プレスリリース
「日本、アジアにおけるケージフリー卵生産と調達のビジネス機会とベストプラクティス―持続可能な未来に向けて―」(11月9日開催)グローバルフードパートナーズ・東海大学共催ウェビナー
株式会社グローバルフードパートナーズ(CEO:Elissa Lane、所在地:シンガポール)と東海大学は、鶏卵産業、生産者と食品企業を対象にケージフリー生産と調達の好事例に関するウェビナーを行います。
本イベントには鶏のウェルフェアに配慮したケージフリー生産分野について一流の専門家達が一堂に会します。エイビアリー鶏舎運用10年以上の経験をもつ株式会社ナチュラファームの一柳憲隆様、グローバルフードパートナーズの主任畜産学者ケイト・ハッチャー博士、東海大学農学部応用動物科学科長であり、日本におけるアニマルウェルフェア分野の先駆者のひとり、伊藤秀一教授にご登壇頂きます。グローバルフードパートナーズの日本人スタッフである綿引周もプレゼンテーションを行います。科学的根拠に基づいた、ケージフリー生産、そして日本、アジアの最新動向についてもお伝えします。
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イベントサイト(申込み): https://globalfoodpartners.com/ja/projects/tokai-gfp-2023
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ユニリーバ、ネスレ、マリオットなど数多くのグローバルな大手食品企業が、日本も含むアジア地域で2025年までにケージフリー卵のみの調達に切替えることを宣言しています。その多くはすでにケージフリー卵を調達できるサプライチェーンへの移行を開始していますが、価格の高さや入手の困難さなどの課題に直面しています。切り替えの期限が迫る今、食品企業はその地域の事情に則した、費用対効果の高いソリューションを探し求めています。
高まるケージフリー卵の需要に応えて、生産者もケージフリー卵の生産を始めようとしています。しかし企業のバイヤーと同様に、日本やアジアの多くの農家もケージフリー生産への移行に伴う課題に直面し、技術的な支援や訓練の必要性を訴えています。
適切なサポートがあれば、生産や調達にかかわる困難を克服し、生産者は収益性の高い生産を実現しながら、食品企業は自社のケージフリーコミットメントを達成することが可能です。今回のイベントでは、日本と気候風土が似通ったアジアの国々や地域の事例も踏まえながら、それがいかにして可能なのかを説明いたします。
当日は、東海大学農学部応用動物科学科・学科長、伊藤秀一教授をお招きして、日本のアニマルウェルフェアを取り巻く状況についてお話しいただきます。ケージフリー卵生産と家禽福祉の専門家であるグローバルフードパートナーズの主任畜産学者ケイト・ハッチャー博士には、ケージフリーシステムの導入に関する日本の鶏卵生産者の見方や、ケージフリー卵生産への移行に際して生産者が求める支援についての調査結果もご紹介いただきます。アジアで初めてケージフリー・エイビアリーシステムを導入し、現在もケージフリー卵の生産を続けているナチュラファームの一柳氏には、同氏が経験した課題とその克服方法をお話しいただきます。グローバルフードパートナーズからは、日本人スタッフである綿引がプレゼンテーションを行います。ケージフリー目標の達成に向けた取り組みを進めている鶏卵生産者や食品企業に当社が提供する支援内容をご紹介いたします。
<開催概要>
■開催日時:2023年11月9日(土) 13:00-15:00(予定)
(要事前登録:11月7日迄)
■開催方式:オンライン
■参加費:無料(要事前登録)
■参加方法:下記登録フォームからご登録ください。
登録フォームURL: https://gfp.qrd.by/towards-a-sustanable-future-japan-2023-pr
■言 語:日本語(全セッション日英同時通訳付)
<こんな方に特におすすめ>
・鶏卵生産者、鶏卵加工業者 、鶏卵流通業者
・食品企業、ホスピタリティ企業(ホテルや旅館、飲食・レストラン関係企業)
・鶏卵生産者団体
・獣医師
・学術関係者
・動物科学/獣医学生
・政府関係者
詳細は公式サイト: https://globalfoodpartners.com/ja/projects/tokai-gfp-2023
<講演者の紹介>
■ 伊藤秀一教授(東海大学動物科学科 ・学科長)
