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる。牛乳、乳製品、豆腐、生麺や生菓子など
*2 OTC医薬品:「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略で、カウンター越しに販売される医薬品

■今回の導入について
ロッキーが運営する熊本県内のスーパーマーケット13店舗へ、AI値引とフレキューブを提供します。惣菜・弁当・おにぎり・寿司など約154品目の値引き作業に活用いただきます。2023年1月にロッキーの2店舗にて実施した実証実験では、値引き・廃棄ロス率は2.3%、粗利率は1.4%改善しました(*3)。さらに、廃棄商品数や廃棄額にも改善が見られ、食品ロス削減効果も実感いただきました。売り場担当者の方からは「担当者によってバラつきがあった値引き率やタイミングをシステムによって適正化でき、お客様にとっても納得感の高い価格にて提供できるようになった」といった声がありました。このような効果を評価いただき、AI値引とフレキューブの採用が決定し、各店舗への導入を順次進めています。

*3 導入前実証実験を実施した2店舗の平均値

■「AI値引ソリューション」について
シノプスとサトーは2021年12月に業界に先駆けAI値引きソリューションの提供を開始しました。シノプスのサービス「sinops-CLOUD AI値引」とサトー製ラベルプリンター「FLEQV(R)(フレキューブ(R))FX3-LX」で構成しています。プリンターに接続したスキャナーで商品のバーコードを読み取ると、店舗の立地、販売実績、販売価格、在庫数、天候などさまざまなデータからAIが適切な値引きタイミングおよび値引き率を予測し、在庫数の数だけ値引きラベルが発行される仕組みです。AIによる精度の高い値引き率の算出だけではなく、人の作業は商品バーコードの読み取りとラベルの貼り付け作業だけとなり省力化が図れます。

■株式会社ロッキーについて
株式会社ロッキーは、熊本県で25店舗経営しているスーパーマーケットです。生鮮食品を店で加工せず、工場で一括生産を行う「工場型スーパーマーケット」と呼ばれる戦略を推進していることを特長としております。薬局を母体として創業しており、メーカー卸会社との太いパイプによる医薬品の豊富な品揃えでお客様のヘルスケアにも対応できる強みを持っています。食料供給のサプライチェーンも、関係業者様と協力し輸送網を強化するように取り組んでおり、災害時も地域の皆さんに食料を提供できるよう日々研究を続けております。

■サトーグループについて
サトーグループは、グローバルで5,637名(*4)の従業員を擁し、90を超える国・地域でビジネスを展開する1940年創業の企業グループです。バーコードやRFIDなどに代表される、自動で情報を認識・入出力するための技術(自動認識技術)を用いて、リアルな世界のあらゆるものを情報化し、その情報を活用することで、現場ごとに最適な課題解決の仕組みを提供しています。(連結売上高1,428億円*4)
より詳しい情報はこちら:https://www.sato.co.jp

*4 2023年3月現在

■株式会社シノプスについて
株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が短く需要予測が難しいとされるカテゴリのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいております。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場(証券コード:4428)。
sinops-CLOUDサービスサイト:https://www.cloud.sinops.jp

■参考資料
2021年12月7日プレスリリース「サトーとの協業によるリテール DX」



プレスリリース提供:PR TIMES

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