プレスリリース
Green Hills SoftwareとNXP、急成長するL2+自動運転市場向けに生産性を重視したイメージング・レーダー・ソリューションを提供
強力かつ効率的なNXP(R) S32R45およびS32R41イメージング・レーダー・プロセッサと、安全でセキュアなGreen Hillsオペレーティングシステム並びに強力な開発ツールにより、コモンアーキテクチャと360度周囲を
センシングする4D高解像度イメージングレーダーが登場
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組込み機器の安全性とセキュリティの世界的リーダーであるGreen Hills Software(本社: 米カリフォルニア州サンタバーバラ)は、自動車のADASおよび自律走行アプリケーションをターゲットとしたNXPセミコンダクターズのイメージング・レーダー・プロセッサのサポートを発表しました。両社は技術提携により、業界初の16nm画像レーダー専用プロセッサであるNXP S32R45と、グリーンヒルズのINTEGRITY(R)リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)およびソフトウェア開発ツールによる事前認証済みの安全性とセキュリティを統合し、拡張性の高いソリューションを提供します。S32R45、およびS32R41レーダープロセッサに搭載されているような新しいイメージングレーダー技術は、運転の安全性と利便性を高めるために重要な役割を担っています。自動車メーカーとそのTier1サプライヤは、多数の車両のハイエンドパッケージと標準装備、両オプションにより多くの自動運転機能を追加することに全力で取り組んでいます。
レーダーセンサは、自動運転の基本的な構成要素であり、S32R45、およびS32R41レーダープロセッサに搭載されているような新しいイメージングレーダー技術は、運転の安全性と利便性を高めるために重要な役割を担っています。自動車メーカーとそのTier1サプライヤは、多数の車両のハイエンドパッケージと標準装備、両オプションにより多くの自動運転機能を追加することに全力で取り組んでいます。同時に、レーダーアプリケーションが使用するプロセッサおよびハードウェアアクセラレーションなどのリソースを管理する役割を担うRTOSは、安全性と決定性の面でより厳しい要件に直面しています。さらに、S32R45が、異なるクリティカリティレベルのソフトウェアコンポーネントを追加で実行し、ドメインコントローラの役割を担う場合、RTOSは、これらのコンポーネントの安全な分離、リソースへのアクセス、さらにはセーフティクリティカルなレーダーアプリケーションが干渉されることなく実行されることを保証しなければいけません。
NXP社でADAS担当副バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーを務めるSteffen Spannagel氏は、次のように述べています。「イメージングレーダーは、物体検出と道路利用者の分類を行い、運転支援システムを強化し、自律運転の実現を支援する最高のセンシングモダリティとして台頭してきました。NXP社のレーダープロセッサS32R45とS32R41、Green Hills社のRTOS並びにソフトウェア開発ツールを組み合わせることで、自動車メーカーやTier 1は、4Dイメージングレーダーのメリットを多くの車両に搭載するとともに、レーダーソフトウェアの開発を容易にすることができます」
NXPとGreen Hillsの統合ソリューションは、生産品質の高性能レーダー処理アプリケーションを開発・展開するための、電力効率と拡張性に優れた完全なハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームを特徴としています。このプラットフォームは以下を提供します。
● ハードウェアアクセラレーションによる、高度なレーダーおよびフュージョン処理アルゴリズムを提供する統合レーダーSDKを搭載し、優れた性能と電力効率を実現。
● 量産向けのRTOSと開発ツールと共にNXP S32R45、S32R41、および将来のレーダープロセッサが共通するレーダーアクセラレーションユニットを利用することによってスケーラブルなソフトウェアアーキテクチャを実現。
● INTEGRITY RTOSのコンパクトなマイクロカーネルは、Arm(R) Cortex(R)-A53コアコンプレックス用の柔軟なマルチコアスケジューリングオプションを提供し、外部メモリを必要としないのでBOMコストを削減。ISO 26262 ASIL Dの認証を取得し、ISO 21434自動車サイバーセキュリティ規格に準拠。
● µ-velOSity™ RTOSは、Arm(R) Cortex(R)-M7コアに最適な、小型でシンプルなRTOS。
● MULTI(R)統合開発環境は、ASIL C/Dの認定を受けており、強力なソフトウェアツールを開発者の手に委ね、最も困難なバグも迅速に発見・修正し、生産までの時間を短縮することができます。
● S32R45はASIL B(D)安全要件を満たし、EdgeLock(R)認証のハードウェア・セキュリティ・エンジン(HSE)を通じて安全なOTAアップデートをサポートし、最大4つのカスケード接続されたNXP Radar MMICを統合可能。
● Gen 2/3 PCIe、2 Gb Ethernet、FD付きFlexCAN 8個によるコネクティビティ。
Green Hills Softwareでビジネス開発担当バイスプレジデントを務めるDan Menderは、次のように述べています。「Green Hillsは、NXP社の次世代高度レーダープロセッサのパートナーとして、Linuxベースの製品よりもメモリフットプリントが10倍小さく、スケジュールを短縮する高度なデバッグと性能最適化ツールを備えた、生産に特化したSEooC RTOSソリューションで顧客を支援できることを大変うれしく受け止めています。NXPのS32R45とS32R41プロセッサのためにGreen Hills INTEGRITY radar SDKを利用することで、お客様は開発者の生産性を大幅に向上させ、生産までの時間を短縮することができます」
入手方法
S32R45イメージング・レーダー・プロセッサ、Green Hills INTEGRITY RTOS、MULTI IDE、JTAG/Trace Probeで構成される統合生産ソリューションは、現在すでに主要なお客様にご利用いただいています。
グリーン・ヒルズ・ソフトウェアについて
1982年に創業したグリーン・ヒルズ・ソフトウェア(Green Hills Software、以下: GHS)は組み込み分野においての安全性とセキュリティに関して世界的なリーダーです。2008年に開発したGHSのINTEGRITY(R)-178は、NIAP(NSAとNISTで構成のNational Information Assurance Partnership、国家情報保証パートナーシップ)からセキュリティ規格EAL6+のHigh Robustnessの認定を受けた最初にして唯一のオペレーティングシステムとして、これまでのあらゆるソフトウェア製品の中で最高レベルのセキュリティを実現しています。GHSのオープン・アーキテクチャー統合開発ソリューションは、機能安全認証が必要な軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、コンシューマーその他マーケット向けの高度な組み込み型で絶対的な安全性を持ち、高い信頼性のアプリケーションに対応します。本社は米カリフォルニア州サンタバーバラ、欧州本社は英国にあり、アジアパシフィック(APAC)の本社は東京にあります。GHSの詳細はwww.ghs.com/japan/index.htmlをご参照ください。
Green Hills、Green Hillsのロゴ、INTEGRITY, MULTI, µ-velOSityは、米国および/または国際的にGreen Hills Softwareの商標または登録商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
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