プレスリリース
〜素材の提供、製品作りにとどまらず、自然循環の仕組みまで構築〜
村田製作所と帝人フロンティアの共同出資による株式会社ピエクレックス(本社:滋賀県野洲市、代表取締役社長:玉倉大次)は、未来における循環型社会を実現するため、コンポストアドバイザーとして国内外で生ごみ堆肥化と有機農業の仕組みづくりに取り組む、鴨志田農園 園主 鴨志田純 氏(東京都三鷹市)とアドバイザリー契約を締結いたしました。
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■アドバイザリー契約の背景
「電気の繊維」ピエクレックスは、トウモロコシやサトウキビなどの植物由来の「ポリ乳酸」を原料とした素材で、生分解性が高く環境に優しい特性を持っています。ただし、生分解性が高いといっても、単に土壌に埋めるだけでは2〜3年かけてもほとんど分解しません。短期間で分解し、さらには堆肥に還るには適切な処理を行う必要があります。
この取り組みを促進するために、野菜生産者であり、地域で循環可能な資源はなるべく地域で循環させるとの想いのもと、地域資源を使った生ごみの堆肥化や有機農業の普及活動を行っている鴨志田純氏をアドバイザーとして迎えました。
ピエクレックスは素材の提供、製品作りにとどまらず、自然循環の仕組みまで構築することで、環境に貢献できる取り組みを推進していきます。
■鴨志田農園 園主 鴨志田純 氏とは
東京都三鷹市で地域に根ざした野菜を年間で約40種も栽培する鴨志田農園。6代目園主の鴨志田純氏は、コンポストアドバイザーとして国内外で、日本各地に公共コンポストの設置促進、堆肥技術者養成、学校等での環境教育活動など、国内外で地域循環となる生ごみ堆肥化や有機農業の仕組みづくりを推進中。
農林水産省、消費者庁、環境省主催「サステナアワード2020」にて、アドバイザーとして関わった黒川温泉一帯地域コンポストプロジェクトが「環境省環境経済課長賞」受賞。2021年、生ごみ問題の解決を目指し、各家庭の生ごみを農場で堆肥化して野菜を栽培し食卓へ届ける、自立分散型コンポストシステム構築向けた小規模実証実験「サーキュラーエコノミー型CSA」を開始。同年、循環経済をデザインするグローバル・アワード 「crQlr Awards(サーキュラー・アワード) 」にて、「Agriculture-as-Commons Prize(コモンズとしての農業)」と「Wholesome prize」の2部門を受賞。
■株式会社ピエクレックスについて
株式会社ピエクレックスは、村田製作所と帝人フロンティアの共同出資により誕生した合弁会社です。「 “でんき(電気)のせんい(繊維)” で世界を変える」を企業ビジョンとしています。持続可能な社会の実現には、地球と人のどちらにもやさしいテクノロジーや取り組みが欠かせません。高い環境保全性と従来にない性能をもつピエクレックスを、アパレル・ヘルスケア・一般消費財・産業財等に応用することにより、「着るだけ・使うだけ」で誰もが地球と人にやさしい未来に貢献できる世界を実現します。
ピエクレックスHP:https://pieclex.com/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCAoOivJOkh2MEDywpvSLXGA
プレスリリース提供:PR TIMES