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JICAの技術協力「パレスチナ難民キャンプ改善プロジェクト」において、寄付型クラウドファンディングサービスAirfundingを使って難民キャンプの住民自らが資金調達を実現

(PR TIMES) 2022年02月04日(金)14時15分配信 PR TIMES

株式会社奇兵隊(本社:東京都港区、代表取締役CEO:阿部遼介、以下「奇兵隊」)は、最低限度の生活を送ることが難しい新興国の個人や団体に対して国境や文化を越えて支援を行う、クロスボーダーな寄付型クラウドファンディングサービス「Airfunding(エアファンディング)」を運営しています。この度、国際協力機構(JICA)がパレスチナで進めている「パレスチナ難民キャンプ改善プロジェクト」において、難民キャンプに住む住民自らがAirfundingを活用し、クラウドファンディングを立ち上げ、資金調達を実現していることを発表しました。
JICAの技術協力「パレスチナ難民キャンプ改善プロジェクト」では、難民キャンプの住民自らが生活改善のために計画や行動できるよう支援を行っています。この支援により様々な仕組みが構築されています。その一つとして、キャンプ内の住民自らが、キャンプで生活する小児糖尿病などの病気に悩む子ども達を救うため、病気の治療に必要な医療品をキャンプ内で取りまとめて共同購入することで、低価格で配布することを可能にする仕組みを立ち上げました。これらの仕組みを強化・拡大するために、JICAの支援を受けた難民キャンプの住民がAifundingを活用して、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。

クラウドファンディングのプロジェクトの概要は以下の通りです。

プロジェクトタイトル:「糖尿病のパレスチナ難民児童を救え」プロジェクト(Save Palestinian diabetic refugee kids)
[画像1: https://prtimes.jp/i/75570/10/resize/d75570-10-3c986861016a6e56e526-1.png ]

URL:https://www.airfunding.net/project/564832
国・地域:パレスチナ
目標金額:1,500ドル(約172,106円)
支援金額:840ドル (約96,814円) ※2022年2月1日現在
支援者数:11名
期間:2021年12月14日〜2022年3月28日
資金用途:糖尿病の治療に必要な血糖センサーの購入代として

このクラウドファンディングが立ち上げられた背景の一つとして、日本の小学生からの応援がありました。2021年7月に、難民キャンプの住民で、小児糖尿病を患うリタ・イヤードさん(7歳)に関する記事がある新聞に取り上げられたところ、日本の小学生から、たくさんの応援の手紙や折り紙で作った作品などの贈り物が難民キャンプへと届けられました。そこで、JICAと記事を掲載した新聞社により、日本とパレスチナ難民キャンプの子ども達をオンラインでつなぎ、一緒に折り紙を楽しみながら交流するイベントが2021年12月に開かれました。リタ・イヤードさん自身もこの折り紙イベントに参加し、日本の小学生との交流を楽しみ、国境を越えたグローバルな交流につながりました。

<JICAによる「パレスチナ難民キャンプ改善プロジェクト」について>
パレスチナの難民キャンプで生活する住民の生活改善を目指して、 JICAは2016年12月から、パレスチナ解放機構・難民問題局(DoRA)とともに、難民キャンプ改善プロジェクト、略称PALCIP(パルシップ)という取り組みを実施しています。それまでの難民キャンプの運営管理は、少数の男性リーダーが中心となって進められていましたが、女性や若者、障害者など、多様性をもったメンバーで難民キャンプの生活改善を目指せるような仕組みづくりの構築を推進しています。フェーズ1では、ヨルダン川西岸地区のアクバットジャバル、オールドアスカール、ジャラゾンの3つの難民キャンプを支援対象とし、現行のフェーズ2では新たに12の難民キャンプへの普及・展開を実施しています。
難民キャンプの生活改善を実現するには資金が必要ですが、旧来から実施されている外部からの資金協力のみならず、難民キャンプに住む住民自らが資金調達に取り組めるような仕組みづくりも重要になってきています。そこで、 JICAは、クラウドファンディングサービスを活用して難民キャンプに住む住民自らが資金調達をする方法について、パレスチナ解放機構・難民問題局(DoRA)や難民キャンプ住民に対して研修を実施しました。これらの取り組みにより、難民キャンプの住民自らがクラウドファンディングサービスを利用して、自らの生活環境を改善するためのプロジェクトを立ち上げ、資金調達を実現できるようになりつつあります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75570/10/resize/d75570-10-1b98c5ffd1fc9e4eeb1f-0.jpg ]

アクバットジャバル難民キャンプでのクラウドファンディング研修(出典: JICA)

株式会社奇兵隊の代表取締役社長の阿部は、以下の通り述べています。
「 JICAがパレスチナで実施している素晴らしいプロジェクトにおいて、Airfundingが活用されていることを知り、とても嬉しく思っています。Airfundingは新興国向けの寄付型クラウドファンディングサービスです。立ち上げられたプロジェクトは17言語に翻訳され、世界中の人から支援を受けることができますし、興国に住む方々がAirfundingを活用して資金を調達し、その資金で夢を叶えたり、困難を乗り越えられるよう今後もサポートして参ります」

JICAのパレスチナ難民キャンプ改善プロジェクトの詳細については、以下をご覧ください。
暮らしやすいパレスチナ難民キャンプを目指して:女性や若者、障害者も、みんなで進める生活改善
https://www.jica.go.jp/topics/2021/20220120_01.html

奇兵隊について:奇兵隊は、世界中の境界をなくし、不可能を可能にすることをウェブサービスで実現するグローバル企業です。少額なお金で人生をハッピーに変えるための寄付型クラウドファンディング「Airfunding」、世界200ヶ国1000万人に利用されているグローバルコミュニティサービスの「Airtripp」といった画期的なサービスで、人々の可能性を国境・文化・言語・距離の壁を越えて拡げています。世界11ヵ国にまたがる奇兵隊のメンバーは、私たちの住む世界をより良いものとしてアップデートしていくことに日々邁進しています。当社に関する詳しい説明は、https://kiheitai.co.jp/よりご覧になれます。



プレスリリース提供:PR TIMES

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