プレスリリース
2021年11月29日から、サンゴ礁科学を柱に学術分野、地域、社会において人と地球環境からより良い未来を創造する人材を育てる教育プログラムの第一期生の募集を開始。
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喜界島サンゴ礁科学研究所(鹿児島県喜界町 理事長:渡邊剛)は、2021年11月29日から、「100年後に残す」をミッションとして、サンゴ礁科学を柱に、学術分野、地域、社会において人と地球環境のあり方を考え、より良い未来を想像する人材を育成する実践型の教育プログラムを提供する、「KIKAI college(キカイカレッジ)」の募集を開始しました。
喜界島サンゴ礁科学研究所は、国際的にも稀少な隆起サンゴ礁から成り立つ喜界島を拠点とし、海洋・地質、およびそれに関わる調査研究を行い、自然科学の発展を普及を目的に活動をしています。このたび設立したKIKAI collegeでは、本科、専科、特科の3つのコースがあり、サンゴ礁研究の聖地と呼ばれるフィールド喜界島を拠点にフィールドワークを行うほか、地球環境科学、サイエンスコミュニケーション、地方創生、アート・デザインなどのプログラムを、各コースごとのカリキュラムで提供をしています(講義は全てオンライン受講可)。
人と地球環境のあり方をサンゴ礁から学び、実践することにより、多様性の高いチームを形成し、マネジメントできる能力を持つ次世代のグローバルリーダーの輩出を目指しています。
喜界島サンゴ礁科学研究所所長の山崎敦子は、開講にあたり以下のようにコメントをしています。
「私たちサンゴ礁研究者は、世界でも稀に見る化石サンゴ礁でできた喜界島に研究所を設立し、美しいサンゴの海とそこで生まれた自然や文化、そして社会を見つめて来ました。この美しい自然と人々の暮らしを残していきたい、そして私たちの研究も将来へとつながっていくように「100年後に残す」という目標を立てました。この小さな島、喜界島は地球のモデルです。この島で起きている問題は、世界のどこでも起きているでしょう。私たちは、KIKAI collegeで学んだことをみなさんが世界中の地域で取り組んだら、地球の未来を変えられると思っています。みなさんが100年後に残したい未来を一緒に考えていきましょう。」
KIKAI Collegeでは、地球環境やサンゴ礁、そして私たち人類について研究をしたい方、地域課題解決や地域活性化に取り組みたい方、環境保全や教育に取り組むための実績を積みたい方に対し、喜界島をはじめとする奄美群島や世界中のサンゴ礁地域を対象に活動の機会を提供しています。
KIKAI collegeの各コースの修了後は、喜界島サンゴ礁科学研究所をはじめとして、それぞれの分野や、世界中の地域で、KIKAI Collegeで学んだことを活かしながら活躍することが期待されます。
現在、KIKAI collegeでは第1期受講生を募集しています。受講を検討している方への体験レッスンや、奨学金などの制度もご用意しています。ぜひ、KIKAI college特設サイトから詳細をご覧ください。
ウェブサイト:https://college.kikaireefs.org/
KIKAI college募集要項
■対象:大学生・大学院生・社会人
■募集定員:本科10名、専科5名、特科5名
■受講方法:
講義は喜界島サンゴ礁科学研究所、またはオンラインで受講できます。
ただし、実習は喜界島サンゴ礁科学研究所で行うため、オンラインでは受講できません。
喜界島サンゴ礁科学研究所で受講される方は、実習やフィールドワーク以外でも研究所の設備を使用することができます。
※オンラインで受講される際、インターネットに接続可能なパソコン、タブレットが必要です。
■応募期間:
受講生の募集は4半期ごとに、下記のとおり行ないます。
2022年1月入学 2021 年 11月 29日 (月)〜 12月 10日(金)<正午締切>
2022年4月入学 2022 年 2月 28日 (月)〜 3月 11日(金)<正午締切>
2022年7月入学 2022 年 5月 30日 (月)〜 6月 10日(金)<正午締切>
■プログラムスケジュール
KIKAIカレッジは感じる・見つける・伝える・残す の4つのプログラムからなり、この4つのプログラムを総合的に習得することを目指します。各プログラムに分類される科目以上には1つのプロジェクトが属しており、プロジェクトは喜界島サンゴ礁科学研究所の事業と結びついています。受講生はプロジェクトの実践を積み重ねることにより、プロジェクトの立案から実施までの過程を習得します。
プレスリリース提供:PR TIMES