プレスリリース
会社員100名に聞いた「物価に対する考え方」と「オミクロン後の消費意欲」
日本銀行が2022年2月10日に発表した2022年1月の国内企業物価指数は、1985年9月以来36年4か月ぶりの高さとなりました。
さらに、米国が2022年2月10日に発表した2022年1月の消費者物価指数は、1982年2月以来約40年ぶりの高水準となっています。
この歴史的な物価上昇について、消費者はどのように考え、どのような対策を取っているのでしょうか?
株式会社I-House(本社:東京都港区)が運営する、不動産・住まいのメディア『mitaina』では、100名の会社員に物価上昇の実感や、対策の検討状況についてアンケートを実施しました。
また、オミクロン株の流行が落ち着いたら、旅行をしたいと思うかなどの消費意欲についての調査結果もまとめました。
アンケート調査概要
<調査対象>
20〜60代の会社員
<調査期間>
2022年1月24日〜2021年2月6日
<調査人数>
100人
└年代:20代 14人/30代 34人/40代 30人/50代 21人/60代 1人
└年収:300万円未満 24人/300〜500万円 20人/500〜700万円 44人/700〜900万円 6人/900〜1,200万円 4人/1,200万円以上 2人
物価上昇を実感していますか?
[画像1: https://prtimes.jp/i/52907/12/resize/d52907-12-474069e95c903b2aa326-0.jpg ]
まずはじめに、物価上昇を実際に感じている人がどれぐらいいるのか調査したところ、87%の人が「実感している」または「やや実感している」と答えました。
その理由として、以下のような声がありました。
・車によく乗っていて、日々上昇するガソリン価格が気になっていました。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・野菜、牛肉など食品の値段がどんどん高くなっているから。
ー 20代女性(年収〜300万円)
・日用品が値上がりしているし、食品も相次いで値上げになっているから。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・うまい棒の値上げが最近発表されました。物価上昇を企業努力で吸収できなくなっていると感じました。
ー 60代男性(年収1,200万円〜)
・ガソリン代の上昇の他、今年に入って、日用品、食料品もどんどん値上がりしてきている。
ー 50代男性(年収500万円〜700万円)
・昼食代が上がっているからです(チェーン店系は、特に感じます)。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・よく行くスーパーで買い物をすると、各製品が「2月から値上げします」と表示されていたから。
ー 30代女性(年収300万円〜500万円)
・パック飲料の内容量が同じ値段で、1000→900mlにリサイズされて販売されているから。
ー 40代女性(年収500万円〜700万円)
・家計簿をつけているのですが、食費にかかるお金が増えてきていて、物が高くなっているのを実感しています。
ー 50代女性(年収〜300万円)
物価上昇に対して、対策はとりますか?
[画像2: https://prtimes.jp/i/52907/12/resize/d52907-12-13b31030c3c0149b0fec-1.jpg ]
次に、物価上昇対策への意識を聞いたところ、節約や収入を増やすなどのアクションをとると回答した方が82%。
一方で「特に対策はしない」と回答した方は18%でした。物価上昇の実感がない、または日々の暮らしへの影響はそれ程大きくないと考えている方も少数ですが、一定数いるようです。
・対策を取らなければいけない程の影響はないからです。
ー 50代男性(年収900万円〜1,200万円)
・物価は変動するものなので、今までそれを念頭において生活しています。
今さら、特に焦ることはないと思っています。
ー 30代女性(年収500万円〜700万円)
・今のところ対策の必要性を感じていないし、もともと外食等もあまりしないため。
ー 30代男性(年収500万円〜700万円)
・これまで通りの生活はできるので、特別対策は取らない
ー 30代女性(年収300万円〜500万円)
・物価が上昇している実感が無いのでいつもと同じ生活を送ります。
ー 40代男性(年収700万円〜900万円)
・今のところの収入でなんとかやっていけているので
ー 40代男性(年収〜300万円)
・対策するといっても、何をしたらいいか分からない。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
「収入を増やす」と回答した方は、どのように収入を増やそうと考えていますか?
[画像3: https://prtimes.jp/i/52907/12/resize/d52907-12-c50fbbd03a0b0dba4658-2.jpg ]
収入を増やす手段について、46名が「副業」、27名が「投資」、4名が「自己投資」と回答しました。
(調査結果の詳細はこちら:【https://mitaina.tokyo/topics/102220/】)
「節約する」と回答した方は、どの項目で節約しようと考えていますか?
