プレスリリース
頼れる人がいないこどもたちの新たな居場所へ、まったくあたらしい図書館がスタートします。
学童保育や駄菓子屋、あそび場を運営する特定非営利活動法人Chance For All(東京足立区、以下CFA)は、こどもたちの感情に合わせて本を分類する「感情図書館hidamari」を立ち上げます。
今の日本ではいじめや不登校、自殺など、苦しい状態にあるこどもたちが増加する一方で、少子化に伴う公園のルール厳格化など、こどもたちの学校や自宅以外での居場所が減少しています。また、悩みを抱えていても、はけ口が無く追い詰められてしまうこどもたちも多く存在します。
そこで、頼れる人が周りにいないこどもたちが、自分自身で本を選び、学び取り、明日へちょっぴりワクワクできる場所を作ります。
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【感情図書館の概要】
1.オリジナルで考案した感情分類
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I.こんな時に読むII.こうなれるIII.対象の3つの組み合わせで本を分類することで、こどもたちへ悩みに合った本との出会いを届けます。
この感情分類は、CFAの学童に勤める職員と、駄菓子屋を運営する大学生ボランティアが、実際に現場で聞いたこどもたちの声を元に考えました。
2.施場所は駄菓子irodoriのフリースペース
CFA学生チームは、「こどもたちが自らの意思で訪れることができる第3の居場所」をコンセプトとした「駄菓子屋irodori」を運営しています。
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奥には出入り自由なフリースペースを兼ね備えており、黒板やおもちゃで遊んだり、ともだちとおしゃべりをしたり、こどもたちが「何をしてもいいし、何もしなくてもいい」居場所があります。感情図書館hidamariは、このフリースペース内に立ち上げます。
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【なぜ本という手段なのか?】
前提として、「周りに頼れる人がいない」という課題に対して、数ある解決策の中で、本が唯一無二のものだとは考えていません。身近に頼れる人を見つけられることが理想だと考えています。ただ、人との出会いは運任せです。特にこどもたちは、大人になるまで、家庭や学校など狭い世界から抜け出せません。身近に頼れる人がいない場合、新しく出会うことは難しいでしょう
一方で、本であれば、無料で利用できる図書館/図書室に、何千冊何万冊と存在します。また、1冊1冊に、先人の知恵や人生が込められています。きっと、こどもたちが新しい世界と出会い、モヤモヤを晴らすような本があるはずです。
だからこそ、誰でもアクセスでき、あらゆる悩みに対応することが出来る「本」を届けたいと考えました。
【感情図書館hidamariが描く未来】
最終的に、日本中のこどもたちが本を通して新しい世界や自分と出会い、小さな希望を届ける場所を提供したいと考えています。感情分類は、全国の図書館、学校の図書室、本がある場所であればどこでも実施できます。はじめは、駄菓子屋irodoriのフリースペース内からスタートし、感情分類の検証を行います。その後、精度が高まった感情分類をHP掲載や冊子などの形で公開し、日本全国で感情図書館が開かれ、こどもたちへ小さな希望を届けることができる社会を目指したいと考えています。
【クラウドファンディング概要】
・プロジェクト名:頼れる人が周りにいないこどもたちへ、小さな希望を届ける「感情図書館」を作りたい!
・実施期間:12月1日(金)〜28日(木)
・受付場所:クラウドファンディングサイトCANPFIREにて
https://camp-fire.jp/projects/view/723695
・目標金額270万円
・資金使途:本の購入費、空間改修費、専門家と感情分類を実施する費用、こどもたちに感情図書館を広めるために開催するイベントの費用
【運営団体紹介】
・特定非営利活動法人Chance For All
「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせに生きていける社会の実現」をビジョンに掲げ、こどもたちのための放課後の居場所づくりを行っています。放課後の時間は、長期休みなどの時間も含めると学校の時間よりも長い時間を過ごしています。また、学習指導要領がある学校の時間と違い、決まったことのない自由な時間だからこそ、自由で、遊びと学びでいっぱいの可能性にあふれた時間である一方で、こどもの家庭環境によって過ごし方に差が生まれやすく、格差につながりやすい時間でもあります。私たちは、豊かな放課後の時間をすべてのこどもたちに提供できるよう、放課後の居場所づくりを行っています。
現在、東京都足立区墨田区に学童保育施設を8施設、年間2万人以上のこどもたちが訪れるフリースペースつきの駄菓子屋irodoriを運営しています。また、千葉大学等との共同実施で、無料のこどものあそび場「あそび大学」を運営しています。
特定非営利活動法人Chance For All
東京都足立区関原3-15-4
Webサイト:https://www.chance-for-all.org/
プレスリリース提供:PR TIMES