• トップ
  • リリース
  • JAXAにて再突入技術開発を主導してきた渡邉泰秀氏がElevationSpaceの技術顧問に就任

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2

株式会社ElevationSpace

JAXAにて再突入技術開発を主導してきた渡邉泰秀氏がElevationSpaceの技術顧問に就任

(PR TIMES) 2021年12月27日(月)10時45分配信 PR TIMES

国際宇宙ステーション(以下、ISS)に代わる世界初の小型宇宙環境利用プラットフォームを開発する株式会社ElevationSpace(本社:宮城県仙台市、代表取締役 / CEO:小林稜平)は、愛知工業大学教授 渡邉泰秀氏が当社の技術顧問に就任いたしましたことをお知らせいたします。
渡邉泰秀氏は宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)にて大気圏再突入技術の研究開発に従事し、日本初のISSからの物質回収プロジェクトであるHTV搭載小型回収カプセル(以下、HSRC)の開発を主導してきました。
この度の渡邉泰秀氏の技術顧問就任を受け、技術実証機及びサービス機に用いる大気圏再突入技術の研究開発を加速させていきます。
■詳細
当社は、東北大学吉田・繻エ研究室でこれまで開発してきた10機以上の小型人工衛星の技術を基に、2021年2月に設立された東北大学発宇宙スタートアップです。
ISSは、これまで実験・研究から産業まで幅広く利用されてきました。しかし、2024年以降のISSの運用は未定であり、運用終了後に宇宙を利用する環境が無くなると考えられています。
そこで、当社は小型人工衛星内での宇宙実験や製造を可能とする小型宇宙利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/74085/10/resize/d74085-10-704ec5cd40da8337e624-0.png ]


当社のサービスの実現には、宇宙から物資を持ち帰ってくる大気圏再突入技術が欠かせません。
大気圏再突入技術は人工衛星が軌道を離脱し、大気圏に突入、そして燃え尽きずに大気圏を突破し、その後回収するという通常の人工衛星よりも複雑で難易度の高い技術です。日本ではJAXAがこの技術を実証しており、世界でもこの技術を持っている企業はわずかしかいません。
当社は2023年打上を目指して現在開発している100kg級の技術実証機にて、大気圏再突入技術の獲得を行います。

今回技術顧問として就任した渡邉泰秀氏は、日本で初めてのISSからの物質回収技術の技術実証を行ったHSRCの開発を主導いたしました。実験試料を搭載したカプセルはHTV7号機に取り付けられ、HTVが大気圏に再突入する前に放出され、大気圏突破後、洋上で回収されました。揚力誘導飛行による再突入技術を持った機体としては世界最小クラスであり、今後の地球低軌道利用の促進や将来の有人宇宙船にもつながる重要技術として高く評価されています。

■渡邉泰秀氏経歴
【学歴】
1991年 名古屋大学大学院工学研究科航空工学専攻博士前期課程修了
2007年 大阪大学大学院基礎工学研究科システム人間系専攻博士後期課程修了

【職歴】
1991年〜2020年 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
1999年〜2000年 ドイツ航空宇宙センター(DLR)客員研究員
2020年〜   愛知工業大学教授
     室蘭工業大学客員教授

【受賞】
HSRCの開発にて、日本機械学会宇宙工学部門 部門賞「一般表彰スペースフロンティア賞」(2019年)、第48回 日本産業技術大賞 文部科学大臣賞(2019年)を受賞。


[画像2: https://prtimes.jp/i/74085/10/resize/d74085-10-c96a970c4f3b960172f3-1.jpg ]

■渡邉 泰秀のコメント


「見たことのない新しい未来を切り開いてくれる」、ElevationSpaceにはそんな期待でわくわくさせてくれる力があります。ELS-Rがその第1歩となり、そして私たちが思いを込めて作ったHSRCを超えて大きく飛躍してくれるように、惜しみなく協力をしていきたいと思います。


■会社概要
会社名称 :株式会社ElevationSpace (ElevationSpace Inc.)
設立年月日:2021年2月
本社所在地:宮城県仙台市青葉区国分町1-4-9 enspace
代表   :代表取締役 / CEO 小林 稜平
事業内容 :小型宇宙利用・回収プラットフォーム事業
      宇宙輸送事業
      宇宙建築事業
      (2021年11月9日現在)
URL   :https://elevation-space.com/



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る