[画像4: https://prtimes.jp/i/52907/12/resize/d52907-12-c7d92a4c5c19790066bf-3.jpg ]
節約について具体的な項目を聞いたところ、「食費」が最も多く56名がそう答えました。
2番目に多かったのが、「服・アクセサリー」「趣味・娯楽費」でそれぞれ36名でした。
次いで、「水道光熱費」26名、「旅行」21名、「通信費」19名、「化粧品」16名という結果に。「住居費」と回答した方は1名のみ、節約項目として「教養費」を選んだ方はいませんでした。
(調査結果の詳細はこちら:【https://mitaina.tokyo/topics/102220/】)
今後も物価は上がると思いますか?
[画像5: https://prtimes.jp/i/52907/12/resize/d52907-12-93f040fe083331e95191-4.jpg ]
ここからは、今後の予測についてアンケートを実施した内容です。
まず、今後の物価が上昇するか下落するかについて。
63%の方が「このまま上がる」と回答していますが、それぞれで見立てた理由もあわせてご紹介します。
【1】物価がこのまま上がると回答した理由
・物価が下落するきっかけがわからないから。景気が良くなる気もしない。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・どこまでも上がりそう。何も対策がないイメージがある。
ー 30代女性(年収300万円〜500万円)
・これまで物価が下がったことがないから今後も下がらないと思う。
ー 20代女性(年収300万円〜500万円)
・燃料代が上昇しているので下がらないと思う。
ー 30代女性(年収300万円〜500万円)
・これまで日本の物価は多大なる企業努力によって低く支えられてもらっていたと感じている。世界中でインフレが起こり日本もそうなった今、これまでのツケを含めて一気に物価上昇が加速すると考えている。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・日本以外の国も上がり続けているから、日本も上がっていく。
ー 20代男性(年収300万円〜500万円)
【2】一度上がるが落ち着くと回答した理由
・コロナが落ち着けば経済がまた回り始めると思っています。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・米国市場が最高値をつけ続けているので、一度リセッションしたらまた落ち着く。
ー 50代男性(年収500万円〜700万円)
・コロナの影響で上がっているとも思うので、コロナが落ち着いてきたらと考えました。
ー 40代女性(年収500万円〜700万円)
・上がり続けると、政府が介入して調整するのでは?という甘い見込みから。
ー 40代男性(年収700万円〜900万円)
・落ち着かないと自分だけにか変わらず多くの人が困るので、そうなる前に政府が対策をしてくれる事を願っているからです。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・上がり続ける理由が見当たらないし、賃金上昇がない限りこのまま物価だけ上がられても困るので落ち着いてもらいたい
ー 20代女性(年収〜300万円)
・世界中の物流がまた元に戻ってきたら、落ち着くと思う。
ー 40代女性(年収〜300万円)
【3】一時的に上がるが、また元の水準まで下がると回答した理由
・コロナ、不安定な世界情勢等で経済界が悪化しているが、いずれ必ず落ち着く日がくるから。(もしくは慣れるから)
ー 30代男性(年収500万円〜700万円)
・日本の現状、給与が上がらないため、物価が上がると余計に経済が回らなくなる。政治が何か対策をすると思う。
ー 30代男性(年収500万円〜700万円)
・コロナが落ち着いたらまたもとの水準に下がると思う。ほとんど希望的観測です。
ー 30代女性(年収:〜300万円)
・正直わかりませんが、アメリカの株価やFRBの決定次第だと思います。
ー 40代男性(年収〜300万円)
・コロナ状況が日々変わるのでそれに付随して物価の浮き沈みがあると思う。
ー 30代女性(年収500万円〜700万円)
コロナが落ち着いたら積極的に消費しようと思いますか?
