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株式会社クアンド

【環境省公募採択】パラオ共和国にて現場向けビデオ通話アプリSynQ Remote(シンクリモート)が導入されます

(PR TIMES) 2021年07月07日(水)09時15分配信 PR TIMES

パラオ共和国に電気自動車を導入する事業に参画、日本の技術者による遠隔メンテナンスをサポートします

株式会社クアンド(本社:福岡県北九州市八幡東区/代表取締役:下岡 純一郎 以下 クアンド)は、北九州市、市内3企業、(公財)地球環境戦略研究機関と共同で、環境省「令和3年度脱炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務」を受託し、「パラオ共和国コロール州におけるEV車両導入を通じた脱炭素化促進およびコ・ベネフィット創出事業」に参画いたしますことをご報告いたします。


パラオ共和国とは

パラオ共和国はミクロネシアに位置し、群島からなる人口約2万人の国です。第一次世界大戦後、日本の委任統治領であった時代もあるため、日本語由来の言葉がたくさん残っているなど、日本と関係の深い国でもあります。

観光を主要産業とする同国は、恵まれた観光資源を有する一方で、廃棄物増加・食料安全保障・エネルギー安全保障・外需依存経済といった社会課題を抱えています。電力の約98%を化石燃料発電に依存していることから、再生可能エネルギーにシフトさせる計画が策定され、メガソーラーなどPV(太陽光発電)システムの導入検討が進んでいます。


環境省採択事業の概要 ーEV車両導入を通じた脱炭素化促進事業ー

この事業は再生エネルギーの利用を促進するパラオ共和国・コロール州と連携し、株式会社ATGREENが主体となって行うものです。

パラオ共和国には公共交通機関がなく、移動手段にはシャトルバスが使われることが多いそうです。このシャトルバスを太陽光発電を活用した電気自動車に替えることで、化石燃料の使用量を削減しようというプロジェクトです。


SynQ Remote(シンクリモート)の役割

EV車の導入は、その維持管理まで現地でできなければ持続可能な施策とは言えません。昨年までの調査で(クアンドは今年度より参画)、現地に車両整備のできる技術者やノウハウが不足していることや部品の調達が困難という課題が明らかになっていました。

メーカー側もエラーが発生した際に問題点を解析して現地に伝えることは可能な体制をとっていますが、パラオ国内にはEVの複雑な整備ができる技術者はいないことからも、コミュニケーションをとりながら行うメンテナンス体制構築は日常的に必要になるものです。メンテナンスが必要になってから渡航するというのは非現実的ですし、コロナ禍において渡航自体が難しくなっています。そこで「SynQ Remote(シンクリモート)」を使い、国境を越えたEV車のリモートメンテナンスの実現について検討することになりました。
[画像: https://prtimes.jp/i/68726/12/resize/d68726-12-911847-0.png ]

また、他のデスクワーカー用のWEB会議ツールでは、対面を想定しているため、何か対象物を見ながら細かく指示をするということが難しいのが実情です。ウェアラブルカメラやスマートグラスなどを使う場合は、その端末を現地に送り、充電や使用方法のレクチャーなど様々な準備が必要となります。SynQ Remoteなら、現地にあるスマホやタブレットだけで利用開始できます。

さらに、パラオの現地の方とやりとりするのは言語的な壁も生じますが、SynQ Remoteを使えばポインタや画面共有、テキストでの指示など視覚的な情報で指示を伝えることができるので、伝わりやすさが格段に上昇します。テキスト入力機能では英語を入力することも可能です。


遠隔支援コミュニケーションツール「SynQ Remote(シンクリモート)」とは

現場にいる人のスマートフォン/タブレットと事務所など遠隔地にいる人のパソコンをリアルタイムで接続し、双方からのポインタ表示による遠隔指示や、遠隔地からの現場写真の撮影、音声を即座に文字に変換して相手に指示を出すことなどができます。遠隔地からでも、的確な指示・確認ができる機能を搭載した現場向けコミュニケーション支援ツールです。

