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ミラノデザインウィーク出展のお知らせ “The Harmony of Form and Function”Lighting Masterpieces by Frank Lloyd Wright

(PR TIMES) 2023年04月28日(金)19時45分配信 PR TIMES


オリジナル照明をはじめ世界の照明・家具ブランドの輸入・販売を行う株式会社YAMAGIWA(本社:東京都港区、CEO:松川晋也)は、イタリア・ミラノで行われるデザインの祭典「ミラノデザインウィーク 2023」に出展しました。当社のミラノデザインウィークへの出展は2011 年以来12 年ぶり、この度はFuori Salone と呼ばれるブレラ地区への出展となりました。
「The Harmony of Form and Function」と題した本展では、内装設計に国際的に活躍する日本の建築家・坂茂氏を迎え、近代建築の三大巨匠のひとり、フランク・ロイド・ライトが設計した照明器具「TALIESIN(R)」シリーズを、初めて欧州にて発表。坂茂氏のデザインによる幻想的な空間で、ライトのマスターピース「TALIESIN(R)」の美しさをお楽しみいただきました。
これまで100 年にわたり照明文化を醸成してきたYAMAGIWA は、今後も日本の職人技術によってつくられる名
作照明を世界に発信します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-25e4f648c3d05ca32e49-0.jpg ]


展示コンセプト


人工知能やバーチャルリアリティなど、急速に普及するテクノロジーに注目が集まる現代において、私たちは豊か
な人間性の確保を理想に掲げた建築家、フランク・ロイド・ライトにスポットライトを当てようと考えました。機
能主義建築に異論を唱え、「機能と形態は一体であるべき」と唱えたライトは、「有機的建築(オーガニック・アーキテクチャー)」を提唱し、建築と自然の調和を目指しました。幾何学的なアニミズムを宿す美しいフォルムと心地良い間接光が織りなすライトの照明は、人々の感性を揺さぶり、現代社会で忘れられた生命の喜びを呼び起こしてくれます。

坂茂氏による設計コンセプト


フランク・ロイド・ライトのタリアセンランプの魅力を引き出すには、美術館のようなホワイトボックスではなく、素材の質感を生かした翳のある空間が良いと考えた。ライトがタリアセンをデザインした際にも、そのような空間で使用することを想定していたはずである。
ここで提案した紙管を使用したシンプルなトンネルの展示空間は、壁から天井まで同一の材料で覆うことでタリア
センランプのデザインを邪魔することなくその柔らかな光の質を来場者に体験してもらうことを目指している。
紙管のトンネルはライトの代表作の一つであるジョンソン・ワックス社屋のガラスチューブで構成された廊下を連
想させるものでもある。また同様のトンネル状の空間はライトの晩年の作品で、グッゲンハイム美術館のプロトタ
イプとしても知られる旧モリス商会のエントランス部分にも見られる。こちらは細長いレンガを使用しているため、色味も含めてますます紙管のトンネルとの共通性が感じられる。
紙管というリサイクルが可能な材料を使うことで短期間の展示会で建材を無駄に消費せずとも、フランク・ロイド・ライトの世界観を効果的に表現できたと思う。

[画像2: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-3382ebd403f599322a23-3.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-9264fc1d491363213215-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-8da7989f1dfd372ebe56-1.jpg ]

株式会社YAMAGIWA 取締役 國納由弘 コメント


おかげさまでYAMAGIWA は今年100 周年を迎えることになります。この100 年間、世界は大きく変わりましたが、私たちは時代を超えても変わる事のない照明の美にこだわり、人々の暮らしに寄り添う照明を届け続けてきました。新しい節目を迎え、日本で培ってきた職人技術をベースとした高品質な照明を、これからは世界へ向けても発信いたします。今回のミラノデザインウィークにおける出展は、次の100 年へ向けたYAMAGIWA の第一歩です。日本のデザイン照明分野におけるリーティングカンパニーとして、世界のお客様にも、心に響く照明をお届けできることを願っています。
展示概要


