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AEye Japan合同会社

AEye(エーアイ)社は、航空宇宙・防衛産業におけるソフトウェア定義型ライダー開発に向けて、ブーズ・アレン・ハミルトンとパートナーシップを締結しました。

(PR TIMES) 2022年09月21日(水)20時15分配信 PR TIMES


米カリフォルニア州、ダブリン - 2022年8月15日 - アダプティブ高性能ライダーソリューションのグローバルリーダーとして活躍するAEye社(NASDAQ: LIDR)は、防衛産業の有力なデジタルシステムインテグレーターであり、データ主導型AIの先駆者でもある、ブーズ・アレン・ハミルトンとのパートナーシップの締結を発表しました。このパートナーシップによって、航空宇宙・防衛産業(A&D)にAEyeのテクノロジーがより一層活用されることが期待されています。また、AEyeはこの市場の急成長を考慮し、フロリダ州のスペース・コースト(Space Coast)に新しくオフィスを開設したことも発表しました。A&Dの事業開発部門には、ロッキードマーティンやL3ハリス・テクノロジーズでの経験を持つ防衛システム工学のスペシャリスト、Steve Freyを執行役員として迎えました。
[画像: https://prtimes.jp/i/84733/11/resize/d84733-11-1a7fb34e767b25fe9eaa-0.png ]


AEyeとブーズ・アレンのコラボで生み出すAIベース防衛ソリューション
「航空宇宙・防衛機器は、遠方の対象物に対して瞬時に高速で可視化、分類・分析し、対応しなければいけません。AEyeの4Sight™ソフトウェア定義型ライダーシステムは、極めて高い適応力を備えたセンサーベースのオペレーティングシステムを活用することで、このようなチャレンジングな要求にも応えることが出来ます。」と、AEyeのCEO、Blair LaCorteは述べています。私たちはブーズ・アレン・ハミルトンとの協力体制のもと、リアルタイム処理に最適なエンベデッド型プロセッサの知覚スタック開発に向け動き出しました。ブーズ・アレンの掲げる「デジタルバトルスペースビジョン」に通ずるものがあります。このデジタルバトルスペースビジョンとは、人工知能(AI)、エッジコンピューティング等のテクノロジーを駆使して、敵の追従を許さない情報優位性を確保し、あらゆる戦闘領域において紛争空間の完璧な状況把握を目指すものです。

ブーズ・アレンは、クライアントツールキットの開発に成功し、機械学習やAIの性能評価を行っています。このツールキットを使用すれば、ライダーやカメラ、レーダーをはじめとする複数のセンサーから取得したデータを融合し、知覚データを仮想化しながらエンベデッドプロセッサへ最適なマッピングを実装できる上に、軍による戦闘時等の状況把握を完璧にサポートします。また、このツールキットは、AEyeが展開する4Sightインテリジェントセンシングプラットフォームを航空宇宙・防衛市場へより迅速に投入させるのにも役立ちます。

ブーズ・アレンの執行役員であり、また同社の防衛ソリューションポートフォリオ構築の指揮を執るDr. Randy M. Yamadaは、「これからの戦闘で鍵を握るのは情報戦であり、AIといった主要なテクノロジーを駆使して、より精密な状況認識を行うことができるかが、勝敗を分けるポイントになるでしょう」と話します。「したがって、AIは決して補足的な産物ではなく、米国防総省からの厳しい要求をクリアできるようなソリューションである必要があります。ブーズ・アレンは、AIの実用性を著しく高めるAEyeの適応型/ソフトウェア定義型アーキテクチャを防衛上のアプリケーションに活用することで、業界の流れが今後大きく変わっていくだろうと予測しています。」

AEyeの4Sightセンサーは、1km以上離れた場所にある対象物を検知することが可能で、更には25,000フレーム/秒で弾丸を追跡できる柔軟性も備えています。また、他のセンサーからの合図を受け取ったりセルフキュー機能を活用したり、ターゲット周辺に高密度の関心領域を設定することもできます。4Sightのセンサーによる知覚が支えるこうした機能は、防衛の場面におけるAIの実用性を著しく高め、最終的には人命救助に繋がります。

防衛の分野だけに留まらず、生データを別の情報にリアルタイムで変換することが多く求められる場合があります。そのような点を考慮しながら、AEyeはブーズ・アレンとともに知覚スタックの更なる開発を推進し、自動車/産業界の顧客ベースの需要に応えた、様々なエッジコンピューティング環境への適用を目指しています。

