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ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社

独自機能でテストの効率と柔軟性を向上―ローデ・シュワルツのR&S ATS1500C車載レーダー用テストチャン バ

(PR TIMES) 2022年10月05日(水)17時45分配信 PR TIMES

車載レーダー用テストチャン バに温度試験オプションとフィードアンテナを追加。幅広い温度域にわたる温度管理と両偏波への同時アクセスが可能に。

ローデ・シュワルツのR&S ATS1500Cアンテナ・テストシステムに新しい温度試験オプションとフィードアンテナが加わりました。これらの追加機能により、幅広い温度域にわたって温度管理した測定と両偏波への同時アクセスが可能になり、テストの効率と柔軟性が向上します。
[画像: https://prtimes.jp/i/104512/11/resize/d104512-11-0465d631f2dc25040a87-0.jpg ]

R&S(R)ATS1500Cは、コンパクト・アンテナ・テスト・レンジ(CATR)に基づく移動式のアンテナ・テストチャンバです。ターゲットのシミュレーション試験中にチャンバ内にゴーストターゲットが生じないように注意深く設計しており、角度測定のための高精度ポジショナも搭載しています。

新しいR&S ARC-TEMP温度試験オプションは-40℃〜+85℃という広い温度をサポートしており、被試験レーダーに対して温度制御した環境をつくり出します。外部の空調システムからポジショナ上に取り付けた温調容器に空気を送るかたちで、温風あるいは冷風を供給します。これにより、チャンバの測定性能に影響を与えることなく温度を変えることができます。さらに、別途、人工気候チャンバを用意しなくても、さまざまな温度での測定を自動的に行うことも可能になります。

これに加え、60〜90 GHzに対応した新しいR&S ARC-FX90汎用フィードアンテナをR&S(R)ATS1500Cに追加できます。このアンテナには、直交モード・トランスデューサが組み込まれており、垂直偏波と水平偏波に同時にアクセス可能です。

こうしたR&S(R)ATS1500C用の新オプションによって、開発者の皆様にはREトランスミッタの効率よい特性評価やアンテナ・マニホールドのキャリブレーション、アンテナの放射パターン測定、干渉に対する安定性試験、ETSI・FCCといった規格の適合性確認、さらには量産を想定した試験・キャリブレーション方法の計画などを行っていただけます。R&S ATS1500Cは、試験方法を生産用テスタに移植するまでの参照環境としても使えるのです。

R&S(R)ATS1500CをR&S(R)AREG800A車載レーダー用エコー発生器と組み合わせると、車載レーダーモジュールの開発から検証、キャリブレーション、適合試験にまで対応できる市場で最も総合的なシステムになります。

新しいR&S ARC-FX90汎用フィードは2022年末に、R&S ARC-TEMP温度試験オプションは2023年の第1四半期にそれぞれ発売を予定しています。どちらもR&S(R)ATS1500Cのハードウェア拡張オプションであり、後付けが可能です。

R&S(R)ATS1500C 車載用レーダーのためのアンテナ・テストチャンバー
https://www.rohde-schwarz.com/jp/products/test-and-measurement/antenna-test-systems-and-ota-chambers/rs-ats1500c-antenna-test-chamber-for-automotive-radar_63493-713188.html

R&S(R)AREG800A 車載用レーダーエコー発生器
https://www.rohde-schwarz.com/jp/products/test-and-measurement/echo-generators/rs-areg800a-automotive-radar-echo-generator_63493-1044352.html

プレスリリース提供:PR TIMES

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