プレスリリース
〜仮囲いのキャンパスに広がる、人や街を「つむぐ」物語〜
108 ART PROJECT(事務局:株式会社山下PMC)は、アートの力で、まちの景観を豊かにし、賑わいのある街づくりに貢献することを目的に2021年に発足し、ビルオーナーやパートナー企業、アーティストの協力のもと、新ビル建設地の仮囲いアートを皮切りに様々なプロジェクトを展開しています。
今回のプロジェクトは、豊田市中心市街地の活性化に取り組む豊田まちづくり株式会社とのコラボレーションにより実現しました。現在、豊田市駅西口市街地再開発ビル「T-FACE」の A館のリニューアル工事に伴い設置された仮囲いをキャンパスに、愛知県出身のアーティスト鷲尾友公氏が手掛けるアートが展示されます。
キャンパスに描かれるのは、人や街を「つむぐ」物語。市民や訪れる人々は、T-FACEや豊田市の駅前が生まれ変わった後、そこでどのように過ごすのか?ビルの再整備プロジェクトで掲げられている「つむぐ」というコンセプトをもとに、アーティストがキャンパスに表現します。
108 ART PROJECTのHPでは、プロジェクトの過程やアーティストのインタビュー等を含めたプロジェクトムービーが後日ご覧になれます。また、関連イベントなども企画実施予定です。
作品のコンセプト「つむぐ」
[画像1: https://prtimes.jp/i/72619/11/resize/d72619-11-c99b608c7fdd354d9bf4-5.png ]
(高さ2.6m×幅10m)
アーティストのコメント
豊田は橋の下音楽祭や、トヨタロックフェスティバルを主催している友人たちの活動のベースとなる街で開催時期になるとよく助っ人として伺っていたので思い入れのある場所です。音楽や美術と密接に関わり合う街だと思います。今回僕が手がけた作品がその街にお邪魔する事で街の人々が鳴らした音楽や美術と共鳴し、皆様が今回手がけた絵を観た瞬間に感じたその欠片の様な物が日々の生活で人々の中に残り、育み続けたらという願いで参加させていただきました。
今回のお題である<つむぐ>というコンセプトを伺った際は、福井県の嶺南、竹並地区の民宿にいました。畳の部屋で正座しながらスケッチをしているとふと糸が頭をよぎり、同時に幼少期の頃の記憶が蘇ってきました、椅子に座って絵を描くというよりも畳に寝転がって絵を描いていた頃の記憶です。そこからあやとりをして遊んでいた記憶に繋がりました。スマートフォンやSNS等無かったとても平和な時代です。生きていく上で必要のないアプリ広告等が無く狭い世界のままでよかったと思える時代に<つむぐ>という言葉を感じました。
幼少の頃に畳に寝転んで紙に自由に絵を描いていた頃の様に大胆に配色してみようと思いました。そこに街のシンボルとして手君を登場させました。手君は街にカラフルな色彩を与え、人と人を繋ぎ、人々のクリエイションの手助けをしながら街を作る、街のシンボルの様な存在です。
街作りにおいてアートが担う役割を考えた時に、アートは見る人の創造性を少しでも向上させたり、作品の中に含まれているメッセージや意図に興味を持って考えるキッカケだと考えています。僕自身、他の作家の作品を見る事が好きになったのも、知らなかった事や気付きを与えてくれるからです。その感覚が制作に反映されたり、生活の中に活かされます。創造性が膨らむと疑問に思った事への改善策を思いついたり、道に落ちているゴミを拾ってみようなどいつも気付いてなかった事に気付けることもあります。ここ最近では道端にマスクが落ちているのをよく見かける様になりました。僕はそのマスクを写真に撮り作品に取り入れたりします。アートは、当たり前である事を一度疑ってみるキッカケをくれ、今まで知り得なかった自分自身のクリエイティブな発想を発見できるのではないかと思います。町民の一人一人がクリエイティブな発想を持って豊な生活を送れる一端を担えたら嬉しいです。
アーティストプロフィール
[画像2: https://prtimes.jp/i/72619/11/resize/d72619-11-93bff76a8601f82623db-0.jpg ]
鷲尾友公
