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「ASEANから世界のものづくりを変える」Industry 4.0を推進するシンガポールのArcstoneにIDATEN Venturesが出資を実行

(PR TIMES) 2022年07月06日(水)16時15分配信 PR TIMES

「ものづくり・ものはこび」の変革を支えるテクノロジースタートアップへの投資・支援に特化したベンチャーキャピタルファンド IDATEN Ventures(イダテンベンチャーズ、URL:https://www.idaten.vc/ )はこのたび、ASEAN からグローバルにデジタルマニュファクチャリングプラットフォームを展開するシンガポールの Arcstone Pte. Ltd.(アークストーン、以下「Arcstone」、URL:https://www.arcstone.co/ )に出資を実行いたしました。日本展開支援をはじめとする Arcstone への支援を通じ、世界の製造業に貢献して参ります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-1dad5e7e83d29afd17a6-0.jpg ]




Arcstone のデジタルマニュファクチャリングプラットフォーム

Arcstone が展開するデジタルマニュファクチャリングプラットフォーム「arcシリーズ」は、クラウド型製造実行システム(MES=Manufacturing Execution System)である arc.lite(アーク・ライト)及び arc.ops(アーク・オプス)、そして製造サプライチェーンの可視化を実現する arc. net(アーク・ネット)から構成されています。

【arc.lite】
arc.lite は無料でお使いいただける、中小製造業の工場向けオンラインツールで、中小工場におけるマニュアル作業および、その作業の結果変化する在庫をデジタル記録するためのツールです。各工場におけるワークフローをarc.lite 上でドラッグアンドドロップ方式(プログラミング必要なし)で作成し、あとは作業員がそのワークフローに沿って、自分の作業記録をarc.lite に手動で記録していく、というものです。arc.lite を活用いただくことで、これまで工場におけるマニュアル作業を紙やエクセルなどでアナログ管理していた工場は、誰が・いつ・どこで・何をどれだけしたのか、といったことに起因する生産スケジューリング・在庫管理・設備効率管理等をデジタル管理できるようになり、スマートフォン・タブレット・PC 等のデバイスから、クラウドを通じていつでもダッシュボードにアクセスいただけます。ASEAN の教育機関にも無償提供しており、ASEAN における製造業デジタル管理のデファクトスタンダードになりつつあります。なお、もちろん arc.lite は ASEAN 地域以外でもお使いいただけます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-039aaabb0a1b89d20d98-1.jpg ]

arc.lite のワークフロー管理ダッシュボード画面

【arc.ops】
arc.lite でのデジタル管理に慣れてきた一方で、都度手動入力が大変というケースにおいて、arc.ops が活躍します。シンプルに言えば、arc.ops は arc.lite への入力を自動化する SaaS ソリューションで、導入に当たって必要な、あらゆる機械やセンサーとのつなぎこみ、あるいはその他のシステムとのつなぎこみも Arcstone が担います。特定のハードウェア・ソフトウェアに依存していない点が arc.ops の強みで、arc.ops の導入にあたって現場のワークフローや作業内容を変更しなくてよい、という点が好評いただいております。
[画像3: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-113c7b2a49dd143771ab-2.jpg ]

arc.opsの設備効率管理ダッシュボード画面

【arc. net】
arc. net は主にグローバル大手製造業向けに SaaS 提供されている製造サプライチェーン可視化ツールです。サプライチェーン上に存在する多くの工場におけるリアルタイム製造データを arc.lite 及び arc.ops を通じてデジタル化、それを一元管理できる、というものです。arc. net によって、いつ、どこで、どんな問題が発生しているか、どこでどんな滞留が発生しているかがリアルタイムで把握できるようになります。もちろん、arcシリーズ未導入先工場があれば、ASEAN 地域に限らず無料で arc.lite を導入いただくことで、網羅的な製造サプライチェーン可視化が実現します。既に欧米や日本等、複数のグローバル大手製造業に採択いただいており、実績も豊富です。では、なぜ Arcstone がここまで世界の製造業に受け入れられているのか、その背景を以下にご説明します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-49a69fc117295f4fac11-3.jpg ]

arc. net の製造サプライチェーン管理ダッシュボード画面


今まさに Arcstone が必要とされている背景

皆様ご存知の通り、COVID-19によって、世界中の製造現場が混乱に陥りました。生産計画の突発変更、物流混乱に伴う原材料調達遅延、感染者増加による工場立入制限等、これまでと同じようにものづくりを継続することが難しくなりました。パンデミックがもたらした影響は2022年現在も続いています。