SynQ Remoteは建設業やメンテナンス業、製造業などの業務効率化と人材不足という業界課題の解決に向けて開発されました。複数の現場を移動しながら仕事をする管理者の方や、経験や技術を持ったベテランの方の移動時間を削減することで、働き方改革の促進や人手不足を補うことも可能になります。

今お持ちのパソコンやスマートフォンに専用アプリをダウンロードするだけでご利用いただけます。シンプルで直観的な操作が可能なことや、ウェアラブル端末などの初期投資が必要ないことなどが好評を得て、土木・建築現場や、リモートでの工場視察、設備のメンテナンスなどに活用されています。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=o05MGvVmiTA ]




SynQが目指す世界


クアンドはSynQ Remoteを皮切りに、SynQシリーズという自社プロダクト群を開発していく予定です。SynQは情報共有プラットフォームとして、現場の知を対価に変え、現場で働くフィールドワーカーの仕事を持続可能なものにします。

SynQの語源は「synchronize(同期する)」で、遠く離れた場所や人、またデジタルな世界とアナログな世界が同期することでスマートな現場を実現するという意味が込められています。SynQが目指すのは「時間/空間/言語を超えて、現場の「知」を「価値」に変換する」ということです。
フィールドワーカーと対照的なデスクワーカーは、日進月歩で進化するデジタル化の恩恵を受けることで効率化、自動化、知の拡張が進んでいます。例えば、デスクワーカーは自分一人で解決できない問題に直面しても、Googleで調べたり、誰かにチャットで質問したり、自分の外にある「知」にアクセスすることができます。またそれによって得られた「知」はデジタル上で蓄積することができます。

一方、フィールドワーカーは現場で困っても基本的には自分の経験や知識から判断するしかなく、それはデジタルに残らないため、後から他の人が参照することもできないのです。彼らフィールドワーカーの仕事は、肉体労働による物理的な労働(穴を掘る、資材を運搬する等)が主のように見えますが、実は知的労働(情報加工・処理)も大きな割合を占めるのです。

フィールドワーカーが「知」にいつでもどこでも繋がることのできる世界にする、ということがSynQの使命です。

またフィールドワーカーの「知」が蓄積されればその価値は計り知れません。日本の現場力(工場の生産管理など)は世界でも群を抜いて高く評価されています。この現場力を、日本に居ながらにして、アニメや漫画のように世界に輸出することも可能になるのです。



SynQについて

SynQ Remote製品ページ
https://www.synq-platform.com/

SynQ Maintenance製品ページ
https://maintenance.synq-platform.com/



本件に関するお問合せについて

導入検討企業の方
SynQ Remoteカスタマーサクセスチームメールアドレス:cs-support@quando.jp

報道関係の方
広報・PRチームメールアドレス: pr@quando.jp


株式会社クアンドについて

クアンドが創業時から掲げているミッションは「地域産業のアップデート」です。社名の由来は「物事の始まりや取るべき行動を喚起する合図」というラテン語にあります。デジタルテクノロジーによって様々な業界が大きく変化する時代に、地域産業・レガシー産業が次世代に向けて変わる「きっかけ」を提供したい。そんな想いが込められています。わたしたちは、地域産業がその都市やそこで育つ人間の人格形成に与える影響は大きいと思っています。それぞれの地域、企業が、みずからの特徴や強みに立脚し、独自の価値を生み出せる世界を構築する事こそが世界の幸せに繋がると信じています。

会社名 :株式会社クアンド(英文社名:QUANDO, Inc.)
所在地 :福岡県北九州市八幡東区枝光2-7-32 /福岡市中央区大名2-4-22 3F OnRAMP内
事業内容:アプリケーション・WEB開発、DXに関するコンサルティングなど
代表者 :代表取締役/CEO 下岡純一郎
URL  :https://www.quando.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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