愛知県生まれ。同地在住。独学で絵画を学び、人物や事象など享受した事柄と関わり合いながら、イラストやデザイン、映像など多岐に渡る制作活動を展開し、人間の自由な行為として表現する。美術館や海外でも発表されたオリジナルモチーフの手君は運気アップのアイテムの一つ。主な展覧会に「鷲尾知公のWILD THINGS(アートラボあいち長者町, 2016年)、「粟津潔、マクリヒロゲル1『美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス』」(金沢21世紀美術館, 2014年)「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」などがある。
豊田市駅西口市街地再開発ビル「T-FACE」 A館のリニューアルについて
[画像3: https://prtimes.jp/i/72619/11/resize/d72619-11-da1ab40ec315235ae36d-2.jpg ]
「産業」と「自然」がほどよいバランスで共存するまちである豊田市では、現在、駅の西口エリアを行き交う人々をつむぎ、人の知的好奇心をそそる場をつくる駅前の再整備を指導し始めている。その計画に賛同してビルの再整備が行われている。
「T-FACE」のA館リニューアルは、人が新しい自然の庭に出会う「ADVANCED GARDEN」として生まれ変わる。
アート展示期間:2021年12月16日(木)〜2022年1月下旬
アート展示場所:豊田市駅前T-FACE A館(リニューアル工事中)1Fバス停前
住所:〒471-0026 愛知県豊田市若宮町1丁目57−1
主催:108 ART PROJECT事務局
協力:豊田まちづくり株式会社
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108 ART PROJECTについて
様々な垣根を超え、皆が気づき、感動し、インスピレーションを得るアートをテーマとして、2021年に開始したプロジェクト。人々が自分たちの街やコミュニティに興味を持つきっかけを創出すると共に、共感する物語を紡ぎながら様々な領域の企業や自治体そして人々を繋ぎ、その時代に合った価値を共に創るネットワークを生み出すことを目指している。
108 ART PROJECTのHPでは、描かれたアートの一部を再利用可能な素材で制作するといったSDG’sへの取り組みや、プロジェクトのプロセスやアーティストのインタビューなどを撮影したムービーや写真なども公開している(随時、更新予定)。
トップパートナー企業:西尾レントオール株式会社、株式会社乃村工藝社、TSP太陽株式会社
エリアパートナー企業:大日本印刷株式会社
キュレーター:乃村工藝社
アーティストコーディネーター:The Bee`s Knees Inc
アドバイザー:佐藤優(神戸芸術工科大学)他
ウェブサイト:https://www.108art.ne.jp
[画像4: https://prtimes.jp/i/72619/11/resize/d72619-11-d87e26804dd811aa1abd-3.jpg ]
淀屋橋プロジェクト
アーティスト:大小島真木
場所:大阪府大阪市中央区北浜3丁目5-29
公開日程:2021年1月12日(火)〜2022年4月(予定)
製作協力:大日本印刷株式会社、太陽工業株式会社
ディレクター/キュレーション/マネジメント:伊藤悠(island)
撮影:花坊
[画像5: https://prtimes.jp/i/72619/11/resize/d72619-11-07b7262f8a4626635c4f-4.jpg ]
佐賀プロジェクト
アーティスト:愛☆まどんな
場所:佐賀サンライズパークアリーナ新築工事現場
佐賀県佐賀市日の出 2-1-10
公開日程:2021年7月29日(木)〜2022年9月(予定)
パートナー企業:西尾レントオール株式会社、株式会社乃村工藝社、TSP 太陽株式会社
ディレクター/キュレーション/マネジメント:伊藤悠(island)
プレスリリース提供:PR TIMES