Aeyeの原点
AEyeのエグゼクティブチームのルーツは、航空宇宙・防衛産業にあります。創業者であるLuis Dussanは、長年、ロッキードマーティンやノースロップグルマンで戦闘機において最も重要なセンサーシステムやリモートセンシング、あるいは情報/監視/ターゲティング/偵察システム等の設計に携わってきました。Dussanは2013年にAEyeを創業し、その後NASAやロッキード、米空軍、および国防高等研究計画局(DARPA)のエンジニアを加えて、ソフトウェアベースのインテリジェントセンシングを行うAEyeの4Sightライダープラットフォームの開発に成功しました。

「私たちはそれぞれのメンバーが持つ防衛業界での経験をAEyeのシステムアプローチに集約し、安全の確保が重要となる場面でより的確、より安全な知覚を実現するという課題に、私たちにしかできないユニークな方法で取り組んでいます。」と、Dussanは言います。「だからこそ、私たちはハードウェアにソフトウェア定義型という特性を付与し、更には過酷な使用環境でも安定した性能を確保できる堅牢なハードウェアを実現するため、安定性の高いデザインを採用しました。これらはすべて、航空宇宙・防衛産業において不可欠な要求事項であり、またAEyeにおける設計の基盤をなすものでもあります。」

航空宇宙・防衛産業のスペシャリストがスペースコーストの新オフィスを統率
AEyeの航空宇宙・防衛事業を今後率いるのは、光学、フォトニクス、システムエンジニアリング、そしてテクニカルチームのリーダーとして 35年以上の豊富な経験を持つ、Steve Freyです。Freyはキャリアの大半をロッキードマーティンで過ごしました。そこで先進的なIRイメージングシステムやレーザーシステム、ミサイル、先進のターゲティングアルゴリズム、あるいはその他の作戦上重要な防衛プロジェクトの設計に携わり、後にDirector of Applied Research(応用研究ディレクター)として各プロジェクトを監督・統率しました。

ロッキードで働いていた頃、FreyはDussanと協力しながらレーザーやフォトニクスを使用するリモートセンシング等の最新鋭防衛技術の開発や、実際の戦場におけるテクノロジーの有益な活用について研究していました。ロッキードでの勤務を終えた後、FreyはFAZテクノロジー、オーシャンオプティクス、そしてL3ハリステクノロジーで航空宇宙・防衛産業におけるトップレベルの技術者としてリーダーシップをとり、その後AEyeへ入社しました。

AEyeは、メルボルン・パームベイにスペースコーストオフィスを設立。世界有数の航空宇宙・防衛産業の近隣にオフィスを構えることで、物理的な存在感を高めています。Freyはオフィス内のスタッフ配置についても迅速な決定を行いました。すぐにソフトウェア/システム/機械/電気/ファームウェアのエンジニアを10人集め、指名されたメンバーはそれぞれ、航空宇宙防衛の業界で平均20年の経験を有するものばかりです。グループのメンバーたちは、ロッキードマーティンやノースロップグルマン、L3ハリステクノロジー、オーシャンオプティクス、ストライカー等の企業で、航空機搭載用赤外線イメージングやミサイル、ヘリコプター等の安全の確保が非常に重要となるシステム開発に従事していました。

今回のAEyeのフロリダオフィス開設は、それまでの欧州、日本、韓国への進出に続くものです。現在、AEyeは世界中で100件以上の特許を取得し、私たちの製品は4大陸、10か国以上で展開されています。また、私たちは自社センサーのパフォーマンスを実績ある第三者試験機関で検証を行った最初の、そして唯一のLiDAR企業です。

【AEyeについて】
AEyeが提供する独自のソフトウェア定義型ライダーソリューションは、先進的な運転支援や車両自律運転、スマートインフラ、ロジスティック、オフハイウェイなどの様々なアプリケーションを支援し、人の安全の確保や、交通/モビリティの未来を切り拓くことに貢献します。AEyeの4Sight™インテリジェントセンシングプラットフォームは、その適応性の高いセンサーベースのオペレーションシステムで、最も重要なものに焦点を合わせ、正確で信頼性の高い情報をいち早くお届けします。このプラットフォーム上に構築されたAEyeの4Sight™製品は、安全性や性能を確保するために精密な画像測定を必要とするダイナミックアプリケーションに最適です。現在、AEyeはドイツ、日本、韓国、そしてアメリカにオフィスを展開し、グローバルな存在感を確立しています。

プレスリリース提供:PR TIMES

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