プレスリリース
過去最多の応募数となったジュニアの部は、松田町立松田中学校(神奈川県)が最優秀賞を獲得!
黒板-ホワイトボードメーカーの日学株式会社(東京都品川区 代表取締役社長 吉田朋弘)は、2015年から通算8回目となる、中高生の皆さんが対象の黒板アートの全国大会、日学・黒板アート甲子園(R)2022の結果を公開しました。
メイン大会(黒板アート高校生)、ジュニアの部(黒板アート中学生)ほか、各部門の受賞作品は以下の通りです。
■メイン大会(黒板アート高校生) 最優秀賞
[画像1: https://prtimes.jp/i/61935/10/resize/d61935-10-8cb88b9077b8de758ddf-3.jpg ]
1.エクセラン高等学校(長野県) 2.空想逃避行 3.絵画専攻鶏隊・4人
<制作エピソード>
どこまでも続く険しく閉鎖的な山並み。空には厚く暗い雲が浮かび、無機質な電柱を追い越していく。教室の机で過ごす日々は、憂鬱で息苦しい。だから僕は陽炎のような優しい世界に沈んでいく。
ペン画のようにするためにチョークをカッターで削り線の細さにこだわりました。モノクロで表現する上で描き込む場所と地を残す場所のメリハリを意識しています。主人公が感じている閉鎖的な心境と私たちのコロナ禍での生活を重ね合わせ描きました。
<審査員 武蔵野美術大学 三澤一実 教授 コメント>
黒板の地色と白チョークを中心にモノトーンに近い描写の中で、色を差した鶏のとさかが目を引きます。白色のチョークの使い方を工夫し、特に鶏の首から胸にかけての描写が秀一です。画面に配置された電柱や建物、机や椅子などの人工物は、山頂の旗を除き決してまっすぐ立つことはなく、その空間を泳ごうとしている金魚、そして鶏。命ある生き物に宿る意志がまるで彼らの心情を物語っているようです。電線は異なる世界をつなぐ象徴なのか、電線に結ばれた御幣は不浄と神聖の境目なのか。だとすると画面奥が神聖な世界なのでしょうか。机の脚にも注連縄が結ばれ、画面全体が襖絵として描かれています。襖を開いたその先には何があるのでしょう。多くの暗示を含み、今の閉塞感や不安に立ち向かおうとしている高校生の静かなそして強い意志が、山頂に向かう小さな人間にも感じられます。
■ジュニアの部(黒板アート中学生) 最優秀賞
[画像2: https://prtimes.jp/i/61935/10/resize/d61935-10-3ff1692726b3c21b37ad-1.jpg ]
<制作エピソード>
丹沢山地、箱根山、富士山麓。本校の脇を流れる酒匂川は、足柄平野を抜けて相模湾へ。東海道は人やモノだけでなく、文化や歴史、時代も駆け抜けていきました。私たちが暮らす足柄西湘地域の風土やイメージを題材に、過去・現在・未来を見つめる自分たちの姿を描きました。こだわったのは、ビルや橋などを立体的に見せる描き方や、花火などの「光」の表現です。上級生はより難しい表現に挑戦したので、何度も描き直して苦しいときもありました。そのぶん、完成したときの達成感はとても大きかったです。時空をこえて、伝わる想い。花火のように、強く、熱く、まぶしく、時に儚く。黒板アートを愛するすべての人へ。
<審査員 チョークアーティスト 熊沢加奈子先生コメント>
主役の男女をセンターに、四季折々の風景を見事に調和させ、色使い、レイアウト、ストーリー構成に感動いたしました。
ジュニア部門作品で非常にスキルも高く素晴らしい作品だと思います。
■2022大会 ジュニアの部で過去最高応募数を記録
[画像3: https://prtimes.jp/i/61935/10/resize/d61935-10-830a61bbae35c69ef5fe-2.png ]
日学・黒板アート甲子園(R)は、大会創設以降、1,200を超える数の作品を応募いただきました。応募作品は、芸術性・創造性あふれる黒板アートを世の中に広め、大会の礎を築いた、かけがえのない存在
です。今大会においては、ジュニアの部の応募数が過去
最高数である85作品、51校の応募となりました。
このことは、黒板アートが、これまで以上に幅広い年代に広がっているものと受け止めています。
今後とも日学株式会社は、黒板アートの普及、手で描く行為の価値を広め、彩り豊かな黒板アートを少しでも多くの方々に観て共感いただき、若い方たちの
活躍の場の拡大・教育-文化の発展に貢献し続けてまいります。
メイン大会およびジュニアの部の優秀賞以下の受賞作品、白板・動画含む全部門の受賞作品の詳細(作品の写真や講評)、大会総評などは、大会サイトでご確認ください。
https://kokubanart.nichigaku.co.jp/result/2022/index.html
[主催 日学株式会社]
設立:1957年9月 代表取締役社長 吉田 朋弘(東京都品川区大井1-49-15 YK-17ビル5階)
学校などの教育関連・公共機関・オフィス向けの黒板-ホワイトボード、電子黒板、掲示板などのメーカー。
高品質なアルミホーロー表面材を使用した黒板、壁面ホワイトボード「SMW」・不燃認証を取得した
「不燃SMW」、プロジェクター付学校ICT関連商品「ecbo・エクボ」などを製造・販売
◆コーポレートサイト https://www.nichigaku.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES