• トップ
  • リリース
  • アクアポニックスの生産管理をIoTで効率化する「アクポニ栽培アプリ」の提供を開始

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

株式会社アクポニ

アクアポニックスの生産管理をIoTで効率化する「アクポニ栽培アプリ」の提供を開始

(PR TIMES) 2022年10月05日(水)15時15分配信 PR TIMES

人が行う作業と環境制御のデータを可視化し、農場環境の最適化とリスクマネジメントを実現

株式会社アクポニ(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:濱田健吾、URL:https://aquaponics.co.jp/)は2022年10月、当社のシステム導入者を対象に、水耕栽培と水産養殖をかけあわせた循環型農業「アクアポニックス」の生産管理を効率化する「アクポニ栽培アプリ」の新規サービス提供を開始しました。
当サービスではアクアポニックスに特化して開発したIoTセンサーとスマートフォンアプリを連動し、“人が行う作業”と“環境制御”のデータを記録・集計・レポートすることができます。これにより生産管理に必要なデータの一元管理が可能となるため、導入者は数値評価に基づいて農場環境を最適化し、リスクマネジメントを行うことができます。今後は蓄積されたデータを活用し、さらなる開発改善と、国内外におけるアクアポニックスの普及を目指します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18039/10/resize/d18039-10-32413c9b03f5a3afbfcd-0.png ]



アクアポニックスの生産管理データを一元管理できる「アクポニ栽培アプリ」

アクポニ栽培アプリは、循環型農業「アクアポニックス」において“人が行う作業”と“環境制御”のデータを記録・集計・レポートし、生産管理の状況を数字で評価できるアプリです。

<アクポニ栽培アプリの特長>
1. テンプレート化により、簡単に作業データや生育状況の記録が可能
「給餌」「定植」「収穫」等、アクアポニックスの運用における作業内容をテンプレート化しています。ユーザーは当日行った作業をテンプレートから選択し、必要事項を入力するだけで、毎日の作業や生育状況の記録を簡単に行うことができます。

2. アクアポニックスに特化したIoTセンサーと連動し、環境データを蓄積
アプリはアクアポニックスに特化して開発したIoTセンサーと連動し、一般的な農業IoTで記録される「気温」「湿度」「EC(電気電導度)」「CO2」等に加え、アクアポニックスの運用に必要な「照度」「水温」「pH」「溶存酸素量」「TDS(総溶解固形物)」等の環境データを蓄積できます。

3. 記録・集計したデータを評価しやすいレポート形式で出力
アプリの手動入力とIoTセンサーにより集計されたデータは、大事なポイントを分かりやすく評価できるレポート形式で出力が可能です。理想値の上限を超えたものは赤、下限を超えたものは青で表示し、農場環境の改善点がひと目で分かるようになっています。
レポートは出力日から遡って8週間分の作業データと31日間分の環境データが出力可能で、データをより連続的に比較・評価することができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/18039/10/resize/d18039-10-cdb19b32d58b81210017-2.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/18039/10/resize/d18039-10-84cd262699151944a3a9-3.jpg ]

<アクポニ栽培アプリ概要>
サービス名:アクポニ栽培アプリ
サービス内容:アクポニ栽培アプリの提供、IoTセンサーの貸与、月1回オンラインMTG、質問対応
対象者:アクポニのシステム導入者
利用料金:規模により応相談(例:アクポニハウス5※の場合、36万円/年(税込))
契約期間:1年間〜
記録項目:
・作業データ(播種、定植、収穫、環境チェック、観察記録、稚魚投入、死魚チェック、体重計測、追肥、収穫等)
・環境データ(気温、湿度、水温、照度、CO2、pH、EC、TDS、溶存酸素量等)
お申し込み:要問い合わせ

