• トップ
  • リリース
  • NECプラットフォームズ、通信事業者向け基地局や衛星搭載機器など生産する福島事業所が設立50周年

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

NECプラットフォームズ株式会社

NECプラットフォームズ、通信事業者向け基地局や衛星搭載機器など生産する福島事業所が設立50周年

(PR TIMES) 2023年12月19日(火)12時15分配信 PR TIMES

先進技術の実証工場として、ものづくりDXをけん引

NECプラットフォームズ福島事業所は、本日12月19日に設立50周年を迎えました。
福島事業所は通信事業者向け基地局装置や基地局間通信のための無線通信機器、衛星搭載機器、放送事業者向け映像機器など生活に密接した幅広い製品の開発・生産を担っています。無人搬送車(以下AGV、注1)による階層を跨いだ輸送やRFIDベクトル検知ゲート(注2)の導入検証など弛まぬ革新活動を通じたDX化を推進しており、選ばれる生産現場・ものづくりを目指しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-b1f01c2ea1401e979f5afa01a614ae33-350x197.jpg ]

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-4cce9b7ca98e107df7c0e15e2032b0ab-307x236.jpg ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-2f78c082f8a47ad985c0deed8943190e-193x232.jpg ]

福島事業所について


NECプラットフォームズ福島事業所の前身である福島日本電気株式会社は、日本電気株式会社(以下NEC)の生産分身会社として1973年12月19日に設立されました。設立直後オイルショックに見舞われ、操業は5年後の1978年に開始しています。当時約100名の従業員で、海外向けマイクロ波通信(注3)装置用パネルの生産から始まり、さまざまな通信機器の生産を通じ高度情報化社会のインフラ形成に貢献してきました。

50年の歴史の中で多種多様な技術を磨き、高い品質が求められる衛星搭載機器においては、緻密な手作業で仕上げる匠の技で部品と配線の高密度化を実現し、世界20か国以上の人工衛星での採用実績があります。また映像機器では大電力増幅・合成・切替の技術を保有し、多数の放送事業者に採用されたデジタルTV送信機が東京スカイツリーで稼働しています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-837e1e1a1a104966f7fa60e41663cc69-289x216.jpg ]

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-3f7951b9ab4f68e837fce336fcd3c519-549x430.png ]


福島事業所の特長


現在福島事業所は、先端技術の実証工場に位置づけており、NECプラットフォームズ全体のものづくりのDX化を推進しています。

具体的には、部品・部材搬送の自働化・効率化を目指し、他拠点に先駆けてAGVを2019年に導入しました。他にも生産過程において不具合流出を防ぐ仕組みとして、安価なWEBカメラを活用して画像判定が可能な自働外観検査機を開発し、作業者のスキルに依存した目視検査からの脱却を図っています。AGV、自働外観検査機など福島事業所で蓄積した実績やノウハウは当社の他工場へ横展開し、NECプラットフォームズ全体のものづくり力の底上げに寄与していきます。
またNECの先端技術の実証にも協力しており、直近では量子コンピューティング技術により大規模な組合せ最適化問題の超高速処理を実現するNEC Vector Annealingサービス(注4)を活用した生産計画立案システムの実用化に貢献しました。本システムは、生産設備の稼働率15%向上と、生産計画立案の工数90%削減の効果が見込めることから、電子部品をプリント基板に実装する表面実装工程(SMT工程)において、2023年3月より福島、白石、大月、掛川の4事業所で本格導入しています。

弛まぬ革新活動を進めており、現在は更なる部品・部材搬送の自働化・効率化を実現するため、エレベータを連動させAGVによる階層を跨いだ輸送や通過する物品・方向が把握できるRFIDベクトル検知ゲート導入の検証を進めています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-bb34dde93a7e457fef44ec4676f08bfc-246x186.jpg ]

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127290/8/127290-8-cb3a330138c635b0b952ab96b3008067-2422x2700.jpg ]

NECプラットフォームズは、あらゆるデータやシステムを連携させたスマートファクトリーを目指しており、ものづくりを通じて安全・安心・効率・公平な社会価値を創造し、人びとが豊かさや生きがいを感じられるような社会の実現に貢献していきます。

以上

福島事業所の概要


操業開始:1978年4月
所在地:福島県福島市清水町字一本松1-1
敷地面積:76,042m2
生産品目:携帯電話の基地局装置や通信機器、衛星搭載機器、TV送信機など

主な変遷


1973年 福島日本電気株式会社設立
1978年 操業開始
1992年 ISO9001認証取得
1997年 ISO14000認証取得
2000年 NECワイヤレスネットワークス株式会社に社名変更
2006年 ISO27001認証取得
2011年 NECワイヤレスネットワークス、NEC東北、NECアンテンの3社を統合し、NECネットワークプロダクツ株式会社に社名変更
2017年 NECグループ横断のハードウェア開発・生産会社として再編・統合したNECプラットフォームズに社名変更

外部表彰の経歴


■GOOD FACTORY賞
2016年に一般社団法人 日本能率協会(JMA)が主催するGOOD FACTORY賞(注5)において、ファクトリーマネジメント賞を受賞。
長年、工場起点の生産革新活動を長年取り組んでおり、本受賞は、工場革新を継続的に実践するシステムを構築し、経営直結の革新活動を推進する工場運営を行っている点が認められました。

■宇宙航空分野における安全・ミッション保証功労賞
2022年に国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)より「宇宙航空分野における安全・ミッション保証功労賞」を受賞。本賞は、JAXAの宇宙航空分野のミッションの遂行において、安全確保やミッション保証業務に顕著な功績や貢献があった組織及び個人に授与される賞です。
福島事業所では卓越技能者による匠の技術を保有しており、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトにおいて、NECスペーステクノロジー株式会社が開発するロケット搭載機器や衛星搭載機器とその構成品の設計および生産を担い、高い生産技術と品質により製品のQCDに大きく寄与したことが評価されました。

地域社会との繋がり


福島市教育委員会と共に宇宙をテーマにした小学生向け体験型講座の開催や、近隣中学校の職業体験受入、職場献血、工場周辺の清掃活動など地域社会の一員として各種の活動を行っています。

(注1) Automatic Guided Vehicle:無人搬送車の略称。事前に定められたルートを周回し、物を搬送するロボットを指す。
(注2)RFID(Radio Frequency Identification:近距離の無線通信)を用いて、専用タグを付けた物品と通過する方向を検知できるゲート。専用タグをつけた物品をAGVに積載し、製造現場における入出庫作業、工程管理、位置管理などの省人化・効率化を目指す。
(注3)電波の一種で、電波の周波数による分類において短い波長域のもの。テレビやスマートフォン、カーナビのGPSなどの機器で活用されている。
(注4) NEC Vector Annealingサービスについて
https://jpn.nec.com/nec-vector-annealing-service/index.html
(注5)一般財団法人日本能率協会 「GOOD FACTORY賞」について
http://jma-goodfactory.com/

※「GOOD FACTORY賞」は、一般財団法人日本能率協会の登録商標です。
※その他記載されている商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。


<本件のお問い合わせ先>
NECプラットフォームズ 経営企画部
E-Mail: koho@necpf.jp.nec.com



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る