プレスリリース
KIBOW社会投資ファンド、フードロス削減に取り組む株式会社コークッキングに出資 食の作り手と消費者をつなぐマッチングプラットフォームの構築へ
一般財団法人KIBOW(東京都千代田区、代表理事:堀義人、以下 KIBOW)が運営する「KIBOW社会投資ファンド3号」は1月31日、フードロス削減サービス「TABETE」を運営する株式会社コークッキング(埼玉県東松山市、代表取締役:川越一磨氏、以下コークッキング)に5,000万円を出資しました。同社の今回ラウンドの調達額は合計1.1億円となり、KIBOWはリードインベスターを務めました。KIBOWとして16件目の出資となります。
コークッキングは、「つくり手・食べ手間に新たなかたちの関係を構築し、食業界の持続可能性を再定義します」というミッションを掲げ、食品事業者とユーザーをマッチングするプラットフォーム「TABETE」を提供しています。フードロスの発生が見込まれる店舗がその商品情報を掲載し、ユーザーはアプリ上で掲載情報を検索、注文することで両者がマッチングする仕組みを運営しています。これを通じて、フードロスの削減とともに、事業者や消費者の食品に対する意識や行動を変えていくことを目指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/63884/11/resize/d63884-11-b3ee935d2cada05add12-0.png ]
「TABETE」の登録ユーザー数・導入店舗数は、これまでに、それぞれ約49万人・約2,000店舗に上ります。今回の増資を通じ、新たな導入店舗の拡大に注力することで、より多くのユーザーがフードロス危機の商品をレスキュー(購入)できるようになることを目指していきます。
フードロス問題は、自然環境への影響に加え、日本の食糧自給にも結び付く、身近で重要な社会課題の一つとしてますます関心が高まっているテーマです。KIBOWは、コークッキングが提供するサービスによって誰でも気軽にフードロス削減のアクションを起こすきっかけを作り、日本全体の食に対する認識を変えていく可能性があると考え、今回の出資を決定しました。
コークッキングへの出資を通じて、日本のフードロス削減を促進すると共に、人々の食の消費に対する意識や行動が変わり、持続可能な日本の食が実現されることを期待しています。 今後KIBOWは、出資に加えて、社外取締役として株式会社グロービス マネージャーの井上智映子(グロービス経営大学院教員)を選任し、その経営を支援して参ります。
◇株式会社コークッキング
設立日:2015年12月1日
事業内容:フードロス削減のためのマッチングプラットフォーム「TABETE」の開発・運営
代表者:代表取締役CEO 川越一磨
所在地: 埼玉県東松山市元宿 1-29-17
URL:https://www.cocooking.co.jp/
◆代表者 川越一磨氏について
[画像2: https://prtimes.jp/i/63884/11/resize/d63884-11-3193899b16647920a8f6-2.png ]
株式会社コークッキング 代表取締役CEO & 創業者
慶應義塾大学総合政策学部 卒業。
大学在学中に和食料理店で料理人修行をし、卒業後は株式会社サッポロライオンで飲食店の店舗運営の経験を積む。退職後、2015年7月富士吉田に移住。空き家をリノベーションしたコミュニティカフェやこども食堂の立ち上げなどを行う。
同年12月に株式会社コークッキングを創業。料理を通じたワークショップ等を、主に法人向けに展開。
2017年からサスティナブルな食の未来を切り拓くべく、日本初のフードロスに特化したシェアリングサービス「TABETE」の事業化に取り組む。
◆社外取締役 井上 智映子氏について
[画像3: https://prtimes.jp/i/63884/11/resize/d63884-11-f07cbb5fdf5f75bb6a3b-1.jpg ]
株式会社グロービス ファカルティグループ マネージャー
グロービス経営大学院 教員
大学卒業後、外資系通信会社にてIRに従事し、大型M&A案件の投資家対応を経験。その後、メガバンクに入行し、本店審査部にて東南アジアの非日系事業会社への融資案件等の審査、東アジア・東南アジア・欧州地域の金融機関向け取引の審査、与信管理業務を行う。再生可能エネルギー関連のベンチャー企業の資金調達担当。
グロービスに参画後は、アカウンティング領域のカリキュラム・コンテンツ開発および講師の採用・育成等を担当。グロービス経営大学院では、アカウンティング科目の講師を務める。東京外国語大学外国語学部卒業、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修了(修士:国際関係論)
■KIBOWについて (http://kibowproject.jp)
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという思いから、2012年2月に一般財団法人化し、以下の3つを軸に活動を展開しています。
1)「場」の提供(イベント)
被災地各地で、地域の復興を願う人たちが集まる「場」を作っています。地域の内外のリーダーたちが集まり、交流を生むイベントを定期的に開催しています。
2)寄付
これまで、約1,400名以上の方々にご協力いただき集めた資金、約1億円を、被災地で活動しているNPOや各地のリーダー達に提供しています。
3)社会的インパクト投資(KIBOW社会投資)
被災地に限定せず、「社会を変える」志を持った社会起業家たちに投資し、事業の規模化を支援します。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 田村 菜津紀、土橋 涼
E-mail: pr@globis.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES