プレスリリース
プレシジョン・システム・サイエンス(株) microRNA 抽出用ICカードと専用試薬およびホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)標本前処理試薬を9月26日より販売開始
プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下PSS、本社:千葉県松戸市)は、がん分子診断市場への参入を目指し、microRNA※1を含むトータル核酸の自動抽出を実現するプロトコールICカード「MagDEA Dx SV miRNA」と専用試薬「Prep Buffer C」およびホルマリン固定パラフィン包埋(以降、FFPE)標本※2の前処理試薬「Prep Buffer B」、「Proteinase K」を2022年9月26日より国内での販売を開始致します。※3
「MagDEA Dx SV miRNA」と「Prep Buffer C」は、弊社全自動核酸抽出装置「magLEADシリーズ」および核酸抽出試薬「MagDEA Dx SV」と組み合わせて使うことで、血清、血漿等のサンプルよりmicroRNAを含むトータル核酸を約30分で抽出することができます。
「Prep Buffer B」と「Proteinase K」は、FFPE標本の前処理試薬であり、これらの製品で処理したサンプルを「magLEADシリーズ」および「MagDEA Dx SV」もしくは「MagDEA Dx SV RNA」と組み合わせて使用することで、高品質高収量の核酸を抽出することができます。
また試薬は2022年7月より本格稼働しておりますPSS大館試薬センターにて製造致します。
PSSは引き続き、さらなるアプリケーション拡充を目指し、核酸(遺伝子)抽出技術の開発に取り組んでまいります。
[画像: https://prtimes.jp/i/87187/9/resize/d87187-9-eab5b83e418cde6a4804-0.jpg ]
※1:mircoRNAは21〜25塩基程度の短いRNAで、がんをはじめとするさまざまな疾患のバイオマーカーとして用いる研究が進んでいます。
※2: ホルマリン固定パラフィン包埋(formalin-fixed paraffin-embedded:FFPE)標本とは,ホルマリンで固定した標本をパラフィンへと置換し包埋処理をしたもので,病理診断を目的とした検査室で広く用いられています。このFFPE標本は,従来形態学を基にした病理診断等で用いられておりましたが、近年ではその利用目的がさらに広がり,遺伝子変異解析にも使用されています。
※3:「Prep Buffer B」、「Proteinase K」、「MagDEA Dx SV miRNA」、「Prep Buffer C」は全て研究で用いられる製品になります。
◆プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
1985年設立。バイオ、医療研究開発の中心テーマである分子診断における各作業工程の自動化を追求した装置を開発し、世界的業界トッププレーヤーにOEM供給する。唾液採取キット、ラックQRコードによる検体管理、6〜8 検体(混合)分注自動化システム、遺伝子解析装置等の機器を検査施設規模、目的に応じて組み合わせ、合理的なPCR検査トータルシステムを構築する。特に、コロナ禍では、全自動化されたPCR検査システムのgeneLEADが注目を集めている。今後、自社ブランド製品販売に注力していく方針。
検査業務については、2022年3月に新宿に「PSS新宿ラボラトリー」を開設し、東京都のPCR等検査無料化事業を受託している。
設立日:1985年7月17日
代表者:代表取締役社長 田島 秀二
売上高:7,434百万円(2022年6月期)
従業員:196名(2022年6月末時点)
連結子会社:Precision System Science USA, Inc.(米国) Precision System Science Europe GmbH(ドイツ) ユニバーサル・バイオ・リサーチ(株) エヌピーエス株式会社(秋田県大館市)
品質管理:ISO9001、ISO13485 取得
株式市場:東京証券取引所グロース(コード番号:7707)
以上
プレスリリース提供:PR TIMES