※アクポニハウス:
アクポニが提供する、最新型の縦型水耕システムと立体的に組み合わせた養殖設備により、集積率を最大7倍に向上させた都市型パッケージ農場。5平方メートル ,30平方メートル ,100平方メートル の3サイズを展開し、アクポニハウス5は駐車場約1台分(敷地面積:3.8m×1.7m×H3.3m)で、毎月最大1,000株が栽培可能。
https://aquaponics.co.jp/aquponi-house/
[画像4: https://prtimes.jp/i/18039/10/resize/d18039-10-6d63ab9e7aa9a4c25499-1.jpg ]



サービス開発の背景と今後の目標

アクアポニックスは「水耕栽培」と「水産養殖」の生産管理が必要となり、「作業」「環境データ」「生育状況」を総合的に分析・集計して評価する必要があります。現状、農業IoTの多くは温度や湿度の推移等を記録する“環境制御”のデータ管理に特化しており、「いつ種をまいたのか」「いつどのような肥料をどれくらい与えたのか」等の“人が行う作業”が記録されていないと正しい分析ができないという課題があります。個人の感覚や経験値に頼ることなく、導入初期でも生産管理のスキルアップやリスクマネジメントを容易に行えるようにすることを目的に、当サービスを開発しました。

また、日本においてアクアポニックスは新しい農法であるため、システム導入後に実践的な知識を得る場が限られており、これまで当社が現場に行って生産管理を指導する必要があり、互いに多くの時間とコストを要していました。当サービスを開発したことで、現場に行かずともアプリ内の記録により農場の状況を数字で把握できるようになったため、管理指導をリモートで行い、コストを下げてより具体的な指導をすることが可能になりました。加えて、アクアポニックスの生産管理データを分析可能な形で蓄積することで、常に技術改善につなげられます。

今後は日本語版アプリの改善に加え、英語版のリリースも予定しています。世界の陸地の約41%は乾燥地で、世界人口の約35%がそこに住んでいます。一般的な土耕栽培と比べて約8割の節水が実現でき、魚(タンパク質)を同時に生産できるアクアポニックスのニーズは高く、環境配慮と食料自給率向上、食の安心・安全という観点から、世界が注目しています。当社のアクアポニックスの運用実績とデータを活かし、アクアポニックスのさらなる普及発展に貢献していきます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/18039/10/resize/d18039-10-3a66232a24d44fbb5eb9-4.jpg ]



循環型農業「アクアポニックス」について

アクアポニックスとは、水耕栽培と水産養殖を掛け合わせた無農薬・無化学肥料・無除草剤の循環型農業です。魚・微生物・植物の三者が生態系をつくりバランスよく循環する、生産性と環境配慮の両立ができる農業として、その可能性に世界が注目しています。土耕農法と比較して同面積で約7倍の収量となる高い生産性と、約80%以上の節水、ライフサイクルアセスメントによる環境負荷の低さが特徴です。アクアポニックスの生産物にはUSDA(アメリカの有機認証)取得が認められており、少ない手間で安心・安全な野菜と魚を育成することができます。

[画像6: https://prtimes.jp/i/18039/10/resize/d18039-10-8d38c54d774d66d73d11-5.jpg ]




株式会社アクポニについて

「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに。」をビジョンに掲げる、日本初のアクアポニックス専門企業です。よりよい形で資源が循環する社会を目指し、生産者とともに食の生産流通を変革するための製品開発を行っています。
所在地:〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
設立:2014年4月2日
代表取締役:濱田健吾
事業概要:
・アクアポニックス農場の導入支援/運用支援
・アクアポニックスアカデミー(日本で唯一のアクアポニックスが学べる講座)
・導入支援コンサルテーション(導入計画、品種選定、生産システム選定、設計、業務プロセス作成等)
・生産管理コンサルテーション(スマホアプリ、環境センサー、Webカメラ等を活用した生産支援)
URL :https://aquaponics.co.jp

お問い合わせ

株式会社アクポニ
TEL:050-5539-1923
E-mail:info@aquponi.com



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る