プレスリリース
〜「20代ビジネスパーソンの『上昇志向』に対する意識調査」〜
社会人教育ベンチャーの株式会社EdWorks(本社:東京都新宿区、代表:首藤 啓成)は、2024年1月に201名の20代ビジネスパーソンに対し、昇進と成長意欲に対する意識の相関について調査しました。その結果、昇進に意欲的な人は、75%が上司や先輩から成長の糧となるアドバイスをもらえていると回答したのに対し、昇進に意欲的でない人は27%に留まる結果となりました。
調査の背景
リモートワークが普及し、プライベートに充てられる時間が増えた一方、上司や先輩から教わることのできる機会が減ったと言われています。これからの成長が期待される20代における昇進への意欲の違いが、プライベート時間を学習に充てる姿勢、会社から得られる支援の捉え方にどのような違いをもたらしているのかを調査しました。
会社/組織で昇進したいのは4割
20代の若手ビジネスパーソンに対し、会社/組織で昇進したいと思うか尋ねたところ、4割が「とてもそう思う」または「それなりに思う」と回答しました。反対に、「どちらでもない」「あまり思わない」「まったく思わない」と回答したのは6割でした。
本調査では前者を昇進に意欲的なグループ、後者を昇進に意欲的でないグループに分け、自己投資の考え方や、自己成長につなげる意識の持ち方に違いがあるのか分析しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117192/8/117192-8-c24e37baaca6cd0936988ea371ded8aa-486x228.png ]
昇進に意欲的なグループの6割はプライベートの時間を惜しまず、人からの助言を成長の糧とする
昇進するために必要なスキルを得るために、プライベートの時間を充てて学習したいと思うかの質問については、全体では3割がとても思う、またはそれなりに思うと回答しました。これを昇進に意欲的なグループ、意欲的でないグループ、それぞれで集計したところ、昇進に意欲的なグループはプライベートの時間を学習に充てたいと思う割合が63.8%に対して、昇進に意欲的でないグループはわずか16.1%でした。上昇志向の人はプライベートの時間を費やすことにも積極的である姿勢が読み取れます。(左図)
また、上司や先輩から成長の糧となるアドバイスはもらえているかの質問についても、同様に昇進への意欲に応じて違いが見られました。昇進に意欲的なグループの75.1%がとてももらえている、またはそれなりにもらえていると回答しました。対して、昇進に意欲的でないグループは27.1%と、この質問においても連動するように開きがあることがわかりました。(右図)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117192/8/117192-8-33f452e086ea37d57d4ca9e72ce1303c-872x237.png ]
昇進に意欲的なグループの5割は成長に焦りを感じ、7割は周りの昇進を気にしている
自己の成長に関する不安や焦りに関しては、昇進に意欲的でないグループは26.3%に対し、昇進に意欲的なグループは53.8%と不安や焦りを感じている人の割合が高い結果となりました。上司や先輩からアドバイスをもらっていても、不安や焦りは払拭しきれないことが両結果から読み取れます。(左図)
同僚や友人の給料や昇格の状況は気になるか尋ねたところ、昇進に意欲的なグループの72.5%がとても、またはそれなりに気にしていることが明らかとなりました。昇進に意欲的でないグループは23.7%と低く、意欲的なグループはそうでないグループに比べて約3倍の人が気にしている結果となりました。(右図)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117192/8/117192-8-3233b7ef57866c9efd1fb00471132057-872x236.png ]
まとめ
昇進やそれに準ずる目標がある人は、達成に向けて意識が働くことが調査結果からわかりました。到達したい地点に対して現在の自分はまだ未熟だという認識から不安や焦りが生まれ、自身のレベルを上げようと上司や先輩からの言葉を成長の糧として受け止める姿勢が見て取れます。しかし、プライベートの時間を費やそうと思う割合が高いことから、業務中に受けられる支援だけでは十分ではないと感じているのかもしれません。昇進意欲のある人の成長を促す施策として、企業は業務中の学びや経験を増やす工夫、また業務時間外の当人の努力を支援する工夫が後押しになり得ると言えそうです。
昇進を目標としていない人の傾向として、コーチャビリティが低い(他社からのアドバイス、フィードバックを受け入れる力が低い)ことが結果から推察されます。昇進とは異なる方向のステップアップの道筋を用意するなど、制度面も含めた当人が成長を志向できる仕組みづくりが当人の意識を変え、組織の成長に寄与するでしょう。
■アンケート概要
サンプル数:201名
調査期間:2024年1月5日 調査方法:インターネットリサーチ
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合があります
調査データはこちら:https://ed-works.co.jp/research/20240105
株式会社EdWorksについて
「社会人教育をアップデートし、人から企業の競争力を強化する」を目標に、企業の人事、管理職に伴奏し、3ヶ月で社員のパフォーマンスを上げるプロジェクト型の人材育成を行っています。
代表取締役社長 :首藤啓成
設立 :2022年9月
本社所在地 :東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
事業内容 :社会人向けの人材教育サービスの提供
問合せ :https://ed-works.co.jp/inquiry
URL :https://ed-works.co.jp
代表者経歴 :早稲田大学政治経済学部在学中から大手学習塾2社で中学・高校受験の生徒を500人以上指導。卒業後、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)に入社し、秋田支店勤務を経て、経営企画、アライアンス等を担当。2014年より株式会社コンカー(SAP Concur)にて事業開発を担当。50社以上の企業とのパートナーシップを立ち上げ、マネージャーとして育成・指導にも係る。2,000人以上のビジネスパーソンと協働した経験からソフトスキルの重要性を認識し、ソフトスキルに特化した人材教育サービスを提供する株式会社EdWorksを設立。
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