• トップ
  • リリース
  • 日本AED財団が緊急召集した会議の結果を踏まえ、JRC蘇生ガイドライン2020内で子どもに使うAED電極パッドの表現が変更となりました

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2

公益財団法人日本AED財団

日本AED財団が緊急召集した会議の結果を踏まえ、JRC蘇生ガイドライン2020内で子どもに使うAED電極パッドの表現が変更となりました

(PR TIMES) 2021年07月24日(土)14時15分配信 PR TIMES

〜「成人用」「小児用」という表現は順次廃止の方向に〜

小学生の心停止には「成人用 = 小学生〜大人用 」の使用を。子どもが未就学児なのかどうか分からないときや、電極が一つしかないときには、成人用 = 小学生〜大人用 を小さい子どもに使用して構いません。
2021年7月
AEDの電極パッドには機種によって「成人用」と「小児用」と書かれた2種類のものが用意されています(パッドは1種類だけでスイッチで切り替えるものや、「成人用」パッドのみ用意されているもの、他の表示のものもあります)。

これは、体の小さい子どもに電気ショックをするときに、エネルギー量を減らすためであり、ここでは「小児用」は未就学児(小学校入学前の子ども)用を意味しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/67895/10/resize/d67895-10-213e8e94815e7dc9b0af-0.jpg ]


ところが学校で心停止となった小学生に、どちらの電極パッドを使うべきか、教師が迷った事例が発生しました。もしその小学生に「小児用」を使ったら電気ショックのエネルギーが不足して救命できなかった可能性がありました。
日本AED財団ではこの混乱を是正するために、医療や教育の関係者、市民、メディア、その他有識者の方々を招集して緊急に協議を行いました。日本AED財団が緊急召集、協議したその会議の結果、2021年7月に発刊されたJRC蘇生ガイドライン2020内で子どもに使うAED電極パッドの表現が下記のように修正となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/67895/10/resize/d67895-10-a8d2ec8b9f57a82e2c78-1.jpg ]



上記変更は今後徐々に進められますが、当面は両方の表記が併存することが予想されますのでご注意下さい。なお未就学児という表現がわかりづらい場合には「小学校入学前」といった注釈付記が望まれます。また子どもが未就学児なのかどうか分からないときや、電極が一つしかないときには、成人用 = 小学生〜大人用 を小さい子どもに使用して構いません。

小学生に対し、適切な電極パッド(成人用、もしくは小学生〜大人用)が使われずに貴重な命を失うといった悲劇を防ぐため、緊急に広く皆様に伝えさせていただく次第です。よろしく周知徹底をお願い致します。


【概 要】
財団名:公益財団法人 日本AED財団
所在地:東京都千代田区内神田2丁目7-13 山手ビル3号館1階
代表者:理事長 三田村秀雄
設 立:2016年7月
URL:https://aed-zaidan.jp/index.html
【問い合わせ先名称】
TEL: 03-3253-2111 FAX : 03-3253-2119  (受付時間 9:00〜17:00)
e-mail:info@aed-zaidan.jp

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
公益財団法人 日本AED財団 事務局
TEL:03-3253-2111
e-mail:info@aed-zaidan.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る