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プレスリリース

ウクライナ情勢緊迫化に伴うノルウェー産サーモンの供給状況に関するお知らせ

(PR TIMES) 2022年03月09日(水)21時15分配信 PR TIMES

ノルウェー水産物審議会(本社:ノルウェー・トロムソ)は、ロシア・ウクライナ情勢緊迫化に伴う世界的なサプライチェーンの混乱によって懸念されている、ノルウェー産サーモンの日本への供給状況についてお知らせいたします。
2月28日にロシア連邦航空局が発表したノルウェーを含む36か国に対するロシア領空の飛行禁止措置、および、ロシア領空の飛行のリスクを鑑みた航空会社のルート変更や欠航に伴い、ノルウェーから日本への生サーモンの空輸において約8割が利用する、最短距離であるロシア領空を経由するメインルートでの輸送を継続することが困難になっています。日本がノルウェーから輸入しているサーモンの約9割が生の状態で空輸されているため、全国的に供給が不安定になっています。

現在、安定的な供給体制の維持のため、ロシア上空を迂回するルートの確保等の代替対応の実現に向けて協議を続けています。ご不便をおかけしていますが、関係各社鋭意調整しておりますので、お客様に於かれましてもご理解頂けますと幸いです。


今後の対策について(3月9日時点)

ロシア領空を通過するメインルートは、ノルウェーから日本への最短距離であり約10.5時間の飛行時間、サーモンを水揚げから日本の食卓まで最短36時間でお届けすることが可能です。迂回ルートを使用した場合、北極圏を経由する北回り、中東を経由する南回りともに、飛行距離が数時間伸びるため、生サーモンの鮮度や品質を保ちつつ、安定的かつ効率的な輸送を確保し継続的な供給を実現できるよう、緊急協議が行われております。


ノルウェー水産物審議会 日本・韓国担当ディレクター ヨハン・クアルハイムによるコメント

「日本は、ノルウェー産サーモンにとって大変重要な市場です。過去25年間、日本の皆様に常に新鮮で高品質なサーモンをお楽しみいただけるよう、輸送を含む生産供給体制の向上に徹底して参りました。2021年は、日本において51,000トンものアトランティックサーモンが消費され、そのうち89%がノルウェー産かつ生で空輸されたものでした。そのため、ノルウェーの水産業界は、現在の世界情勢に伴い懸念されている、日本へのノルウェー産サーモンの供給の維持および強化を非常に重要視しており、現在、航空会社や関係会社とともに、持続可能な解決策を今後数週間で実現できるよう最善を尽くして参ります。」

この度の危機で被害に遭われた方々に謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早く平穏な日々が戻りますよう強く願っております。

プレスリリース提供:PR TIMES

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