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最後に、物価上昇トレンドのなかでの消費意欲についてもアンケートを取りました。
コロナ(オミクロン株の流行)が落ち着いて、自由に行動ができるようになったら、お金を積極的に使いたいと思うかという内容です。
47名というほぼ半数の人が「積極消費はせず、貯蓄や投資をする」と回答しました。
「コロナが落ち着いたら外食や旅行に行く頻度を増やす」と回答した方が35名と、「補助があれば、積極的に消費する」と回答した26名より多いことをふまえると、物価上昇で消費意欲は下がっているものの、コロナ禍
それぞれの回答について、具体的には以下のような声がありました。
【1】積極消費はせず、貯蓄や投資をすると回答した理由
・積極的に使うより、将来のことを考えて貯蓄や投資をしていき少しずつでも資産を増やしていった方が良いと思うため。
ー 20代男性(年収〜300万円)
・子供の養育や将来的に家を持つ際のローン等を考えると貯蓄を優先したい。
ー 30代男性(年収900万円〜1,200万円)
・将来のことを考えると、浮ついた消費などしていられない。
ー 50代男性(年収500万円〜700万円)
・このまま落ち着いてしばらくは投資などに取り組む方向だけかなと。なかなか貯金ができなくなってきていますので、将来のことも考えて万が一のこともありますし、消費は二の次になりそうです。
ー 40代女性(年収500万円〜700万円)
・もともと、外食や旅行へはあまり行きません(誘われれば行く程度)。洋服などはたまに欲望の赴くまま購入したくなりますが、基本的に貯蓄していくという姿勢は崩しません。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・これから先も何があるかわからないからとりあえず貯めるだけ貯めておく。
ー 30代女性(年収〜300万円)
・これから子供にお金がかかるのでできるだけ節約を心がけたい。
ー 30代女性(年収〜300万円)
・老後資金の問題もあるため、今は少し貯金や投資に重点をおきたいと思っています。
ー 40代男性(年収700万円〜900万円)
・元々あまり消費しない性格なので、コロナが落ち着いても変わらないと思います。
ー 20代女性(年収〜300万円)
【2】コロナが落ち着いたら外食や旅行に行く頻度を増やすと回答した理由
・コロナが落ち着いたら、今迄我慢してきた分、外食や旅行などを楽しみたい。また、そうする事で観光業などの支援にも繋がると思う。
ー 50代男性(年収500万円〜700万円)
・家族とも話していた旅行の計画がずっと延びているので落ち着いたら行きたいです。
ー 40代男性(年収500万円〜700万円)
・今まで我慢してきたので、節約しつつも外食や旅行に行きたい。
ー 40代女性(年収500万円〜700万円)
・いつまでも巣ごもりをしているのも人生がもったいないから。
ー 40代男性(年収900万円〜1,200万円)
・コロナが流行しだしてから旅行には行っておらず、外食の頻度も減らしているので。落ち着いたら今までの分も旅行や外食の頻度を増やしたい。
ー 30代男性(年収500万円〜700万円)
・しばらく自粛生活が続いているので、落ち着いたら気晴らしがしたいです。
ー 30代女性(年収〜300万円)
・コロナが流行してから、子どもも大人も我慢ばかりしているから、気分転換したい。
ー 20代女性(年収〜300万円)
【3】補助があれば、積極的に消費すると回答した理由
・極端に増やすことはないと思いますが、Go Toなどのお得なものがあるとやはり利用したくなる。
ー 20代男性(年収500万円〜700万円)
・今度も何があるかわからないため、貯蓄は続けて補助があれば積極的に行動しようとおもう。
ー 30代男性(年収500万円〜700万円)
・旅行などは我慢しているので、Go Toの補助等が出れば積極的に行きたいと思っている。
ー 40代女性(年収500万円〜700万円)
・補助があればその分は贅沢してもいいかなという気になるから。
ー 30代女性(年収300万円〜500万円)
・コロナ禍を機に無駄な外出をしたいと思わなくなったから。旅行は好きだけど高いので、Go Toなどの補助があれば頻度を上げたい。
ー 30代女性(年収〜300万円)
まとめ
会社員100名を対象にアンケートを行った結果、物価上昇を実感している人は87%でした。
そんな物価上昇トレンドのなか、対策をとると回答した人は82%とこちらも高い割合。
収入を増やす手段や節約項目の詳細についても、興味深い結果になりました。
コロナ禍が収束しても「積極消費はせず、貯蓄や投資をする」と回答した人は、47名と半数近く。
皆さんは、今後の物価についてどうお考えですか?
mitainaについて
『mitaina』(https://mitaina.tokyo)は東京都内の人気エリアを中心としたマンション情報・住まいのお役立ち情報を発信するメディアです。子育て中のファミリーが快適に暮らせる物件も揃っています。
また、取り扱うのはリノベーション済みの中古マンションが多いため、人気物件であっても、新築物件よりお得に手に入れることが可能です。2LDK以上の部屋数がある物件や、快適な在宅ワークを実現するお部屋も豊富にあるので、ぜひお気軽にご相談ください。
《会社概要》
会社名:株式会社I-House
代表取締役:石黒雅規
設立:2016年11月
事業内容 :不動産メディアの運営、不動産仲介事業
本社所在地:東京都港区南青山5-12-3 301
URL : http://i-house.co.jp/
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