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米国で海藻テックを展開するCashi Cake inc.、プレシリーズA 1stで5.5億円調達。あわせて地方独立行政法人鳥取県産業技術センターと世界初海藻で高アルコール飲料を包む技術の共同特許を申請

(PR TIMES) 2023年11月23日(木)12時15分配信 PR TIMES

〜脱プラスチックとグローバル×地方創生の新しいビジネスモデルを発表〜

ロサンゼルスで和菓子D2C「MISAKY.TOKYO(ミサキ・トウキョウ)」、海藻機能性飲料「OoMee(うーみー)」を筆頭に、海藻を使ったフードテック事業を展開するCashi Cake inc. (本社:カリフォルニア州ロサンゼルス、CEO :三木 アリッサ)は、2023年9月に三菱食品株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社他、VC、個人投資家などからプレシリーズA 1stとして$3.7M(約5.5億円)、累計調達金額5.6M(約8.3億円)の資金調達を実施したことを報告します。また、地方独立行政法人鳥取県産業技術センターと、海藻を使った高濃度アルコールを包む技術を開発し特許を申請したことを併せて報告いたします。地方に眠った技術を掘り起こし、グローバルに販路を開拓する事で地方創生に貢献することを目指します。
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■資金調達の背景と目的
 今回のシリーズA1stでは、事業拡大を狙った戦略的資金調達を行いました。「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」をパーパス(存在意義)に掲げる食品卸大手の三菱食品株式会社を筆頭に、地方の優良企業を掘り起こす人脈開拓のために三井住友海上キャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社に参画いただきました。調達した資金は、和菓子ブランドMISAKY.TOKYOと機能性飲料ブランドOoMeeの事業拡大に伴う採用費および人件費、機能性海藻パウダーや特許の販売を行うB2B事業のそれぞれの商品開発と新しい特許の開発にあてられます。その特許開発の一例として、(地独)鳥取県産業技術センターと今回特許を申請しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95881/8/95881-8-7f32d82414850506d6b59a7372188c62-3900x2042.png ]

■投資家一覧
プレシリーズA 1st投資家
・三菱食品株式会社
・三井住友海上キャピタル株式会社
・SMBCベンチャーキャピタル株式会社
・山本 正喜氏 Chatwork 代表取締役CEO
・高間 慎一氏 エンジェル投資家
・森 和孝氏 One Aisa Lawyers 国際弁護士
・金子 裕氏 適格機関投資家
・三宅 裕之氏 シナジープラス株式会社 代表取締役

新たに情報公開となったシード投資家
・株式会社ユーグレナ

■投資家からのコメント
・三菱食品株式会社 執行役員 トレーディング本部長 金子 昇氏
 「日本文化を世界に」をミッションとして掲げるCashi Cakeは、「日本食文化の輸出」を海外事業の中心に据える弊社と同じ想いを共有できる企業であり、三木CEOの強い信念と行動力に共感し、このたび出資を決定いたしました。国内人口が縮小していく中で、日本の伝統技術や文化を伝え残していくために、日本を飛び出し世界中に定着させる活動を精力的に行っておられる同社の企業姿勢に深く敬意を表し、同社の更なる飛躍のために弊社も支援してまいります。

・三井住友海上キャピタル株式会社 投資開発部マネージャー 島崎 卓也氏 
 アリッサさんの内から溢れ出る圧倒的なエネルギーに魅力を感じ、投資させて頂きました。日本食文化の伝道師として、世界に大きな風穴を開ける起業家になると信じています。

・SMBCベンチャーキャピタル株式会社 次長 飯塚 航氏
 この度、米国にて海藻を活かしたビジネスを展開しているCashi Cake社に投資家として参画させて頂きました。海藻は健康食品として高い機能性を有しますが大量製造、製品化が技術的に困難です。Cashi Cakeは独自の技術と強力なパートナー企業と連携することで製品化に成功しました。代表の三木アリッサさんは日本の文化を世界に広めたいという熱い気持ちを持ち、高い実行力で世界の人々に日本の良さを広げてくれることに期待しています。今後もCashi Cakeの挑戦を全力で応援していきたいと思っております。

・株式会社ユーグレナ 取締役代表執行役員 CEO 永田 暁彦氏
 当社は微細藻類ユーグレナの大量培養技術をコア技術として、食品、化粧品、バイオ燃料等を通して人々の健康と地球環境の解決を目指して事業展開を進めております。海藻という藻類を使ったフードテック事業を展開するCashi Cakeの取り組みに大変共感しております。当社としては、Cashi Cakeと共同商品開発等での協業を進め、社会課題の解決へ向けてともに取り組みを進めていきたいと考えております。

■鳥取県、(地独)鳥取県産業技術センターとの連携の背景について
 本連携の背景には、世界的な海藻テックのニーズの高まりがあります。米国では環境問題や健康への意識の高まりによりビーガン、グルテンフリー、プレバイオティクス(腸内環境改善)のマーケットが急速に拡大しています。とくにプレバイオティクス(腸内環境改善)は市場規模が2028年には約10兆円を突破し、2021年から2028年までのCAGR(年平均成長率)が6.81%にも上ると見込まれる、TAM(獲得可能な最大市場規模)と潜在成長率が高い分野です。

