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認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)

世界結核デーに伝えたい子どもワクチン支援の必要性

(PR TIMES) 2022年03月24日(木)20時15分配信 PR TIMES

16年ぶりに増加した世界の結核死亡者数を減らしたい

結核は、日本における主要な感染症の一つで、毎年1万人以上の感染者が報告されています。世界でも約150万人の人々が毎年、命を落としており、2020年度の世界の結核による死亡者数は16年ぶりに増加に転じてしまいました。「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(東京都港区、以下JCV)は、3月24日の世界結核デーに際し、世界の結核の感染状況とその予防となるワクチンを途上国に支援することの重要性についてお伝えいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/7754/9/resize/d7754-9-c6f6ca729aa226854694-0.jpg ]



【結核とは】


結核菌の感染によって発症する病気です。この菌を含んだ飛沫を吸い込むことによって感染が広がります。
菌は主に肺の内部で増殖し、咳、痰、発熱等、感染初期には風邪のような症状が見られます。しかし、進行すると感染した組織が融けて空洞が生じます。菌はこの空洞内で増殖してリンパ流や血流によって肺の他の組織や全身の臓器に運ばれ、最終的には肺の大部分の組織が破壊されることによる呼吸困難や臓器不全を引き起こします。
また、リンパ節、骨、脳など肺以外の臓器が冒されることもあり、「るいれき」、「脊椎カリエス」、「髄膜炎」などを引き起こします。


【16年ぶりに増加した結核死亡者】


WHOの「Global tuberculosis report 2021」によると、2019年と比べ、2020年の世界の結核の新規感染者数は約18%(約130万人)減少しましたが、死者数は16年ぶりに増加に転じてしまいました。新型コロナウイルスの蔓延による医療崩壊や受診控えなどによる影響を受けたということです。また、WHOは同じ文書において、中国、ブラジル、ミャンマーなど16か国の国別モデルを基に、結核の発生率と死亡率は2021年〜2022年にかけて悪化するだろうと予想しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/7754/9/resize/d7754-9-4479816bfca8c96952e2-1.png ]



【ワクチンを接種することの重要性とJCVの活動】


結核の予防には、BCGワクチンの接種が非常に有効です。生後1歳までに接種することにより、発症は約50〜75%、重篤な髄膜炎や全身性の結核は60〜80%程度、罹患するリスクを減らすことができます。子どもは免疫力が弱いため、結核菌に感染すると重篤な症状に陥る可能性も高いため、予防のためにBCGワクチンを接種することが非常に重要です。
医療体制が不十分な開発途上国では、ワクチンは子どもたちの命を守るために特に大きな効果を発揮します。しかし、自国でワクチンを賄えない多くの国の子どもたちが、支援を必要としています。JCV は2021年度、常時支援国であるブータンに100,000人分、バヌアツに92,000人分のBCGワクチンを贈りました。


【子どもワクチン支援への参加方法】


私どもJCVは、皆さまから寄せられたご寄付をワクチンや関連機器に換え、UNICEFと連携して開発途上国に贈り、子どもたちを結核などの感染症から守る活動「子どもワクチン支援」を行なっています。
支援の方法は様々です(下記ご参照)。今でも世界中で結核で失われている多くの命を救うために、皆さまのあたたかいご協力をお願いいたします。

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/7754/table/9_1_90576d20085f432be3c101a8e6a4bb85.jpg ]




【団体概要】


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/7754/table/9_2_4c960fd3d89409fcb4450f1783ed5e84.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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