プレスリリース
ラグビーチーム「リコーブラックラムズ東京」がUiPath Business Automation Platformを活用し試合データ分析効率向上を実現
エンタープライズ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、株式会社リコー(本社:東京都大田区、社長執行役員:大山晃)のラグビーチーム「リコーブラックラムズ東京 https://blackrams-tokyo.com/index.html 」(以下「ブラックラムズ」)に、試合データ分析業務効率向上のため、UiPath Business Automation Platformが導入されたことを発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48629/11/resize/d48629-11-54065313621c0c7f453f-0.jpg ]
(写真1)株式会社リコー ラグビー事業室・ワークフロー革新センターの皆様
ブラックラムズでは、2017年秋より電子黒板を導入し、チームミーティングやセットプレーの傾向分析に活用するなど、ICTを活用した働き方改革を推進しています。今回新たに、UiPath Business Automation Platformを試合データの加工分析業務に導入し、1週間6試合分のレポート化を完全自動化し、ジャパンラグビー リーグワンのDIVISION1全12チーム分の公式試合すべての約100試合分の分析時間に相当する年間約81時間の時間を創出しました。
これまでブラックラムズでは、週次のチームミーティングに向けて対戦相手の試合データを分析してレポート化する必要があり、チーム専属のスポーツアナリストがその業務を担当していました。データ加工作業は定型的な業務ではあるものの手作業による部分が多く、1試合につき全工程で約45分を要していたため、全試合分の分析は難しく、主に直近で対戦する相手チームの試合の分析のみ実施していました。また、ラグビーでは、試合終了後に結果がデータ取得元サイトに公開される時間にばらつきがあり、公開有無を確認するための待機時間が発生することがアナリストの負担になっていました。
ブラックラムズはこの状況を改善するため、リコー社内のさまざまな業務のデジタル化・生産性向上を推進するワークフロー革新センターのサポートのもと、全社的な活用が進んでいたUiPathを導入することで、データ分析・レポート作業を自動化し、下記の業務のスピードアップを行いました。
1. 「UiPath Unattended Robots」にてデータ取得元となる試合結果が公開されるサイトを常時クローリングし、試合データ公開され次第、即座にダウンロード
2. 一試合につき6種類存在するダウンロード済みのデータを統合するほか、必要なテーブルの抽出を行うなどのデータの加工作業を自動で実行
3. 加工したデータを社内用のクラウドデータフォルダに格納し、BIツールと連携させてグラフを作成
4. グラフ作成が完了次第、監督・コーチ・選手の連絡先に通知
[画像2: https://prtimes.jp/i/48629/11/resize/d48629-11-0ef7e5d6f877f7ad89b4-2.png ]
(図)ラグビー事業部におけるデータ分析・レポート作業の自動化概略図
自動化により、迅速で正確な分析レポートを作成することができるようになり、次のシーズンに向けた戦略立ての質向上も実現することができました。また、試合結果の更新のための待ち時間も減り、アナリストの心理的負担も改善されました。
その他、下記のような効果や変化も見られました。
1. 導入前には直近数試合のみのデータ分析しかできず、他チームの特徴や戦術についての俯瞰が難しかったが、レポート作成作業の自動化により、対戦相手の長期間にわたる試合の分析結果をベースに戦術を考えることが可能になった
2. 手作業で作成したレポートは、作成者以外が分析することが難しかったが、今回の導入を受けて、BIツールを使ったデータのフィルタリングが可能になり、選手・コーチ・監督などすべての関係者によるデータ分析が容易となり、戦術立案の精度が向上
3. データ収集作業に作業時間を取られており、深掘りに課題があったが、データの背景を深く考察できる時間が確保できるようになった
ブラックラムズのアナリストの松浦大輔様から、以下の通りコメントをいただいています。
「このシステムの導入により、データ取集と視覚化にかかる時間が大幅に短縮され、それによってデータの背景を深く考察できる時間が確保できるようになっただけでなく、扱うデータも増大しました。週ごとやシーズンごとのデータを追跡することが可能になり、データをさまざまな組み合わせで多角的に分析できることは、効果的な戦術や戦略の立案にプラスの効果がもたらされていることを日々実感しています。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/48629/11/resize/d48629-11-cff05431eb4d60c7ca32-2.jpg ]
(写真2)ブラックラムズ アナリスト 松浦大輔様
ブラックラムズでは今後も、業務効率化の知見をもとに、ラグビー事業のマーケティング活動においてもUiPathを活用した自動化を進めていくことを検討しています。また、このような取り組みを紹介することで、ラグビー界の全体の発展に寄与したいと考えています。
UiPath社も、今後もブラックラムズの業務効率化に向けた取り組みをサポートしていきます。
以上
UiPath社について
UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation(TM)(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。詳細については、www.uipath.com/ja をご覧ください。
UiPathはUiPath社の米国およびその他の国における商標です。また、すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。これらの名称、商標およびブランドの使用は、承認を意味するものではありません。
プレスリリース提供:PR TIMES