 海藻をはじめとするブルーカーボン(海洋生物によって吸収された炭素)は地球上の約30%の二酸化炭素を吸収すると言われています。食用の海藻を増やし、定期的な収穫をすることで二酸化炭素の吸収力が復活しますが、この観点からまさに「食べることで地球環境が良くなる」食材です。それによって、SDGsの文脈でも注目を集めています。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95881/8/95881-8-91414ecd794d85919093ba0dd66310cc-1440x1800.jpg ]


■特許内容の詳細
 海藻から作り出した膜で醤油を包む技術を持っている鳥取県産業技術センターの技術を応用し、弊社と共同で高濃度アルコールを包み込む技術を開発することで、どんな素材にも対応可能なプラスチック代替品を提供することが可能になります。従来、海藻に含まれる食物繊維で高濃度アルコールを包み込むカプセル化は困難でしたが、今回開発をした技術により、高アルコール(テキーラ、ジン、ウィスキー、日本酒など)や低pH液体(オレンジジュースなど)を自由な形や大きさに包むことがができるようになりました。口の中で噛んだ時の膜が弾ける新食感を楽しんで頂くと共に、食べられる容器を提供することで、従来プラスチックを使用していたジュース類の容器の脱プラスチックに貢献することが可能になります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95881/8/95881-8-584e20c7514ea030e7991ed0b5c1c240-724x363.png ]


■本取り組みの目的と今後の展望について
 前回の静岡県、静岡県MaOI機構とのアライアンスに続き地方創生の新しいビジネスモデル第2弾として、今回の取り組みを実施いたしました。地方創生における外貨獲得は現在、外国人旅行客を受け入れる方法しか基本的に存在せず、新規顧客を取り続ける不安定なビジネスをせざるを得ません。また、多くの地方自治体や地方企業が自ら海外にビジネスを展開することは金銭的にもリソース的にも現実的ではありません。その点、アメリカをベースとする弊社と特許を共同申請し、弊社の海外ビジネスを通じた売り上げ獲得で安定した外貨獲得が可能になると信じています。地方から世界へ挑戦ができる、そして地方創成を可能にする新しい形のビジネスモデルを創り出していくスタートアップ企業を目指してこれからも積極的に取り組んでまいります。

■地方独立合成法人 鳥取県産業技術センター 理事長 高橋紀子氏からのコメント
 当センターは、「鳥取県内企業の技術力向上や高収益化、県内産業の発展につながる質の高い技術支援」を目指し、“SDGs・カーボンニュートラルに向けた取組”を活動の大方針として運営しております。この度、Cashi Cake inc.三木CEOに当センターのカプセル化技術に着目していただき、“海藻を用いた液体食品の大型カプセル化技術” の共同開発に至ったことを大変うれしく思います。この共創により、本技術の海外での展開が期待できるだけでなく、本県企業の海外進出の促進にも繋がるものと考えております。“日本の良さ”を海外に発信するCashi Cake inc.の益々のご発展を期待しております。

■地方独立行政法人 鳥取県産業技術センターとは
 鳥取県内の産業活力の強化を図る為に鳥取県が 2007 年に設立した地方独立行政法人。大学・高専や関係する産業支援機関などと協力して産学官の連携を図りながら、産業技術に関する試験研究やその成果の普及を推進し、ものづくり分野における技術支援・相談、試験分析、研究開発、人材育成を展開しています。

■弊社代表三木アリッサからのコメント
 日本人初グローバルで成功するスタートアップとして多くの方々に信頼頂き、この様な形でシリーズA 1stをクローズできたことを大変嬉しく思います。
日本には世界が驚く技術が沢山眠っています。日本人として当たり前の素材である海藻を通じて世界の医療問題、地球温暖化問題を解決しながら、日本の地方創生にお役立てできるようこれからも邁進してまいります。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95881/8/95881-8-7cceba41f77d00971051f8b47f4c0ec4-3900x2926.jpg ]

■Cashi Cake inc.とは
 Cashi Cake inc.は、「日本文化を世界に」をミッションに、海藻を加工する技術を用いて、ハイエンドな和菓子ブランド「MISAKY.TOKYO」、機能性飲料ブランド「OoMee」をはじめとする海藻テック事業を展開しています。

 特に「MISAKY.TOKYO」ではこれまでに、アカデミー賞・エミー賞前夜祭でベンダーとして出店(全米30社しか選ばれないうちの1社、アジア人唯一)、1億9千万人超のフォロワーを持つセレブ"キム・カーダシアン"のフレグランスブランドKKWとのコラボ、アメリカ最大のフードマガジンBon appetite に掲載、ブランドアカウントのTikTokフォロワー140万人(累計動画再生回数6億5000万回)などを実現してきました。
 日本の価値あるものを世界に伝えながら、世界中の人々を健康に幸せにするだけでなく、地球環境問題の改善にも挑戦する、リーディングカンパニーになってまいります。

■会社概要
会社名    :Cashi Cake inc.
本社所在地  :2447 Pacific Coast Highway, 2nd Floor
      Hermosa Beach, California 90254 United States of America
代表者CEO  :三木 アリッサ
設立 :2019年9月 12日
事業内容 :和菓子ブランド「MISAKY.TOKYO(ミサキ・トウキョウ)」、機能性飲料「OoMee(ウーミー)」の運営、海藻を使った食品ブランドの開発、運営
Cashi Cake inc. 企業サイト :https://cashicake.com
Misaky.Tokyo ブランドサイト :https://misaky.tokyo/
OoMee ブランドサイト :https://oomee.life/

■本件のお問い合わせ先
メールアドレス:info@misaky.tokyo
担当者氏名 :川崎 真紀
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