プレスリリース
AGCの更なる持続的・発展的なデータドリブン経営・全社的なデータ活用レベルの引き上げを目指し、組織体制まで含むBI活用戦略策定を支援
データ分析・可視化のコンサルティング、データ人材育成支援を行うデータビズラボ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:永田ゆかり、以下当社)は、データ活用において高い水準を保つAGC株式会社の更なる持続的・発展的なデータドリブン経営、全社的なデータ活用レベルの引き上げを目指し、組織体制まで含むBI活用戦略策定を支援
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AGC株式会社様(以下、AGC)は、グローバル競合各社の競合が激化する中、高い研究開発力や最先端のICT、AI技術を活用した高い生産技術を保持されている世界トップメーカーです。AGCでは2015年から全社標準BIツールとしてTableauを使用、またTableauなどのBIツールにとどまらないデータ活用を推進されており、その活用成熟度は高くいらっしゃいます。
今回、更なる持続的・発展的なデータドリブン経営、全社的なデータ活用レベルの引き上げを目指し、組織体制まで含むBI活用戦略策定を当社にご依頼いただきました。
AGCで推進されるデータ活用は一般的な他社と比較すると大きく進んでいる一方、今後も競合各社に対する優位性確立のため、丁寧な現況把握と将来へのデータ投資やそれらに関する戦略策定が必須と考えていらっしゃいました。
本件の詳細はこちらから確認できます。
https://data-viz-lab.com/case/agc
1.AGCがBI/データ活用でこれまで成果を出し続けた秘訣
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AGCはデータ活用でなぜ大きな成果を上げつづけているのかを情報システム部の田中様、筒井様、宗村様にインタビューしました。
インタビューで伺ったのは以下の4点です。
取り組む前の状況・課題
取り組んで苦労したこと・良かったこと
成果を出すために重要なこと
今後の取り組みや今後の課題
1-1.【データビズラボ】BI活用やデータ活用における問題や課題にはどのようなものがありましたか?
"データ活用の規模は年々広がってきたが、俯瞰的に見て弱い部分や手がついていないホワイトスペースもあるのではないかと考えていた"
各部で自由にBIツール(excelが主)を選び、保守体制も無く、データ収集・編集加工にも時間を要していました。
また、BIユーザーやデータを扱う者、データ活用の幅もそこそこの規模で年々広がってきており、ある程度はデータ利活用の推進が出来ているとは思っていました。ただ、独自のやり方で推進してきたため、俯瞰的に見ると、弱い部分や手がついていないホワイトスペースもあるのではないかと考えていました。
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1-2.【データビズラボ】BI活用やデータ活用でこれまで苦労したことや、現在感じている苦労はありますか?
"従来は社内推進が課題であったが、現在は諸々の最適化が課題"
従来は、BI環境構築・維持やBIツールの社内啓蒙・利用促進が課題でした。しかし、現在は以下のようなポイントが挙げられます。
標準BIツールは何が最適か?
ユーザー部門はデータを有効活用出来ているか?
ユーザーにデータを提供する適切な環境は整備出来ているか?
利用者は順調に増えたが頭打ちになりつつある
質・量ともに今後どうドライブさせるか
このように、多くの観点での最適化がテーマになっています。
1-3.【データビズラボ】今回の戦略策定を通じて良かったと感じたことは何でしょうか?
"「やれること」ではなく「やるべきこと」の再認識ができた"
BI保守チームにとっては、「BIツールの動向」や「自社のBI利用環境における課題」等、今後の標準BI環境検討に必要な知見や、他社と比較して進んでいるのかどうかという助言が得られたことは大きいです。
言葉を変えれば、「自分たちがやれること」を淡々と毎年こなしてきたが、中長期的に「自分たちがやるべきこと」を再認識できたことです。そして、BIツールに対する知見やコンサルティング・教育の実績豊富なデータビズラボ社にお任せし、弊社の要望以上の成果物を提示頂けました。
自分たちが進めている方向が正しいか否かを確認できましたし、課題に加え、及第点に達している部分についても知ることができたのは今後の方向性を考える上で良い材料になりました。
1-4.【データビズラボ】BI投資を支える情報システム部や組織での研修内容について教えてください。
"継続した情報収集(自社の状況、世間の動向)と改善策の検討が何より重要"
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AGCでは、情報システム部がツール選定、またそれらに付随する以下のような社内インフラ整備の役割を担っています。
OA系/FA系におけるデータソース整備
データ統合
データレイク
セルフサービス系BI基盤整備
社内トレーニング体制
中だけでなく外にもアンテナを張りながら常に改善策を検討し、実行し続けています。
また、社内で企画・実行されている研修プログラムもその受講者数は1100人を超えており、データに触れる環境が醸成してきました。
▼AGC社内オリジナルで作成された研修受講者数の伸び
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▼AGC社内オリジナルで作成された研修プログラム
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加えて、今後Snowflakeなどのモダンなデータ分析環境整備も予定しており、データ分析のアジリティを高め、組織全体のBI投資を支える取り組みを進めています。
1-5.【データビズラボ】BI活用/データ活用を推進するために心がけていたポイントは何ですか?
"データ活用推進には他業種ビジネスでの取り組みも素早くキャッチすることが鍵"
製造業以外の他業種やB2Cビジネスでの取り組みを知るようにしていました。先行するこれらの企業と同じことにB2Bの製造業であるAGCが取り組まねばならない局面が来ます。タイムマシン経営の視点で動向を注視することは重要です。
"自己点検のための外部コンサルタントによるアセスメントを定期的に持つことが肝要"
現状を把握し、問題点とその対策を都度検討するのが重要であることは多くの人が理解しているところですが、自己点検のための外部コンサルタントによるアセスメントを定期的に持つこともかなり重要です。今回我々がデータビズラボ社に依頼したものもこの位置付けです。
先述の通り、自分たちがやれるから淡々とやっていることに対し、より本質的な「やるべきこと」への羅針盤を浮かび上がらせてくれるものだからです。
1-6.【データビズラボ】今後の御社のBI/データ活用環境に関する目標について教えて下さい。
"データの民主化の徹底"
弊社のBI環境のあるべき姿をさらに解像度高く描くこと、そしてBIツール/環境を有効活用し、データドリブン経営に貢献することです。
また、徹底的なデータの民主化も大きな目標です。現状は初級レベル以降のステップアップをかなりユーザーに丸投げしている感があり、組織的に民主化を進めることが重要と今回のデータビズラボ社との取り組みで認識しました。
1-7.【データビズラボ】これからBI活用、データ活用に取り組もうとされる方にアドバイスはありますか?
"BI活用、データ活用を阻害する要因と加速できる要因を整理し、常に情報をキャッチアップしていくべき"
経営に必要な情報は何か?を明確にし、無駄なレポートを排除していくことも重要でしょう。また、組織体制として、クロスファンクショナルな<BI保守・改善チーム(組織)>の確立がデータの活用を後押ししてくれます。
自社の中でBIの活用やデータ活用の阻害する要因と加速できる要因を整理して進めることも非常に重要です。
以降、当社側のアプローチについて記載しています。
2.当社のアプローチ
将来3カ年に渡るデータ戦略、プランニングのためには現況把握が非常に重要です。そのため本プロジェクトの最初のステップとして、以下の部署にBIの網羅的な観点でのインタビューを設計・実施しました。
情報システム部
経営企画本部
各カンパニー・事業部
当社独自の戦略策定インタビューフレームワーク、主に以下のポイントについて確認・評価をします。(データデューディリジェンス)
組織体制
各カンパニー/部署における業務内容、ミッション
BIツール選定/購買基準
データアーキテクチャー
データソース/データ分析基盤
データの種類
データガバナンス
データマネジメント
役割と責任
過去の取り組み
現状の部署で認識されている課題
研修取り組み状況
学習環境、ツール習熟環境
組織内におけるライセンスコストの課金体系
これらインタビューと成果物を1ヶ月弱で仕上げました。
3.成果物
以下を、BI活用戦略ロードマップとし、ご提供。
実査(インタビュー)に関するエグゼクティブサマリ
各種BIツールの特徴と導入効果
BIツール選定基準
データアーキテクチャーなどの構成を前提としたユーザー展開案
今後の取り組みへの助言とご提案、その理由と注意点
ライセンスコスト試算
ライセンスコスト最適化への提言と具体策の提案
海外事例との重要論点の比較
組織ミッション、R&R(データ活用におけるRole&Responsibility)の言語化
組織的解決の方向性と施策オプション、推奨案
将来3カ年の取り組み案
将来1年の取り組み案
4.プロジェクト体制
メンバー:ディレクター1名、コンサルタント1名、アソシエイト1名
期間:1ヶ月弱
5.まとめ
AGCの事例のように、他社と比較し組織・技術において先をいく企業においても、データに関する多種多様な論点で現状を丁寧に把握・言語化し、組織における共通理解とすることは、BIのみならずデータ活用を下支える強いエネルギーになります。
このようなコンサルティングはAGCのようなグローバル展開をされている企業と非常に相性が良いです。なぜなら今後もさらにデータ分析基盤はクラウド化され、大きな方向性・舵取りの威力も以前より増してレバレッジするためです。
当社は、データを価値にするためのサポートをしています。弊社の提供しているその他サービスラインナップに関しましては以下に公開しているページをご覧ください。
https://data-viz-lab.com/dataanalysis-consulting
https://data-viz-lab.com/case/agc
■会社概要
データを価値にする、ミッションとしたデータ分析・視覚化のコンサルティングファームです。データ分析・可視化、データ分析基盤構築、データ人材の育成(研修)まで提供しておりデータドリブン経営を一気通貫でご支援しております。
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会社名:データビズラボ株式会社
代表者:代表取締役社長 永田 ゆかり
所在地:東京都江東区青海2-7-4-723
資本金:96,500,001円(資本準備金を含む)
事業内容:データ分析・視覚化に関するコンサルティング、クラウドデータ分析基盤構築、データ人材・デジタル人材育成支援
コーポレートサイト:https://data-viz-lab.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
データビズラボ株式会社 担当:sales-marketing@data-viz-lab.com
プレスリリース提供:PR TIMES