こうした中でもものづくりを継続していくために、柔軟な生産スケジューリング、機械設備の遠隔管理、サプライチェーンの可視化等、かつてないほどデジタル活用の必要性が高まっています。「Industry 4.0」というキーワードが2011年に登場してから10年以上経過しましたが、まさにいまその必要性が叫ばれています。そして、特定のハードウェア・ソフトウェアに依存せず Industory 4.0 を実現させることができるのが、他ならぬ Arcstone なのです。

さらに、もう1つ大きなトレンドが背景にあります。それは、「世界の工場」が中国から ASEAN にシフトしつつある、というトレンドです。米中貿易摩擦や、中国内の賃金上昇等が原因として指摘されています。以下のグラフは、アジア主要国・地域の対内直接投資額の推移を表したものですが、2017年以降 ASEAN が中国を上回っています。今後も、こうした動きは進んでいく可能性があります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-3c0042ac86913ca4c65c-4.jpg ]

出典:https://www.iima.or.jp/docs/newsletter/2020/nl2020.17.pdf

これら2つの大きなトレンドを背景に「デジタル製造業 × ASEAN 発」の文脈で存在感を高めているのが、ASEAN 工場のマニュアル製造データをデジタル化することに成功し、それをグローバルスケールにつないで可視化している Arcstone です。上述のとおり、Arcstone は中小企業から多国籍大企業まで、あらゆる規模の製造業に対して、工場・サプライチェーン全体の可視化および効率的な管理を実現するデジタルマニュファクチャリングプラットフォームを提供しています。最近では、そのサプライチェーン可視化データを活かし、サプライチェーン・サステナビリティを実現する arc.green の提供も開始しております。
[画像6: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-cdb6c8112710fb23bd4a-5.jpg ]

arcシリーズの構成図

IDATEN Venturesは、Arcstone の支援を通じ、世界の製造業に貢献していく所存です。


Arcstone CEO:Willson Deng 氏よりコメント


[画像7: https://prtimes.jp/i/39958/12/resize/d39958-12-86fd55a59f0074224a6b-6.jpg ]

IDATEN’s specialization in supporting the transformation of the manufacturing industry will not only be invaluable to Arcstone’s growth, but also propel the company forward towards connecting and supporting Japanese manufacturing on a national and global level. I’m a firm believer that the impact and network of investors is an important factor of Arcstone’s success in the manufacturing and supply chain ecosystem to enable us to access the right markets, the right customers and the right partners in order for us to grow exceptionally faster, not just within Japan but on the global scale.

製造業の変革を支援する IDATEN Ventures の専門性は、Arcstone の成長にとって非常に貴重であるばかりでなく、日本の製造業を国内および世界レベルで支援することにつながるでしょう。製造業とサプライチェーンのエコシステムにおいて、こうした投資家の影響力とネットワークは、Arcstone が日本国内だけでなく世界規模で素早く成長するために、正しい市場、正しい顧客、正しいパートナーにアクセスできるようにするための重要な要素であると、固く信じています。


Arcstone について

【事業内容】
製造業のデジタル化、およびサプライチェーン全体の可視化を実現するデジタルマニュファクチャリングプラットフォーム「arcシリーズ」の開発・運営。

【企業情報】
所在地:シンガポール
URL:https://www.arcstone.co/
代表者:Founder & CEO Willson Deng
連絡先:Arcstone コンタクトフォーム https://www.arcstone.co/contact-us


IDATEN Ventures について

【事業内容】
製造業・建設業・物流業をはじめとする「ものづくり・ものはこび」の変革を支えるテクノロジースタートアップへの投資・支援を専門とするVCファンドの運営。

【企業理念】
かつて韋駄天は、釈尊のために方々を駆け巡り、食物を集め届けることで釈尊が修行に専念できる環境をつくり、社会へ貢献したと言われています。この食物は感謝を込めて「ご馳走」と呼ばれました。
私たちIDATEN は、現代に生きる韋駄天として、釈尊ならぬスタートアップのために方々を駆け巡り、経営資源を集め届けることでスタートアップが事業に専念できる環境をつくり、社会へ貢献します。
これが未来を創る現代の「ご馳走」であり、IDATEN Ventures が掲げる企業理念です。

【行動指針】
ご:ゴールから考えて
ち:チームで活かし合い
そ:想像を超えた
う:動きを起こそう

※「ゴール」とは自社だけの観点ではなく、社会全体の「ゴール」
※「チーム」とは自社だけではなく、ファンド参画メンバーや投資・支援先スタートアップ、その他、ご支援いただく皆様を含めた「チーム」

【企業情報】
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F
設立日:2017年10月10日 ※イ(1)ダ(0)テン(10)の日
URL:https://www.idaten.vc/
代表者:代表パートナー 足立健太


本プレスリリースに関する問い合わせ先

IDATEN Ventures コンタクトフォーム https://www.idaten.vc/contact



プレスリリース提供:PR TIMES

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