会場: Spazio 31 Via Solferino, 31, 20121 Milano MI, Italy
会期: 2023年4月18日(火)〜 4月22日(土)
主催: 株式会社YAMAGIWA
内装設計: 坂茂建築設計
TALIESIN(R)


[画像5: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-ffe92ea6395de9bbec63-5.jpg ]

近代建築の三大巨匠のひとり フランク・ロイド・ライトが設計した照明器具の復刻シリーズ。米国のフランク・ロイド・ライト財団とYAMAGIWA のコラボレーションを通し、残された図面、現地調査及び厳正な試作検査を経てライトの作品を現代に甦らせました。
ライトは、枝葉から透けて差し込む太陽や月の光を美しいと考え、自然の光にインスピレーションを得てTALIESINを設計しました。1933 年にヒルサイド・ホーム・スクール(1902 年)の体育館を劇場に改装した際に設計したペンダント照明がTALIESIN2 の原型となっています。ランプを覆ういくつものブロックで制御された上下方向の光はさらに遮光板に反射し、間接光の心地よい明るさが得られます。柔らかな間接光とリズミカルなシルエットで、心地よい空間を演出します。
TALIESIN はチェリー、ウォルナット、ブラック、国内外で活躍するクリエイターとコラボレーションしたオマージュシリーズなど、様々なラインナップを用意しています。YAMAGIWA は財団から監修・許諾を受け照明の復刻生産を行う公認ブランドで、30 年にわたりライトの照明器具を作り続けています。

Frank Lloyd Wright


[画像6: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-782526c8bf9aa50e8a5b-6.jpg ]

フランク・ロイド・ライト(1867-1959)は、ル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエと共に20 世紀を代表する建築家の一人。1991 年、アメリカ建築家協会より “ 史上最も偉大なアメリカ人建築家” として認定されました。
彼は70 年のキャリアの中で1,000 以上の建築物を設計しました。代表作である「落水荘」と「グッゲンハイム美術館」はユネスコの世界遺産に指定されています。ライトは「有機的建築」という言葉を生み出したことでも知られるように、建築は自然の中にあるべきという考えのもと、住む人、構造物、風景の調和を重視した建築スタイルを確立しました。
日本においても旧帝国ホテルや自由学園明日館などの建築を手がけ、日本の近代建築の発展、西洋建築の普及に貢献した建築家として知られています。

(R)/ (TM) / (C) 2023, Frank Lloyd Wright Foundation. All Rights Reserved.

坂茂建築設計


[画像7: https://prtimes.jp/i/94642/9/resize/d94642-9-40a1e5327251601afc82-4.jpg ]

坂茂建築設計(SBA)は、1985 年に東京で設立され、現在ではニューヨーク、東京、パリを拠点とするグローバルな建築事務所へと成長。2014 年プリツカー賞受賞の坂茂(1957 年東京生まれ)は、その革新的なデザインアプローチだけでなく災害支援の分野においても広く知られている。坂茂建築設計事務所が目指すのは、木を中心とした自然素材による革新である。人工的な新素材を開発するのではなく、伝統的な建材を革新的な建築手法と融合させる、新しい創造的な方法を探りつづけている。木造建築においての革新は、持続可能な建築手法の開発の最前線にいるといえる。坂茂建築設計は、東京、パリ、ニューヨークと3 大陸にオフィスを構え、これまでに世界中で100 以上のプロジェクトを完成させてきた。
http://www.shigerubanarchitects.com/

YAMAGIWA


1923 年の創業以来、日本の照明業界におけるパイオニアとして革新的な照明器具・技術を追求してきました。タグライン「The Art of Lighting」のもと、美しい暮らしと社会の実現に向け、光が生み出す美しい情緒的価値を社会に提供し続けています。詳しくは、https://www.yamagiwa.co.jp/ をご覧ください。



プレスリリース提供:PR TIMES

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