伊藤秀一博士は修士・博士課程を通じて採卵鶏を研究しました。博士号取得後は、ポスドク研究員として、農林水産省に関連する研究機関(農研機構)で5年間働いた後、現在は東海大学にて、産業動物や動物園動物のアニマルウェルフェアの問題に取り組まれています。2019年には、エディンバラ大学の動物行動福祉部門(Animal Behavior and Welfare team: SRUC)で研究を行われています。2022年には、アニマルウェルフェアの分野で指導的立場にいる他の研究者の方々と共に、国内最新のアニマルウェルフェアの教科書『動物福祉学』(昭和堂、2022年)を共著者として上梓されています。
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■一柳憲隆氏(株式会社ナチュラファーム代表取締役)
株式会社ナチュラファーム(旧社名:有限会社丸一養鶏場、URL: http://maru1.com/)代表取締役。2006年、アジアで初めて立体型の平飼い鶏舎「エイビアリー」を導入し2021年には3頭目のエイビアリー鶏舎を新設し、現在は約3万羽を飼育されています。現在も約15万羽をケージシステムで飼育し、両飼育方式の良い面と悪い面を熟知しながら、ケージフリー卵生産の拡大を着実に成功させてこられました。
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■ケイト・ハッチャー博士(グローバルフードパートナーズの主任畜産学者&クィーンズランド大学名誉特別研究員 (Honorary Research Fellow) )
ケイト・ハッチャー博士はグローバルフードパートナーズの主任畜産学者でり、クイーンズランド大学の兼任講師でもあります。採卵鶏の行動とアニマルウェルフェアに関する博士号、畜産学の名誉学位を持ち、農場検査や基準設定など家畜のウェルフェア分野で10年の経験を有します。
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■綿引周(グローバルフードパートナーズ、プログラムアソシエイト(日本))
綿引はグローバルフードパートナーズの日本における活動を指揮し、日本におけるケージフリー卵のコミットメント実現のために大手食品企業やホスピタリティ企業と協力してきました。またグローバルフードパートナーズでは、サイエンス&エクステンションチームをサポートし、ケージフリー卵生産の最良の実践への移行を目指す卵生産者や、その他の主要な業界関係者と協力して、日本における持続可能なケージフリーエコシステムを構築しています。綿引は東北大学で哲学の博士号を取得ています。
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<主催者の紹介>
■東海大学について
東海大学は、日本全国のキャンパスに23学部62学科・専攻を擁する総合大学です。深い専門性や複眼的な視野を育む教育を実践し、柔軟かつ特色ある学びを提供しています。今回の協定において中心的な役割を果たしている農学部は、熊本県にキャンパスがあり、食の重要性と生命の尊さ、そして人類の未来を考えています。農学科、動物科学科、食生命科学科の3学科を設置し、多様な生物と共存する未来を築くための先端的な研究と、未来を担う人材の育成を行っています。また、2023年度より新キャンパス(阿蘇くまもと臨空キャンパス)での研究・教育がスタートしています。
URL: https://www.u-tokai.ac.jp/
■グローバルフードパートナーズについて
グローバルフードパートナーズはシンガポールを拠点に、アジア地域のケージフリー卵生産・調達を支援するとするコンサルティング会社です。食品企業や鶏卵生産者と協働して、より高水準のウェルフェアを実現したケージフリー卵の調達・生産方法への移行をアジアで成功させることを使命としています。これまでに、サイエンス・アンド・エクステンションチームは70以上の生産者と協働して、ケージフリーシステムの導入と最適化を支援してきました。また、コンパスグループやユニリーバ、ハイアット、マリオット、ソデクソ、クラブメッドなどの食品業界の大手企業を50年以上の支援してきた実績があります。
企業URL: https://globalfoodpartners.com/ja/
フェイスブックページ(日本語):https://gfp.qrd.by/press-release-20230929
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